みなさん、こんばんは。
風邪の方は少し良くなってきました。
今必死でバックアップ作業をしています。
一日にバックアップできる量が限られるので、どれくらい時間がかかるのか
見当もつきません。
バックアップしながら思ったのですが、なんていい本を紹介してきたんだろう、私!
と、自画自賛しております。
私の感想の記事は、全然進歩していませんが、選んだ本は本当に良かったなと思います。
そんな私の自己満足ですが、みなさんもよかったらお付き合いいただけませんか?
このブログにお立ち寄り頂いているみなさんは、いつごろからこのブログを
お読みいただけるようになったのでしょうか?
初期から読んでいるという方は、ほとんどいらっしゃらないんじゃないかと
思うので、よかったら是非スタートがどんな記事だったか読んでみませんか?
結構自分では、まじめに恐る恐る投稿していたと思います。
だんだん面の皮が熱くなってきたように思います。
そんな初々しいころの記事は以下になります。
長編になるので、よかったら時々お立ち寄り頂いて読んでいただければ幸いです。
なお、まったく編集していません。
日記を読む感覚で、読んでみてください。
それでは、以下アーカイブ記事
↓ ↓ ↓
プロフィール
ペンネーム:らん(RUN)
経歴:国立大学大学院卒業(経済学修士)、色々と寄り道を繰り返し思い描いていた進路から大きく外れてしまう。その経験が無駄ではなかったかもしれないし、そうだとしても無駄のない人生はつまらない。
現在:難関国家資格の取得を目指し、浪人中。将来は独立開業を目指している。
趣味:音楽・美術・インテリアの鑑賞
ブログを始めたきっかけ:
コンサル業を志しているため、問題解決法や思考法などの本を将来のために(受験勉強にも役立てようと)読み漁っていたところ、周りから本を選ぶセンスがいいと言われはじめ、おすすめの本を紹介してほしいと言われることが増えてきたので、私の本のセレクトがもっと人の役に立つことができたらいいなと、また自分の頭の整理も兼ねて立ち上げることにした。
本のジャンル:上記のとおり主に問題解決に役立ちそうな本や思考法に関する本を中心に紹介したい。また読書だけでなく、水回りの清掃と床掃除を毎朝のルーティーンに始めたところ、頭の整理にもつながり視界もひらけ、勉強も捗るなど日々その効果を実感しているので、機会があれば整理術に関する本も紹介したいと思う。
問題解決思考は、研究や仕事だけでなく、日々の些細な問題や課題解決にも役にたつと思う。
難しい本もあれば、子ども向けに書かれた読みやすい本も幅広く紹介していきたい。 このブログの読者が、これから紹介する本を通じて何か新しい発見や問題解決のヒントを見つけられたら幸いです。
<Hello,Design>
ブログ第一回目にご紹介する本は
石川俊祐 著 『HELLO, DESIGN – 日本人とデザイン』
(幻冬舎,2019年,1400円+税)
(このブログでは著作権に配慮して、表紙の写真は掲載いたしません。アマゾンなどでご参照ください)
「あれ、問題解決の本を紹介するんじゃないの?」と意外に思われる方もいらっしゃれば、察しのよい方はすぐにお気付きになられることでしょう。
書店ではあまり目にすることのない本ではないでしょうか?
私がこの本を手にしたのは、書店ではなく図書館でした。ビジネスコーナーではなく、アートやデザインに関するコーナーで偶然見つけました。(最近はビジネスコーナーに置かれています)。ひときわ鮮やかな黄色の表紙に、赤字で書かれたタイトルがとてもスタイリッシュに見えて、思わず手に取って読んでみると、それは「デザイン思考」について書かれた本だったのです。なぜDESIGN THINKING としなかったのか?この本を読み終わった後に納得しました。
皆さんは「デザイン思考」について、ご存知でしょうか?日本でも割と周知になってきていて、今さらだよね、と思われるかもしれませんが、一応私が調べた定義などもご紹介しておきます。
「デザイン思考とは、デザイナーがデザインを行う過程で用いる特有の認知的活動を指す言葉である」(ウイキぺディアより)
ハーバート・サイモン著『システムの科学』が起源とされるそうで、大枠としては
「トップデザイナーたちが実践している思考法を抽出し、理論化し、それぞれの仕事(企業経営や商品開発はもちろん、営業やマーケティングに至るまで)に転用することによって、
これまで誰も思い浮かばなかった、優れた答えを導き出す-。」(石川俊祐「HELLO, DESIGN」より抜粋)
手法のことだそうです。
デザイン思考といえば、IDEO(デザイン・コンサルティング・ファーム)について触れなければいけないのですが、ここでは割愛して,この記事の最後にIDEOに関する書籍を挙げるに留めます。
前置きが長くなりましたが、今回紹介する「HELLO, DESIGN」の魅力について紹介したいと思います。
著者である石川俊祐氏は、ロンドン芸術大学卒業後、パナソニックに入社、その後イギリスに戻りデザイン・イノベーション・会社PDDを経て、IDEO Tokyoの立ち上げに携わる。2017年にAny Tokyoを立ち上げたそうです。
デザイン思考に関する本は、今では書店でも多種多様なものが置かれるようになったのですが、私が初めてデザイン思考に関する本を読んだのは、Tom Kelly (IDEOのゼネラル・マネージャー)with Jonathan Littlemanの「イノベーションの達人!」という本でした。非常にセンセーショナル本で、これは素晴らしい、新しい発想だと思ったのですが、自分の乏しい想像力を駆使してどうにか読み終えたもの、残念ながら私の知能では消化不良でした。デザイン思考は、大変素晴らしい問題解決法なのはわかったが、では素人が一体どうやって実践できるのだろうか?結局のところ、IDEOのようなプロフェッショナルなコンサルティング会社に依頼するしかないのではないかというのが、当時の感想でした。
その後偶然見つけた、この「HELLO, DESIGN」は実に読みやすく、消化不良だったデザイン思考のことが、そういうことだったのかと腑に落ち、少しハードルが下がった気がしました。
デザイン思考に関する書籍が数多くある中で、本書の魅力はまず、著者である石川氏が経験豊富なデザイナーであることです。難しい理論が書かれているわけではなく、デザイナーの目線でありながら、非クリエイティブな読者にもわかりやすく書かれていて、自分がその場面に同席していたらどんな提案をするだろう、などと想像しながらどんどん引き込まれていき、なるほどそういう解決策か!お見事!!と思わず感動してしまうのです。
「デザイン思考」という言葉を初めて知った方はもちろん、すでに何冊か本を読まれた方も、この本をお勧めしたいと思います。わかったような気がしても、いざ実践しようとしてもハードルが高い、でもこの本をきっかけに私もちょっとしたデザイン思考を試して、それによる小さな成功を経験することができました。その話は、また機会があれば。
もう一つのポイントは、私たちと同じ日本人の方が書かれたことで共感を覚えるのかもしれません。デザイン思考というと、異文化の手法を日本に拝借してもなかなか根付かないような印象を持ちます。しかし石川氏が示唆するように、デザイン思考は本来日本人が知らず知らずのうちに身につけている感覚なのかもしれません。私たちは、無意識を意識に変えることで、デザイン思考を習得できるのかもしれませんね。石川氏の、日本にもデザイン思考を広めたいという、熱のこもったメッセージに賛同して、この本をブログで最初に紹介する本として選びました。DX時代には特にこのデザイン思考は相性がいいと聞きますし、これからますます浸透していくことが期待できるかもしれませんね。
石川氏の言葉を引用すると、「質の高い問こそが質の高いソリューションを生み出します。」と書かれていますが、これこそがデザイン思考の本質なのではないかと思います。この「質の高い問い」については、次回紹介する本にも関係しているので、その際に触れたいと思います。
それでは、稚拙な文章を最後までお読みいただき、ありがとうございました!
デザイン思考に興味を持たれ、より深く知りたいという方に少しだけ参考文献を紹介します。
1. ハーバート・A・サイモン著/稲葉元吉・吉原英樹訳『システムの科学』」
(パーソナルメディア, 2000円+税)
2. トム・ケリー&ジョナサン・リットマン著『イノベーションの達人- 発想する会社をつくる10の人材』(早川書房, 2500円+税)
3.棚橋 弘季『デザイン思考の仕事術』(日本実業出版社, 1500円)
4.佐宗 邦威 『デザイン思考の授業』(日経BPマーケティング, 950円+税)
<問題解決「脳」のつくり方>
今回紹介するのは
マシュー・E・メイ(著)/ 藤島みさ子(訳)
『問題解決「脳」のつくり方- なぜ最高のソリューションが出ないのか?』
(日本実業出版社,2017年,¥1750(税別))
「デザイン思考」を紹介したら、順序としては「ロジカルシンキング」に関する本を紹介する方が流れがよいのでしょうが、今回はあえてこの本を選択しました。
どんなに問題解決のフレームワークを学んでも、なかなかうまく活用することができないことの方が多いのではないでしょうか。今回紹介する本から、「なぜ最高のソリュージョンが出ないのか」、それが私たちの思考の癖によるのだということに気付くことができるのではないでしょうか。まずはそのことをクリアにしておきたいと思います。
それでは、この本の作者について簡単にご紹介したいと思います。
著者であるマシュー・E・メイ氏は、
イノベーション戦略アドバイザー。米国トヨタに8年間勤務し、社内教育機関のアドバイザーを務めていた方だそうです。トヨタ以外にも、ゼロックス、ペプシなど世界中の様々な企業を顧客に持つそうです。
著者は、私たちが問題解決に行き詰まる要因を7つの「思考の致命的な欠陥」(著者の言葉を借りると)により、思考が誤作動を起こすからだと分析しています。この本は、ただ指摘するだけに終わらず、きちんとその解決策を提示しているところがありがたいところです。
内容については、ネタバレしてはいけないので詳細は申し上げられませんが、この本の英文タイトルが ”Winning the Brain Game” で、これが何を意味するのか、是非確かめていただけたらと思います。
ところで、前回のブログで「 質の高い問い」について触れたのですが、今回紹介するこの本の中では「フレ―ミング」もしくは「フレームストーミング」というキーワードにそのヒントを見つけられるように思います。
この本を読み終えて、自分自身の思考の癖というか、問題解決に至らないとすればその原因が何か、またその解決方法知ることができたことに加えて、ブログを立ち上げる勇気をもらえたことに感謝します。
次回は「ロジカルシンキング」に関する本について紹介する予定ですが、私自身、まだまだ模索中なので、まずは子どもにわかるように書かれた読みやすい本から紹介したいと思います。私もロジカルシンキングは一番理解したい思考法なので、今後もおすすめの本に巡り合えれば随時紹介したいと思います。
それでは、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
<世界一やさしい問題解決>
今回ご紹介するのは
渡辺 健介(著)『世界一やさしい問題解決の授業』
(ダイヤモンド社,2018年,¥1,200)
毎回ご紹介する本が新刊ではないのですが、こういった問題解決の本を読み始めてから何年も経つので、まずはそれらを蔵出ししていきたいと思います。この本は、書店でよく目にする大ベストセラーなので、ご存知の方も多いと思います。
前々回ご紹介したデザイン思考の本が「右脳思考」に分類されるとすると、今回ご紹介する本は「左脳思考」型の問題解決法に分類できるのではないでしょうか。いわゆるロジカルシンキングといわれるものでしょうか。実際のところ右脳・左脳という分類をすることが正しいのかという議論もあるようですが。
まずは著者のプロフィールからご紹介します。
渡辺健介氏(デジタルスタジオ代表取締役社長)
イエール大学卒業(経済専攻)後、マッキンゼー・アンド・カンパニーに入社。
同社退職後、現職に至る。
この本は自分のためではなく、うちの子どもたちの役に立てばいいなと思って買ったのですが、今のところまだ子どもたちには必要がないようで、親の方がすっかりはまってしまいました。中高生向けに書かれたようですが、私にはちょうどいいレベルだなと思いました。この本を理解して、役に立てられるようなスーパーキッズは我が家からは輩出できないようです。
本書は、まず「問題解決」ってそもそも何なのか、問題解決ができたらどんないいことがあるのか、まずそこから教えてくれます。改めて問題解決について考えることは、意義があるのだなと思いました。
内容については、色々なレビューをご覧いただけると思うので、私なりのこの本の解釈をさせていただきたいと思います。
この本では、それぞれの課題に対して、要因を分析するための色々なツールを順を追って紹介しています。複雑な事象を整理して、複雑な因果関係を見極め、解決策を導いていくのに適した素晴らしい解決法だと思いました。メリットとしては、書き出すことで「ダブり」や「モレ」がなく、また頭の中を可視化することで俯瞰することができることだと思います。
私は最近この「俯瞰力」というものをもっと磨きたいなと思っていて、日々模索しています。ついでに「センス」、これも問題解決に必要な要素かなと思います。これらに関する本については、またのちのち紹介できたらと思います。
ちなみに、右脳型の問題解決の本もこの本のシリーズとして出版されています。このブログではご紹介する機会はないかもしれませんが、参考までにご紹介します。こちらもとても楽しく読ませていただきました。
それでは次回の予告ですが、夏休み前ということで次回も子ども向けに書かれた本を紹介したいと思います。立て続けに「思考法」の本を紹介したので、次回は視点を変えて、難問を見事に解決した偉人たちの話をテーマにした本を紹介したいと思います。子ども向けの本とはいえども、大人も大変感銘を受けるとともに、発想の転換というかなるほどなあと学ぶところがあるのではないかと思います。
それでは、ご訪問いただきありがとうございました。
参考までに
渡辺健介(著)『世界一やさしい右脳型問題解決の授業』(ダイヤモンド社,¥1,200)
<ミライの授業>
今回ご紹介する作品は
滝本哲史(著)『ミライの授業』(2016年, 講談社, ¥1,500)
私の場合、素晴らしい本に巡り合えたなと思うと、その本をどこで見つけたかとか、その時の映像が記憶に焼き付きます。この本は、あとで知ったのですが著者の滝本氏がお亡くなりになった後だったこともあり、いかにも書店の推しの本だとわかるように積み上げてありました。目にした瞬間、シンプルな表紙のデザインながら、なぜか印象に強く残りました。きっと「ミライ」がなぜ漢字の「未来」じゃないのかといった、些細なところに違和感を持ったからでしょう。開いてみると、どうやら伝記が書かれているらしく、うちの子どもたちが興味を示すとも思えず、私も子どものころは伝記をたくさん読みましたが、さすがに大人になって読みたいと思わなかったので、その日はそのまま帰宅しました。
ところが、家に帰っても不思議にあの本の表紙が目に焼き付いていて、気になってアマゾンのレビューを確認したところ、「感動」という言葉と絶賛のコメントが多数寄せられていました。そして、作者がお亡くなりになったこと、しかもNHKで特集されるほど影響力のあった方だと知り、翌日慌てて購入しました。
本を内容については、レビューがたくさん書かれていて、皆さんの方が私よりもはるかに上手なので省略しますが、この本に出会えてよかったし、滝本氏のことを知ることができてよかったと思います。安っぽい言葉ですが、読み終えた後「震えました」。読み終えてすぐに滝本氏の本が他にも出版されていないか探して、何冊か購入しました。
残念ながら、まだ一冊しか読み終わっていないのですが、次回も滝本氏の本についてご紹介したいと思います。
それでは、改めて著者のプロフィールをご紹介したいと思います。
滝本哲史氏
東京大学法学部卒業後、同大学法学政治学研究科助手を経て、マッキンゼー&カンパニーに転職。その後独立。
元京都大学産官学連携本部イノベーション・マネジメント・サイエンス研究部門客員准教授。エンジェル投資家(創業間もない企業に対し資金を供給する投資家)でもあった。
2019年8月10日にお亡くなりになりました。
もし子どものころにこの本に出会っていたら、大学生に戻ってうちの大学でも滝本氏の授業を聞けたなら、タイムマシーンがあればなと思えるくらい、影響を受けました。
我が子は、まだ間に合うのだからとやや強引にこの本を読むように勧めたところ、本をあまり読まない子が黙々と集中して読んで、最後は鼻をすすっていました。こんなに素晴らしい人がこの世を去ってしまったという悲しみと、この人の本をもっとたくさん読みたかったのにという悔しい気持ちは同感です。この本を読んだうちの子は、それまで漠然とした夢をもってはいたものの、それ以来熱く夢を語るようになり、その夢を実現するのにどうすればよいか、具体的に考えるようになりました。この本の影響は確かに大きかったです。
この本は中学生(14歳)に向けて語りかけていますが、かつて14歳だった大人にもメッセージを投げかけています。いくつになっても夢をあきらめなくていいというメッセージに私も大変励まされました。
私は今、弁理士試験にチャレンジしています。このブログでは今のところ問題解決に焦点を当てた本を紹介していますが、目指すところは「イノベーション」です。私はイノベーションを起こすことはできませんが、「イノベーション」を起こす人たちの応援というかサポートをする仕事をしたいと夢見ています。問題解決は、そのツールだと思っていますが、その先に何かが広がっていくかもしれないとも思っています。
「イノベーション」に関する本もいずれ紹介していきたいと思っていますが、そこにたどり着く前にたくさん寄り道をするかもしれません。
それでは、今日はこのあたりで。
最後までありがとうございました。
<世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか>
予定では滝本哲史氏の作品をご紹介する予定でしたが、諸事情により予定を変更して
今回ご紹介するのは
山口周 (著)『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?
-経営における「アート」と「サイエンス」』(光文社, 2018年,¥760円+税)
すみません、滝本氏の作品はまた機会を改めてご紹介したいと思います。
ご紹介するこの本はベストセラーなので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。この本を買ったのは、3、4年前だったと記憶しているのですが、当時は趣味で「デザイン」とか「センス」に関心があり、それに関連する本を探していたところ、この本のタイトルに目が留まり、「世界のエリート」という言葉が気になり買ってみることにしました。半分は興味本位でしたが、いざ読んでみると作者の山口氏の知識の膨大さに圧倒されました。説得力のある論理展開で、そういう見方もあるのかと感動しました。この値段で、こんなに盛りだくさんの情報と知識を習得できていいのだろうか?と値段と価値のアンバランスさを感じました。
順番が前後しましたが、著者のプロフィールをご紹介します。
山口 周
慶応義塾大学文学部大学院文学研究科美術史学専攻修士課程修了
電通、ボストン・コンサルティンググループ等を経て、現在はコーン・フェリー・ヘイグループのシニア・クライアント・パートナー
今回このブログを書くにあたって、久しぶりにこの本を読み返してみたところ、「イノベーション」のことや、「デザイン思考」のことも書かれていたので驚きました。デザイン思考に関する本を読んだのはこの直後だったのですが、あまりの膨大な情報に消化不良だったのかもしれません。
この本はタイトル通り、「世界のエリートたちがなぜ「美意識」を鍛えるのか?」色々な角度から解釈をしています。イノベーションにご興味をお持ちの方には、是非お勧めしたい一冊です。
余談ですが、美意識を鍛えるために美術館に足を運ぶのは理想ですが、時間もお金もかかりますよね。私もセンスを磨きたいと思っていて、お勧めは例えばテレビ東京の「新美の巨人たち」などを鑑賞するのもいいのかなと思います。
それでは今回もご訪問いただき、ありがとうございました。
ご参考までに、山口周氏の本で、他に私のお勧めの本もご紹介します。
山口 周 (著)『外資系コンサルが教えるプロジェクトマネジメント』
(大和書房,2021,¥1400)
次回は「美意識」にちなんで、クリエイティブなオフィスについてご紹介したいと思います。(雑誌です)
<クリエイティブなオフィス>
今回ご紹介するのは、
雑誌 ELLE DECOR, no.148 February 2017 ‟こんなオフィスで働きたい! “
雑誌 CASA BRUTUS, vol.218 May 2018 ‟WORK IS FUN! “
雑誌 ‟CASA BRUTUS, (特別編集) July 2019
‟デザインのいい仕事場2.5WORK IS FUN❤ ”
関心のある方は、下記のサイトからバックナンバーをご購入いただけると思います。
試し読みができるサイトもあるかもしれないです。
https://www.fujisan.co.jp/product/251/b/list/?year=2017 (ELLE DECOR)
https://www.fujisan.co.jp/product/1217008/b/list/ (CASA BRUTUS)
スターバックスなどですっかり見慣れた光景になりましたが、スーツ姿でパソコンを開いてお仕事をされている方々、絵になりますよね。
そんな光景を横目で見ながら、ふと思ったのですが、もしかしてこういうお店の内装だったり、照明だったり、音楽だったり、ソファーだと、リラックスできて仕事が捗るのかなと。
今回ご紹介する雑誌には、フェイスブックなどの海外企業やラスクル、スノーピークなどの日本企業のおしゃれでクリエイティブなオフィスが掲載されています。
唐突にオフィスに関する雑誌を紹介しましたが、実はこれもイノベーションと関係しているみたいですよ。興味のある方は、このブログの第一回目でご紹介した
トム・ケリー&ジョナサン・リットマン(著)鈴木主税(訳)『イノベーションの達人!』
第8章 舞台装置家(p.215~p.237)をお読みいただけると、その理由をおわかりいただけると思います。
とはいうものの自分の都合で勝手にオフィスを改装することは難しいですよね。まずは自宅の仕事スペースにアートのポスターなどを飾ってみたり、観葉植物を置いたりといったところでしょうか。
次回は再びロジカルシンキングに関する本をご紹介しようと思います。関心のある方は、よかったらまたお立ち寄りください。
それでは、お付き合いいただきありがとうございました。
<ノート術>
今回はお勧めの本を2冊ご紹介したいと思います。
ます一冊目は
高橋政史 (著) 『図解 頭がいい人はなぜ、方眼ノートを使うのか?』
(かんき出版, 2017年, ¥1,000)
私の子どもの頃はノートといえば小学生なら「ジャポニカ学習帳」、中学生になっていわゆる「大学ノート」、“罫線ノート”のことですね。”大学”という言葉に、なんだか大人になったような喜びを感じていました。
最近のノートはバリエーションが非常に多くて、しかも進化していますよね。うちの家族はみな文具好きで、それぞれにこだわりを持っています。筆記具は充実しているお店が多いのですが、ノートに関しては使用用途に応じてお店を掛け持ちします。
たかが「ノート」、されど「ノート」ですね。
そんな文房具好きの私が書店で目を引いたのが、この本でした。ノート術の本は他にも何冊か持っていますが、この本は違っていました。そう、サイズがノートと同じA4サイズなのです。
前回の予告で触れましたが、この本を紹介したビジネスマンも研究者も大変喜んでいました。大ベストセラーなのも納得です。学生のノートの使い方も紹介されているので、お子様がいらっしゃる方、学生さんも必見です。確かに優秀な友達のノートは違いますよね。
この本は、とにかくイラストによる図解が非常にわかりやすいです。確かに中高生の時にこの本に出会っていたら、もう少し違う人生を送れたのかもしれません。もちろん実践できたかどうか自信がありませんが。ノートの活用の仕方が上達すれば、その効果は大きいと思います。
この本におけるノートの活用を目指すところは「人生のステージを変えるためにノートを使うこと」(本書P.9)だそうです。
残念ながら、私の場合はこのノート術を活かせる仕事にまだ就けていないのですが、いつか私も仕事でつかえる日が来ることを期待しています。
実は高橋氏の別の本も注文したばかりで、そちらの方もかなり関心があるので、また改めてご紹介したいと思います。
2冊目にお勧めの本は
コクヨ株式会社(著)『コクヨのシンプルノート術』(KADOKAWA、2017, 1,400円+税)
こちらの本も、「方眼ノート」も含めて色々なノートの活用術が紹介されています。
さすがノートのプロが勧めるだけあって、その活用例は実に豊富です。
そして何より「ノート愛」であふれています。
こういう風に使うと、こんなメリットがあるということを丁寧に説明されています。こちらの本は、ノートの活用の可能性を広げてくれると思います。
ノートの活用術に関心のある方はお勧めの一冊です。
では次回の予告ですが、また寄り道をして「整理術」についてご紹介したいと思います。
だいたいこれで予定していた本は一通りご紹介できたと思うので、今後はデザイン思考と
ロジカルシンキングの本をご紹介しながら、イノベーションに向けてまっすぐ進行していく予定にしております。速度はかなり遅くなると思いますが、気長にお付き合いいただければ幸いです。
それでは、もし次回のテーマにもご興味があればまたお立ち寄りください。
お付き合いいただき、ありがとうございました。
<整理術>
今回ご紹介する本は
外山滋比古(著)『思考の整理学』(ちくま文庫, 2020, ¥520)
皆さんは「飛行機」タイプですか?それとも「グライダー」タイプでしょうか?
本書は冒頭からドキッとさせられます。おそらく大学生に向けて書かれた本なのでしょう。
書店の広告にも「東大生・京大生に一番読まれている本」というキャッチフレーズが書いてあったと思います。
それでは、著者のプロフィールをご紹介しましょう。
外山滋比古氏
東京理科大学英文科卒業
『英語青年』編集長を経て、東京教育大学、お茶の水大学で教鞭をとる。
2020年7月30日死去
この本は知の巨人と言われた著者の実体験に基づく「思考法」であり、「発想法」そして「思考の整理術」が書かれています。私が紹介するまでもなく名著です。
大学生向けに書かれているかもしれませんが、アイデアを生みだすヒントもたくさん書かれていますし、大学生でなくても、とても参考になると思います。
私くらいの年齢になると、著者のおっしゃることが「なるほど、確かに」と共感できる部分が多々あります。大人になっても、私のように資格試験やお仕事の関係で勉強を続けていらっしゃる方にも参考になる一冊だと思います。
【ご参考までに】
「発想法」に関連して、下記の本もご紹介いたします。
川喜田二郎(著)『発想法 -創造性開発のために』(中央新書, 2019, ¥720)
KJ法(断片的な情報・アイデアを効率的に整理する目的で用いられる手法)を考案された川喜田二郎氏の著書です。
ただ、かなり難易度が高く私は読み切ったものの、途中から理解できなくなりました。習得できれば強力なツールになるだろうなという気がします。
ご興味があれば、試し読みしてみてはいかがでしょうか。
Youtubeにこの本を解説されているサイトもあるみたいですよ。
ここまでで、私が問題解決に役に立ちそうだなと思う本は一通りご紹介できました。
ここからは、少し内容も難しくなります。私の本棚には、まだたくさん手つかずの本が眠っていて、さらに新刊も入手していこうと思います。
もし、もっと問題解決の本を知りたいという好奇心旺盛で勉強熱心な方、まだまだ物足りないと思う方は、是非一緒に勉強していきましょう。
ここまでお付き合いいただいた方、ご紹介した本から問題解決のヒントが見つかったでしょうか?参考になりましたら、幸いです。
次回の予定ですが、いよいよデザイン思考の教科書(論文集)をご紹介しようと思います。
私もこれから読み始めるところです。受験勉強の隙間時間に読むので、時間がかかると思います。
それでは今回もご訪問いただき、ありがとうございました。
<デザイン思考の教科書>
今回ご紹介するのは
“Harvad Business Review デザイン思考の教科書 ”
(ダイヤモンド社, 2020年, ¥1800+税)
今回ご紹介する論文集は、10本の論文が編集されています。
読みやすい論文もあれば理解がむずかしいものもありました。
論文集を読んで気づいたことを、あくまで個人の感想としてご紹介します。
まず「デザイン思考」は人間中心の発見プロセスだということ。
そして、モノやサービスを単に発明するだけでなく、それを活用できる市場だったりシステムも同時に創造しなければいけないということ。
また、イノベーションには二つの役割があるということ。
1つは経済的に豊かにすること、もう一つは社会課題の解決に貢献すること。
デザイン思考はこの両方を可能にすること。
その一方でデザイン思考を成功するためには、組織のあり方、リーダーのあり方に戦略が必要なこと。
この論文集で特に注目すべきは、イノベーション理論の開拓者クレイマン・クリステンセン教授の‟Jobs to Be Done”という論文のようです。教授の著書『イノベーションのジレンマ』は名著で是非読んだ方がよいと私の友人が勧めてくれました。今後改めてご紹介したいと思います。
とりわけ私が関心を持ったのは「リバース・イノベーション」です。皆さんはご存知でしたか。わたしはこの言葉を初めて知りました。
これを成功させるには、いくつかの落とし穴を回避しなければならないようですが、これこそデザイン思考の出番のようです。注目のトピックスだと思いました。
そして、誰にとっても「失敗」は受け入れがたいものである。「失敗」から学び、それを活かすにはどうすればよいのか?是非参考にしたいです。
「イノベーション・カタリスト」とは?聞きなれない単語だったので調べてみました。
「カタリスト」とは、もともと化学反応を促す「触媒」をあらわす単語で、転じて「金融市場で相場を動かす契機となる材料」(ウィキペディアより)を意味するそうです。
一通り、ざっと読んでみた感想としては、やはり文化の違いもあって、じゃあ日本流デザイン思考ってどうなの?と正直なところ、まだしっくりこないところもあります。
日本企業が実践したデザイン思考の論文もあるそうなので、時間があれば探してみたいと思います。
それと、やはりデザイナーの思考がまだイマイチよくわからないというのも、理解しづらい理由の一つだと思います。
そこで次回は原点に戻って、私たちも『デザイン』を体験できる、素晴らしい本をご紹介したいと思います。よかったら次回もお立ち寄りください。
【ご参考までに】
デザイン思考の手法について、具体的に書かれたテキストがご希望の方は下記の本もご紹介します。私はまだこれを活用する場がないので、本棚に眠ったまま、まだ読んでいません。
でも、見た感じだとイラスト付きで詳しく書かれていて役に立ちそうですよ。
アネミック・ファン・ブイエン他編/ 石原薫訳
“DELFT DESIGN GUIDE デザイン思考の教科書
-欧州トップスクールが教えるイノベーションの技術“
(日経BP社, 2019年, ¥2,400)
<デザインを体感する>
今回ご紹介する本は
山中俊治(著)『だれでもデザイン』(朝日出版社, 2021年, ¥1,900)
前回ご紹介した論文集は先に私の友人が読み始めたのですが、すぐに挫折したと聞いたので、ふと私たちは「デザイナー」の思考に慣れていていないからではないか?ならば「デザイン」とか「アート」に関する本を探しに行こう!と。
せっかくなので、久しぶりに少し足をのばして大型書店へ。
駅から少し離れているのですが、そのぶん他店と差別化しているのか、置いてある本も陳列もセンスがいいなといつも感心します。
そして足をのばして来た甲斐がありました。今回ご紹介する本は真っ先に私の目に飛び込んできました。表紙はシンプルですが、「うん、なんかいい!」。いい本だなと思う本は、表紙を見るとピンときます。著者のこだわりでしょうか。新刊のようです。読んでみると、やっぱり「この本だ!」と思いました。
ちなみにこの本の表紙のカバー、「ん?なんか違和感があるぞ」と思ったら・・・。
もしご購入されたら、是非確かめてみて下さい。
それでは、著者のプロフィールからご紹介します。
山中俊治 氏
現在、東京大学生産技術研究所・東京大学大学院情報学環教授
東京大学工学部産業機械工学科卒業後、日産自動車デザインセンター勤務
1987年よりフリーデザイナーとして独立
1991~94年まで東京大学助教授を務める
1994年にリーディング・デザインを設立
2008~12年 慶応大学政策・メディア研究科教授
2013年4月より東京大学教授
この本は著者が2017年に高校生を対象に、デザインについての4日間の特別授業を書籍化したものだそうです。授業を通じてアイデアが生まれる瞬間に立ち会い、デザイナーの仕事の過程を知ることができ、また著者がデザイナーとして制作した作品のお話も聞けます。
誰でも知っているあのICカードの話など貴重なお話を知ることができました。
モノづくりのご苦労も、感動も伝わりました。デザインの力って、本当に計り知れないなと思いました。
私の表現力の乏しさのために、的確にこの本の素晴らしさをお伝えできないのは残念ですが、私が知りたかったことは、全部といっていいほどこの本に書いてありました。いやそれ以上にたくさんのことを勉強することができました。この本を見つけられて、本当にラッキーでした。
この本にはアイデアを生みだすヒントが随所に書かれています。具体的でとてもわかりやすいです。「右脳の発想を左脳で理解できる」、山中氏の発想は理にかなっているというか、きちんと理屈に裏付けされているからわかりやすいのかもしれません。デザイン思考の本を理解するヒントもたくさんあるように思いました。
特に文中に「ずらし」というキーワードが出てくるのですが、個人的にこれがとても重要だなと思いました。頭の隅に置いておこうと思います。
それでは次回ですが、ロジカルシンキングに戻るか、デザイン思考の本にするかまだ迷っています。私の気分次第ということになると思います。
私にとっては、どちらも勉強したい思考法です。
解決したい課題によって使い分けができたらいいのなという、そんなイメージです。
それでは、またよかったらお立ち寄りください。
<デザインブレインマッピング>
今回ご紹介する本は、
手塚 明・大場智博・山村真一(著)/ 構想設計コンソーシアム 監修
『Design Brian Mapping デザインブレインマッピング』(丸善出版, 平成31年, ¥2,800)
<編者のプロフィール>
手塚 明
国立研究開発法人 産業技術研究所 製造技術研究部門 総括研究主幹
構想設計コンソーシアム会長
(経歴は省略いたします。以下同様)
大場 智博
山形県商工労働部工業戦略技術振興課主査
山村真一
株式会社コボ代表取締役社長
構想設計コンソーシアム
日本の製造業の競争力強化には顧客価値の高い製品・システムの開発のための設計能力の
飛躍的向上が必要であり、設計仕様を決めるまでの設計上流、構想設計が重要という思いを共にする産学官の有志の集まり(本文より)
前回の投稿から、少し時間が空いてしまいましたが、ようやくデザイン思考の本をご紹介することができました。
楽しみながら読めて大変満足できたものの、いざまとめるとなると難しいなと悩みました。
ざっくりした流れを言いますと、「日本の産業界の課題を浮き彫りにし、プロジェクト会議でよく見られる問題、その原因を明らかにし、それらの解決策としてデザインブレインマッピング(以下DBMと略します)を提案する」といった感じでしょうか。
この本の対象読者は、開発に携わっている方々だとは思いますが、私のような一般読者でも十分に読み応えのある本です。随所に絶妙なイラストが描かれていて、現場のイメージでき読みやすかったです。(最後の6章は、専門的な話だったので理解できませんでしたが)。
上記の流れに肉付けするように、デザイン思考に関する情報が豊富に書かれています。これまでブログで紹介したデザイン思考の本を読んでいただいた方には、この本に書かれていることをだいたい理解していただけるのでなはないかと思います。ダイジェスト版といったところでしょうか。イノベーションに関してはUSBの開発者でもある濱口秀司さんについて、このブログでも後々本などでご紹介したいなと思っています。
この本のポイントは抽象的な説明になりますが、一言でデザイン思考やそれに関連したイノベーションの話題によく出てくる用語は、一通りこの本で知ることができるのではないかと思います。この本で重要なポイントといえば「思考の外在化」ではないかと思います。言葉によるコミュニケーション(話す・聞く)の限界を超える手段として、「ビジュアルランゲージ」(書く・読むベースのコミュニケーション)を活用するということのようです。
こういうツールが使えるかどうかは置いておいて、知っているだけでも周りと差をつけることができるのではないかと思います。
「デザイン思考」といえば、付箋を貼るあれだよね?と思われるかもしれませんが、ここで紹介されているDBMは、以下の点で異なるようです。(本書p.155より)
【ランダム性依存ベースの発想手法】(KJ法、ブレインストーミング等の発想手法・付箋紙を用いた手法)・・・企画チームを対象。「イノベ―ティブな」アイデア出しが優先。個人の思考の構造や問題意識を共有できるか否かは、ファシリテーターのスキルに依存。
メゾッド中心主義。
【思考バイアスベースの創発手法】(DBM)・・・企画・実施チームを対象。項目間の関係性を重視し、個人ワークで思考構造を把握する仕組みを意識しており、ファシリテーターやリーダーのスキルに依存しない手法と道具を志向している。メンバー中心主義。
纏めてみましたが、やっぱり難しいですね。私ももう一度読み直してみようと思います。
DBMについては、この本にトライアル版のダウンロードの方法が書かれているみたいです。もしご興味があれば、試してみてはいかがでしょうか。もちろん実行するとなると、チームの合意が必要になるので、そこが一番の課題となるようですが。デザイン思考って、どれくらい浸透しているのでしょうね。
いずれにしても、思考を外在化するというのは、俯瞰ができていいですよね。
私も「俯瞰トレーニングノート」たるものを作って、時々頭の整理に使っています。
このノートを書くときや、受験勉強の際もよく使うのですが、赤・青・緑・黒と4色使いわけて線を引いたり、文字を書いたりするのに便利なペンをご紹介します。ご参考まで。
それでは次回は、ロジカルシンキングの実践編をご紹介しようと思います。
もしご興味がありましたら、お立ち寄りください。
それでは。最後までお付き合いいただきありがとうございました。
<ロジカルシンキング 実践編>
みなさんの朝のルーティンは何ですか?
私のまたまた変わったルーティンは、毎朝我が家のホワイトボードに、一流アスリートや著名な実業家、偉人たちの名言を、その日の気分で選んで板書することです。
この名言を見ながら日々の受験勉強のモチベーションを維持しています。
「言葉の力」って、すごいと思います。名言集は、私のこころのビタミン剤です。
一方で、今回ご紹介する本を読んで「言葉には魔物が潜んでいる」と痛感しました。
今回ご紹介するのは
バーバラ・ミント(著)/グロービズ・マネジメント・インスティテュート(監修)
山﨑康司(訳)
『考える技術・書く技術 –問題解決力をのばすピラミッド原則』
(ダイヤモンド社, 2021年, ¥2,800)
もう一冊、上記の書籍の翻訳者である、山崎氏の著書で上記の書籍の入門編
山﨑康司(著)
『入門 考える技術・書く技術- 日本人のロジカルシンキングの実践法』
この2冊です。
まずはプロフィールから
バーバラ・ミント氏
ハーバード・ビジネス・スクール卒業後、マッキンゼー社に初の女性コンサルタントとして
入社。1973年に独立。
山﨑康司氏
隅コンサルティングオフィス株式会社代表
1976年東京大学建築学科卒業
1980年ペンシルベニア大学ウォートン・スクール卒業(MBA)
「わかりやすい報告書は、いずれも明快なピラミッド構造で考えが構成されている」
という、著者バーバラ・ミント氏の指南に基づき、
なぜピラミッド構造で考えられた文章がわかりやすいのか? どのような構造なのか?
どのように作ればよいのか? など例を挙げながら詳細に説明されています。
本書は、元来プロのコンサルタントを目指す方のために書かれた本なので、やや難解な内容になっています。
「一般読者は第一部「書く技術」と第二部「考える技術」を熟読し。第Ⅳ部「表現の技術」にとりあえず目を通し、書くことに疑問を感じた場合に再読できる態勢をとっておくだけでも十二分の価値を感じるはずです」(訳者あとがきより, P.288)だそうです。
また訳者いわく、第Ⅲ部の「問題解決の技術」は、コンサルタント業を志す方、またはすでに携わっている若手にとって大変実践的な知識をいただけるとのことです。
私にとっても本書は大変難解な書物で、前半はわくわくする内容で途中まで何とかついて行けたのですが中盤から脱落し、「問題解決」でやる気を取り戻すも、再び脱落してしまいました。ですが大変読みこたえがある書物であることは間違えなく、一生手元において何度も読みたい名著だと思いました。
現段階では、きちんと内容を解釈してお伝えすることができず申し訳ありませんが、機会があればまたこのブログで取り上げて、「今はこんな風に解釈できるようになりました」とご報告できるようになればいいなと思っております。
一方入門編の方ですが、こちらも同じく「ピラミッド構造」を使った文章の作成方法を紹介されています。こちらはオリジナルに比べて、もっとシンプルな「OPQ分析」という手法を使われていて、大変理解しやすい本です。
私たち日本人が、一般的にロジカルシンキングが得意でない理由として、日本語特有の構造が足かせになっているそうです。そこを踏まえたうえで、私たちがロジカルな文章を書く技術を習得する方法を伝授していただけます。
私の場合は、入門編を読んだ後にオリジナルを読みましたが、逆にオリジナルを読んでから
入門編を読むほうが、かえって理解しやすいかもしれないなと思いました。
もちろん一般のビジネスマンの方でしたら、入門編一冊で十分にライティング技術の向上に役に立つことと思います。私もまずは、入門編をしっかりマスターしたいと思います。
次回は、再びデザイン思考関連の本をご紹介したいと思います。内容はそれほど難しいものではないと思いますので、ご安心ください。
本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
<デザインスクール>
おはようございます。
今回はデザイン思考が学べる日本の大学に関する本をご紹介したいと思います。
その前に「デザイン思考が学べる大学」といえば、まず思い浮かぶのはスタンフォード大学のd.choolですよね。きっとご存知の方が多いと思いますが、私の場合、名前くらいは知っているものの、中身は全く知りません。ホームページを見たり、d.school を体験した方々の書籍は読んだことがある程度です。
今回はブログを書くにあたって、ネットで調べてみたり、本書に書かれていることを簡単にまとめて説明します。
「d.school」とは、スタンフォード大学の機関Hasso Platner institute of Designの通称だそうです。デザインファームIDEOの創業者のひとりであるデイビッド・ケリーにより設立されました。彼は自分たちの手法を「デザイン思考」と名付けて世界に提唱していったそうです。ここでは、文理系を問わず様々な分野の学生が集まって、「デザイン思考」を学んでいるみたいです。
スタンフォード大学には、d.school以外にもいくつかの正規のデザインコースがあり、これらのコースのうち、Mechanical Engineering学科が提供する「ME310」があり、スタンフォード大学が中心になり、提携する大学や企業と共同でプロジェクトを行なっているようです。
今回紹介する本は、東京工業大学の「エンジニアリングデザインプロジェクト(EDP)」は
d.schoolだけでなく、ME310も含めてお手本にしているそうです(本書P.15~P.16)。
日本でも私の調べただけでもたくさんの大学でデザイン思考を学ぶことができるみたいです。先日イベントをご紹介した京都大学もそうですし、もしご関心のある方は「日本で学べるデザイン思考の大学」などで検索していただくと、ブログ等を見つけていただけると思います。
私が調べたところ、東京大学(通称iスクール)は、イノベーションの教育プログラムを行なっているみたいですね。無料で視聴できるwebの開講プログラムもありました。私も時間ができたら視聴したいと思います。
前置きが長くなりましたが、今回ご紹介するのは
東京工業大学エンジニアリングデザインプロジェクト(齊藤 滋規/ 阪本 啓/ 竹田 陽子/ 角 征典 著)『エンジニアのためのデザイン思考入門』
(株式会社 翔泳社, 2019年, ¥2,480+税)
編者のプロフィールを簡単にご紹介します。
齊藤 滋規(氏) 東京工業大学 環境・社会理工学院 融合理工学系(工学院 機械系)
エンジニアリングデザインコース 教授
坂本 啓 (氏) 東京工業大学 工学院機械系 動設計学研究室 准教授
竹田陽子 (氏)首都大学東京 社会科学研究科 教授
角 征典 (氏)東京工業大学 環境・社会理工学院 融合理工学系 特任講師
大内 孝子 (氏) フリーライター/ エディター
先にも触れましたが、京都大学のサマースクールに今回ご参加される読者の方はいらっしゃるのでしょうか。あるいはすでにワークショップに参加されたことのある方もいらっしゃるのでしょうか。私は今回参加を見送ったので、どの立ち位置でこの本を紹介したらいいのだろうと悩みました。
私のようにワークショップには参加しないけど興味はあるよという方、もしくはワークショップに参加する前に、どんな感じなのだろうと予習しておきたい方、デザイン思考を学べる学校を探している方にこの本をお勧めしたいと思います。だた、モノづくりにデザイン思考を活かしたいという方が対象になると思います。
この本は、一言でいえば東京工業大学のEDPで行われたワークショップの内容が詳細に書かれています。ワークショップの背景や目的、手法についての注意事項など内容は盛りだくさんですが、とても丁寧に書かれているなという印象でした。
他にもこのワークショップの特色なのか、東工大生と美大生・社会人が集まる参加者の多様性が色々な課題を生む様子も描かれていました。私はエンジニアの立場でもデザイナーの立場でもないのですが、両者の考え方の違いがわかりやすくて面白いなと思いました。
このプログラムの参加者の反省や気づきが包み隠さず書かれているので、これからワークショップに参加するならこういうことに気を付けたらいいな、など参考になりそうです。
私の友人は、アメリカの協会(デザイン思考などを普及する団体)の日本支所が企画するデザイン思考のセミナーに参加していましたが、日本の超有名企業の若手社員も会社から派遣されていたそうです。人数は6~7人程度。やはり百聞は一見に如かずで、参加してからの友人の熱量はすごく上がりました。膨大な資料を持って帰り、相当情報収集ができたみたいです。
大学のワークショップは、料金面からしてもサービスに違いはあると思いますが、本書にも書かれていたように、ワークショップの参加前と参加後ではきっと大きく変化するのでしょう。
ざっくりですが、今回はこのあたりで終わります。
次回は、少しデザイン思考と離れた視点で本をご紹介したいと思います。広義の意味では「デザイン」に含まれると思います。
それでは最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
また次回もよかったらお立ち寄りください。
【特別企画】武器としての交渉思考
今回は特別企画として、以前ご紹介できなかった滝本哲史氏の作品をご紹介したいと思います。
滝本哲史(著)『武器としての交渉思考』(星海社,2020年,¥860)
プロフィールはこのブログの『ミライの授業』に記載しております。
‟Cool Head, but Warm Heart.“
冷静な頭脳を持つ一方で、温かい心を持とう (アルフレッド・マーシャル/英の経済学者)
これは、私が大学生の時に初めて経済学の講義を受けたときに、教授が黒板いっぱいに大きく板書された言葉で、経済学の成績が芳しくなかった私も、この言葉だけは今でも心に刻んでいます。
この言葉の意味は、
「経済学を学ぶには、理論的に物事を解明する冷静な頭脳を必要とする一方、階級社会の底辺に位置する人々の生活を何とかしたいという温かい心が必要だ」(http://www.ifs.tohoku.ac.jpより)
そうです。
著者の滝本氏は法学部ご出身だったそうですが私はこの本を読み、ふとこの言葉が頭をよぎりました。ただここでは順序が逆で
Warm Heart, but Cool Head. といえるのかなと。
以前ご紹介した『ミライの授業』もそうでしたし、本書もこれから未来を担う若者たち(大学生)に向けて、熱いメッセージと共に、情熱だけで人の心を動かすのは難しい、冷静な頭脳で、時にはしたたかに交渉をする術を教えてくださったのではないでしょうか。
滝本氏の講義を受講された方々が、社会できっとご活躍されていて同氏の意思を引き継がれていると思います。
『ミライの授業』で感動された方、滝本氏の考えに共感された方にお勧めしたい一冊です。
皆様も、この連休の間にすてきな本に出会えますように。 それでは
<ブランディング>
みなさん、こんにちは。
このサイトを見つけてご訪問いただき、ありがとうございます。
このブログは主に問題解決に役に立ちそうな本を紹介しながら、今後はイノベーションについて勉強することを目的としております。
さて、昔何かの本で読んだのですが、スティーブ・ジョブズ氏がスタンフォード大学卒業式の祝賀会でスピーチした際に、「バラバラの経験であっても将来それが何らかのかたちで繋がる」というような話をしたとか。
私の場合はデザインに興味があったことが、弁理士試験科目の「意匠」を勉強する際に多少は役に立っているかもしれません。
ただ「商標」は一番身近に触れているはずなのに、どうしても字面を追う勉強になってしまい、イメージがしづらくて一番苦手な科目です。
そこでこの機会に、以前友人が勧めてくれた本を読むことにしました。「ブランディング」について知ることで、もしかしたら自分の勉強にも役に立つかもしれないし、皆さんにとっても有用な情報になるかもしれないと思い、このテーマを取り上げることにしました。「ブランディング」、これも広義の「デザイン」と考えてもよいのではないでしょうか。
今回ご紹介する本は
宮村 岳志(著)『ブランディング ファースト』(株式会社インプレス, 2020年, ¥1,680+税)
まずは著者のご紹介から
宮村 岳志 (氏)
株式会社グロウ・リパブリック代表取締役、エグゼクティブクリエイティブディレクター
時流を予測したマーケティングから、コンセプト開発、分析から運用まで一気通貫でディレクションを行なっているそうです
本書は「ブランディング」って何だろう?どんな効果があるのだろう?という疑問にわかりやすく答えてくれる本です。はじめて学ぶ方にお勧めの1冊です。
この本を読めば「ブランディング」がいかに重要な経営戦略であるかを知ることができ、
経営者だけでなく、社員やスタッフが一丸となって取り組むべき課題であることがわかると思います。またブランディングにも「デザイン」が重要な役割を果たすこともわかると思います。
ただブランディングを考えるのは、社内や社外のデザイナーやコンサルタントのマターなので、本書はそのノウハウを知ることを目的としていません。デザイナーに任せる際に気を付けるべきことは書かれていますが。
もちろんプロにお任せするということは、ごもっともなのですが、私個人としてはもっと
ブランディングについて詳しく知りたい、自分がよく知らないのにクライアントに自信をもって勧めることはできないと思いました。
そこで、今回はこのテーマを2回にわたって取り上げたいと思います。より詳細に書かれた本を紹介しようと思います。
連続してご紹介するか、次回はいったん違うテーマにするかまだ迷っています。
次回のテーマは未定ですが、もしよければお立ち寄り下さい。
最後になりましたが、海外からもコメントを頂きありがとうございます。
わかりにくい日本語で書かれているにもかかわらず、読んでいただいてありがとうございます。
それでは、また。
<ブランディング(2)>
皆さま、こんにちは。
ご訪問いただき、ありがとうございます。
私が「ブランデジィング」に興味があるので、このテーマを選びましたが「まてよ、イノベーションとどう関係するのか?」とふと我に返りました。
でも、どんなに素晴らしいイノベーションを起こしても、市場に受け入れられなければ報われないですよね。何かの本で読んだのですが、その典型的な例が「セグウェイ」だったとか。「目指すは、アップル社の製品開発からブランド戦略!」と、無理やりこじつけてみました。
それでは、今回ご紹介する本は
羽田 康祐 著『ブランデジィングの教科書(ブランド戦略の理論と実践がこれ1冊でわかる!!)』(株式会社インプレスR&D,2020年, ¥2,420)
都合により、プロフィールは省略します。
ブランディングといえば、私がそうであったように、多くの人が「イメージ、知名度、ロゴデザインのこと」などと思い浮かべるのではないでしょうか?
本書に書かれている言葉を少しだけお借りすると、ブランドとは(著者の定義によると)「生活者から見た独自の役割を築き、感情移入が伴ったモノやサービスのこと」(本書p.13)であり、「生活者の興味は「今よりも理想的なライフスタイルや社会を実現すること」」(p.15)だと書かれていました。
この意味については、残念ながらご自身でこの本をお読みいただいて確かめていただく以外ありません。「ブランド」とは私たちがイメージしているより、ずっと深く心理的な影響を与えるもののようです。
もし「ブランド」について、本当の意味をよく知らないという方は是非この機会に、この本に限らず、何らかの手段で再確認していただくことをお勧めいたします。
もし間違った認識をしていれば、「ブランデジィング」に多額のお金を費やしても「投資」ではなく、「消費」になります。
「ブランド」の意味を正しく知らなければ効果的な戦略をとることができず、結果
知っている企業と知らない企業に格差が生じてしまいます。
また本書をよむと、なぜ「高性能」「高品質」の製品を作っても今までのように売れなくなったのかを論理的に理解することができます。そして消費者がどんなものを求め、企業はそれをどう汲み取ってブランディングやマーケティングに展開したらよいか、そのヒントを得ることができると思います。
本書は、相当のボリュームと内容があるので、かなり読みこたえがあると思います。
ですが心配はいりません。私のような全くの素人が読んでも、最後までちゃんと理解できるようにわかりやすく書かれています。まさに「教科書」と呼ぶにふさわしい本です。
説明は簡単に書かれていますが、専門知識が詰め込まれていて、この一冊を読めば
ブランデジィングでわからないことも、困ることもなくなるはずです。
ただ、随所に専門用語が出てくるので、スマホを片手に調べる必要があります。
あとはご自身の興味と必要に応じてご検討ください。
私はというと、この本を読んで自分のテリトリーが広がったように思います
一回読んだだけでは情報量が膨大すぎるので、あとは参考書として使いたいと思います。
重要と思われるか所は、蛍光ペンとボールペンでマーキングして、すぐにポイントを確認できるようにしました。
それでは最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
次回は、ロジカルシンキングの本をご紹介します。 次回もよろしくお願いします。
<ロジカルノート>
みなさま、こんにちは。
ご訪問いただき、ありがとうございます。
最近喜びを感じるのは、ブログの投稿を終えて紹介した本を本棚に戻す瞬間です。
ブログを始めたころは段ボールいっぱいに詰め込まれていた本が、どんどん本棚に戻っていくのがうれしいです。
これからいよいよ「イノベーション」に関する本を増やしていかなければ、と思っています。
さて、今日ご紹介する本は
大嶋 祥誉 (著)『マッキンゼーのエリートはノートに何を書いているのか
トップコンサルタントの考える技術・書く技術 』
(SBクリエイティブ株式会社, 2015年, ¥1,300+税)
このブログでは、2度目のご登場となる大嶋氏の書籍です。やはり、前回同様頭の中がすっきり整理されて、読んでいてとても気持ちがよい文章です。私もこういう文章が書けたらいいなと思いますし、大嶋氏の思考に少しでも近づけたらいいなと思います。
(2度目ということで、プロフィールは省略します。)
ノート術に関する本をご紹介するのも2度目になりますが、ノートを使う「目的」が違うようです。
一般的なノート術では、ノートを取る行為は自分の記録や情報整理のために行うことが多いと思われますが、マッキンゼー流のノート術は、よくある「勉強の効率化」「仕事の情報整理術」のためのノート術ではありません。
「真の問題を定義し、問題そのものを構造化し、事実と、そこから導き出せる解釈、そして解決策となる行動までをノート上に明らかにするために、自分の手を動かす」というノート術だそうです。(本文P.3より)
一言でいうと、この本はノートを使った問題解決の手引書といえると思います。
本文の内容に少しだけ触れると、マッキンゼーでは問題解決の段階に応じて、3種類のノートを使い分けているようです。本書はまずノート術の「心得」を示し、そのあと「問題解決ノート」の使い方について順を追って説明し、ノートを使ってどのように結果を出すか、という具合に順序立てて解説されています。
スムーズな説明で読みやすく、なんとなくわかったような気にもなるのですが、実際はそれほど簡単な内容ではありません。一通り流れはつかめたものの、これは何度も読み込む必要があるなと思いました。まだ理解が十分ではありませんが、私にとっては実践に役立ちそうな、大変ありがたい手引書です。
この本を読んでみて、さすがに読んだだけではこの手法は使いこなせないだろうなということはわかりました。やはり実際に自分の言葉で自分の手で書いてみて、場数をふまないと理解するには至らないだろうと、感じました。
そして一番の肝は、「イシュー(もっとも重要な課題)」を見極めることではないかと思います。
デザイン思考にも共通すると思うのですが、表面には表れない隠れた問題をいかに見つけることができるかが重要だと思いました。
これは自分一人で考えて思いつきの仮説を立てても、本質的な問題解決から遠のいてしまいます。本書によるとベテランのコンサルタントの意見や、過去の報告書(パッケージ)の読み込みからヒントを見つけることが大事だということがわかります。
またノート術に加えて、「フレームワーク」を使いこなせるようになることも重要だなと感じました。これから「イノベーション」の勉強に入る前に、簡単に「フレームワーク」に関する本にも目を通したいと思います。
それでは次回の予告ですが、次回はデザイン思考 -「CX編」をご紹介したいと思います。
また文末ではございますが私の稚拙なブログに関心をお寄せいただき、誠にありがとうございます。本来、コメント欄を設けて皆さまのご意見ご感想を反映させながら発展させていくべきではございますが、諸事情によりしばらく休止させていただきたいと思います。
ご不便をおかけして、申し訳ありません。
それと改めて今後の予定についてご案内させていただきます。
今後そう遠くない時期に、いよいよ「イノベーション」の勉強に取り掛かかっていきたいと思います。
一口に「イノベーション」といっても、どの立ち位置で勉強するかが問題ですよね。
私はエンジニアではなく文系出身なので、いきなり実践的な本を読むことは賢明ではありません。まずは「イノベーション」とは何か、という定義から始まって、古典論から勉強しながら土台を築く予定です。もちろん最終的には、実践を意識した本もご紹介する予定でおります。理系出身の友人にアドバイスをもらいながら、どうにか足りないところを補うつもりでおります。
今のところこのブログのゴールを、濱口秀司氏の思考に接近すること、ということにしようと考えております。そのためにも、思考法を学ぶ必要があると思います。結論から言いますと、濱口氏の思考を理解するのはきっと不可能だろうと思います。それでも、まずは知ること、そして理解しようとすることから何か得られることがあるのではないかと思います。
ではゴールした後はどうしようか、と悩みました。このペースで行くと、そう気が遠くなるほど遠くはないでしょう。
今考えているのは「CSV(共通価値の創造)」の勉強を次のスタートにしようかと思います。
これは、個人的に関心があるテーマです。 それでは、今後とも引き続きよろしくお願いします。
<CX(カスタマー・エクスペリエンス)戦略>
みなさん、こんにちは。
今回もご訪問いただき、ありがとうございます。
このブログを始めた当初は、具体的にこういう方向に持っていこう、という方針は全くありませんでした。ブログのはじめにご紹介した本は、もともとは私の子どもたちが大学生とか社会人一年生になったころに読んでほしいなと思い、BOXに入れて保管していたものです。それを見た私の友人が興味を持ち、読み始めたこところ「役に立っていると思う。」と言ってくれたことで自信がつき、ブログを始めるならこれらが題材になるかもしれないと思った次第です。
最近本を読んでいて、「経済」のことも意識するようになった気がします。学生のころ勉強したとはいえ、それも遠い昔のことで、その間に世界経済もすっかり変わってしまい浦島太郎の心境です。
ブログを始めたおかげで、世界経済の変化や日本の課題を知るきっかけになってよかったと思います。
さて、今回ご紹介する本は
田中 達雄(野村総合研究所)『CX戦略 – 顧客の心とつながる経験価値経営』
(東洋経済新報社 ,2019年, ¥2,400+税)
本書の序盤に、こんな言葉が書かれています。
「今、ビジネスにおけるルールやプレイヤーは大きく変わろうとしている。いわゆるゲームチェンジである」(本書 p.15より)
「ゲームチェンジ」と聞くと、私は子どもたちとトランプの大富豪で遊んだ時のことを
思い出します。皆さん「スぺ3(スペードの3)はジョーカーに勝つ」というルールがあるってご存知でしたか?私が大学生だった頃にも、そんなルールはなかったはず。それ以外にも、「やぎり(8が出たら、場のカードを流せる)」とか、なんだか知らないルールがいっぱい出てきてパニックになっているうちに、大敗します。途中までは歳の効でリードしていたはずなのに。
さらに、本書はこう続きます
「「テクノロジーの進化」「消費者の行動の変化」「業界特有の変化」の中で、企業が将来にわたって成長し続けていくためには、根本的な部分でCX戦略に転換する必要がある」(P.18)
本書の特徴は
- データに裏付けされた根拠
- 豊富な事例研究により、具体的なイメージとそこからヒントが得られる
- イラストがふんだんに使われていて、イメージがつかみやすくてわかりやすい
- CX戦略を普及させるにはどうすればよいかという提案もされている。
- CX戦略を具現化するテクノロジーの進化についても触れられている
ことです。
また本書で「ジョハリの窓」という、心理学者たちが発表した「対人関係における気づきのモデル」が紹介されていますが、このモデルにイノベーションに関する記述が書かれています。
本書でも、「顧客がまだ認識していない範囲、つまり潜在的なニーズ・ウォンツまで拡張・強化して理解する」必要があると指摘していて、これがイノベーションのカギになるのだろうと改めて確信しました。
また、この潜在的なニーズ・ウォンツを調査する特別な手法や、いち早くCXを組み込んだ商品やサービスを開発・提供する仕組みや手法が必要になることも指摘されていました。
まさしくデザイン思考の出番ですね。
今回は、ここまでにします。参考になれば幸いです。
それでは最後に、前回の投稿で触れました濱口秀司氏のインタビュー動画をご紹介します。
『世界的イノベーター濱口秀司に聞く、「日本が世界に勝つために必要な力」とは?』
→ https://youtu.be/poo5kXGQGcY
この動画で、CXについてもちょこっと触れられています。他にもこの動画以外にも、TEDに出演された動画をはじめ、出演動画がたくさんあるのでよかったら検索してみて下さい。参考になると思います。
次回は、ロジカルシンキング(マインドマップ編)をご紹介します。
【休日企画】日本人とデザイン
みなさん、こんにちは。
毎週というつもりではなかったのですが、今週もふと思い立って休日企画を投稿します。
先週末は、改めて「デザイン」について見直してみたいなと、ため込んでいる雑誌ELLE DÉCOR(このブログでも紹介しました)を手当たり次第に読み漁っていました。
するとふと、「あれ、日本にだって繊細で美しい、外国にはないデザインがたくさんあるじゃないか。」と思いました。そういえば、ちょっと前まで京都を舞台にしたドラマをみて、古の文化をまもりつつも新しいものを取り入れて進化し続ける美しくておしゃれな京都の様子をみて感動したことも思い出しました。図書館で調べてみようかな?
そんな折にうちの相方にお願いして一緒に我が家の本棚の整理をしたのですが、まさにこのタイミングにぴったりの本を見つけました。「そういえば、この本いいよ、って勧めてくれたのにまだ読んでなかったな。今こそ読む時が来たかもしれない。」と。
それが、この本です。
前田育男(著)『デザインが日本を変える – 日本人の美意識を取り戻す』
(光文社新書, 2018年, ¥800+税)
この本は、自動車メーカー・マツダのデザイン本部長(16年より常務執行役員デザイン・
ブランドスタイル担当)の著書です。
本書の詳細は、他のサイトのレヴューにお任せしたいと思います。
また熱く戦っている人を知りました。すっかり忘れてしまっていた「日本人の美意識」を教えられた気がします。
最近街で目を引く真っ赤な車。かっこいいな、どこの外車だろう?とマークを凝視すると、「え、マツダ?国産車なんだ。」
「魂動デザイン」というらしいですね。そのデザインが生まれるまでの話や、マツダのものづくりの精神、デザイン部だけでなくいろいろな部署を巻き込んで、素晴らしい自動車を世に送り出していることを知り、久しぶりに胸が熱くなりました。
外国のデザインばかりに心を奪われている場合ではないな、と改めて日本の美を再確認しようと思う今日この頃です。
それでは、皆さまもよい週末を!
<ロジカルシンキングとマインドマップ>
みなさん、こんばんは。
ご訪問いただき、ありがとうございます。
みなさんは「マインドマップ」をご存知ですか?
私が初めて「マインドマップ」を知ったのは、落合陽一さんがご出演された特番をTverで見たときのことでした。(確認したところ、2020年12月29日放送、フジテレビ「未来構想会議」でした)
番組の出演者の発言を、マインドマップクリエーターの方がマインドマップに整理されているのを見て、「なんか面白そう!」と、我が家でも早速調べて各々が作ってみました。
マインドマップについて、簡単にご紹介しますね。
由 来:著述家であるトニー・プザンによって提唱された
マインドマップとは:頭で思い描いたものを図式で表現するためのツール
思考を可視化するためのダイアグラム
(https://www.edrawsoft.com/jp/mindmap/what-is-maindmap.htmlより)
マインドマップはフリーソフト(Xマインドなど)もあるみたいです。
本書はマインドマップを主要テーマに取り扱っているわけではなく、ロジカルシンキングの理解に役立てるツールとして紹介されています。マインドマップの作り方については、本書で簡単に説明されています。
さて今回ご紹介する本は
高橋政史(著)『マインドマップ®問題解決 –「らくがき」で劇的に身につくロジカルシンキング』(ダイヤモンド社, 2009年, ¥1,600+税)
最近「○○の民主化」というワードをよく目にします。
高橋氏も本書の最後に、「いまや企業の業績は、再前線の社員ひとりひとりの問題解決力で決まる」「本書が目指したところは、全社員がマスターできるロジカルシンキング。」
だといいます。
これまでのようにプロや一部の社員が問題解決を担ってきた時代から、みんなで問題解決ができるようになることをめざす、「問題解決の民主化」の時代に入ろうとしているといったところでしょうか。
しかし私もそうなのですが、ロジカルシンキングはそう簡単に誰でも身に着けられるものではないですよね。
著者は「ロジカルシンキングが使いこなせないパターンには3つある。」と指摘します。
- ロジカルシンキングを勉強したけど、「挫折」するパターン
- ロジカルシンキングを勉強することを「躊躇」してきたパターン
- ロジカルシンキングを勉強してきたけど、「結果」につながらないパターン。
本書は、一言でいうと「ロジカルシンキングを習得できない」という課題を解決するための
本ではないかと思います。
私の場合を例に挙げてみますと、私がロジカルシンキングを苦手だと思う理由は以下のとおりです。
- 文字(文章)からイメージ(映像)を描きにくい。よって定着しづらい。
- フレームワークやツールをいつ、どのように使えばいいのかいまひとつよくわからない
- 本に書かれている具体例が難しい。
これに対して本書は
- イラストを使った説明で、イメージしやすい
- 身近な「例」が使われていて、わかりやすい。
- 4つのステップに沿って説明されている。シンプルで頭に入りやすい。
- ツールがシンプル。(マインドマップ/ソリューションツリー/フレームワーク)
読み終わった感想としては、ロジカルシンキングの骨格は理解できるようになったと思います。あとはもう少し肉付けをしたいところです。
ロジカルシンキングに関する本は、あと1冊紹介したら、いったん休憩しようと思います。今後もイノベーションの勉強をしながら、時々ロジカルシンキングの本も読んでご紹介しようと思います。
それでは、今日はこのへんで。
次回は、「デザインと行動」というテーマでご紹介しようと思います。
正直最後まで読み切れるかどうかさえ、自信がありません。私にはハードルが高そうな本ですが、ブログで紹介するのにふさわしい本だと思うので、どういう形であれご紹介したいと思います。
よかったら次回もご訪問ください。
それでは、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
<行動変容デザイン>
みなさん、こんにちは。
今回もご訪問いただき、ありがとうございます。
今回ご紹介する本ですが、実は友人が「これ良さそうだよ」と貸してくれた本です。
しかし友人はこう言ったのです。「まだ読んでないけどね」と。
「はぁ?」と思ったのですが、少し読んでみて「確かに読むのをためらうのもわかるわ。面白そうだけど、私には敷居が高いな」と感じました。
それでも読むべき人が読めば、きっととても役に立つ本に違いないと思い(「良書」と推薦を受けていますし)、覚悟を決めて読むことにしました。
今回ご紹介するのは。
Stephen Wendel(著)武山政直(監訳)相島雅樹 / 反中望 / 松村草也(訳)
『行動を変えるデザイン』(オーム社, 2020年, ¥3,400)
一週間くらいかけて、ようやく読み終わりました。その間著者の頭(思考)の中をさまよい、ようやく抜け出した気分です。結論からいいますと、「馬の耳に念仏」です。
それはともかく、著者のプロフィールからご紹介しましょう。
(著者)
スティーブン・ウェンデル(Stephen Wendel)氏
効果的にお金を管理するためのデジタルプロダクトを研究する行動社会学者
(監訳者)
武山政直 氏
慶応大学経済学部教授
(訳者)
相島雅樹 氏
株式会社リクルート住まいカンパニー SUUMOリサーチセンター研究員
反中望 氏
株式会社リクルート プロダクト統括本部プロダクトデザイン室 グループマネージャー
松村草也 氏
株式会社リクルート プロダクト総括本部プロダクトデザイン室 グループマネージャー
まずは本書の内容について、ざっくりご紹介したいと思います。
本書は、人々の行動、日常習慣を変える“行動変容”を促すプロダクト(アプリ)をデザインするために役立つ本です。
主にヘルスケア(健康管理)(例えば禁煙とかダイエットなど)、金融(資産管理)(例えば貯蓄率を上げたいとか)など、これまでITプロダクト(サービス、アプリなど)がなかなか使われなかった分野を対象に、ユーザーがなかなか実現できなかった行動の実現を助けるためのプロダクトを作りだすために、行動経済学と心理学をもとにした実践的な視点や知識を提供しています。(本書より)
対象読者は、「実務者(なんらかの行動を変えることを目的としたプロダクトをデザインし、
開発する人たち」だそうです。
残念ながら私は対象外なので、読んでもの内容が右から左に通り抜けていったのですが、それでも決して難しい理論や数式が書かれているわけではなく、読み物として最後まで読み切ることができました。
本書の構成は、シンプルです。
行動変容デザインには、どのようにプロダクトを構築するかについて、全部で4つの
段階があり、(理解→探索→デザイン→改善)その段階に沿って詳しく説明しています。
最後に実践ということでケーススタディーやQ&Aが書かれています。
また付録に、日本国内における行動変容デザインの事例も紹介されています。
このブログで紹介するかどうか、途中で悩みました。私は完全にアウェイなわけですし、
これまでのブログの流れから外れているような気もします。
普段は他の読者の評価を見ないようにしているのですが、今回は特別読んでみました。
賛否両論に分かれていました。でも、この分野の方の評価はやはり高いですね。
評価が低い理由は、内容ではなく書き方の好みのようです。
私も正直、最初「冗長な文章だな」と気になりました。でも、これは読者の理解を助けるために親切丁寧に書かれてあるからに違いないと思いました。それも了解済みのようで、その都度「ここでの学び」といった、要約がされています。
冒頭書きましたように、私のようにプロダクトデザインに携わることのない人間にとっては「馬の耳に念仏」かもしれませんが、とても価値の高い本に違いないだろうという気がしました。
もし興味をお持ちになられましたら、他のサイトのレヴューをご参考になるか、書店ですと
情報系のコーナーで見つけることができるかもしれません。私もみたことがあります。目を引くきれいな表紙です。友人も一目ぼれして買ったようです。
さて、この本を読み終わって私にどんな変化が起きたかというと、そうですね、自分の狭い枠を飛び越えた気がします。このブログを書いてなかったら、一生読むことのなかった本を、
一応最後まで読み切ることができたということで、自信がついたかもしれません。
友人たちからも、「もっと幅を広げてみたらどう?」とアドバイスをもらっています。
この本を貸してくれた友人も、「今までに読んだことのないような分野の本を読んだことに意義があるんじゃないかな。」とねぎらいの言葉をかけてくれました。
今すぐは役に立たないかもしれませんが、もしかしたらこの先役に立つことがあるかもしれませんし、何はともあれようやくデザイン思考の着地点に近づいてきました。
次回は、ロジカルシンキングの、いったんのゴールにしたいと思います。
長くなりましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
よかったら次回もお立ち寄りください。
それでは、よい週末を!
【休日企画】戦国武将のSWOT分析
みなさん、こんにちは。
今週は三連休という方も多いですよね。私はじっくり勉強に専念をしようと思います。
突然ですが皆さんは「あなたの好きな戦国武将は誰ですか?」と聞かれたら、誰が思い浮かびますか?
私は特に思い入れのある武将はいないのですが、強いて言えばむかーし見た大河ドラマで見た伊達政宗(確か渡辺謙さんが演じた)がカッコよかったな、とかすかに覚えているくらいです。
むしろアニメ「ワンピース」の癖の強い海賊たちの方が、色々と思い浮かびます。
そうですね、早くも脱落してしまいましたが、「白ひげ」や「エース」がお気に入りのキャラクターです。あっ、戦国時代ではなく、「大海賊時代」っていうんですよね。
「戦国武将は、子どもが憧れる正義のヒーローではなく、先の見えない時代に生き残りを
かけて戦う戦国時代の経営者!」(抜粋)
そう語るのは、
森岡健司(著)『SWOT分析による戦国時代の成功と失敗』
(ビジネス教育出版社, 2021年,¥1,500+税)
です。
先日、本棚の整理をしていた時に見つけました。この本、面白かったなあと。
著者の森岡健司氏は、中小企業診断士です。中学生の時歴史趣味レーションゲームに出会い、戦国時代の面白さに目覚めたとか。
コンサルタントの視点で、戦国武将たちの戦略の成功と失敗を分析されていて、戦国武将にそれほど思い入れのない私も気になって購入し、帰りの電車で面白い本だなと読みながら帰ったのを覚えています。
例えば、伊達政宗はブランディング。上杉景勝が戦略転換など、戦国武将たち(他に千の利休などの小勢力も)の手腕が紹介されています。
現在にも通じるところがありそうですね。
それでは、みんさまもよい週末を!
<ISSUE DRIVEN>
みなさん、こんにちは。
今日もご訪問いただき、ありがとうございます。
「一流」という言葉は、最高の褒め言葉だと思います。
私も様々な分野のプロフェッショナルの方で「一流」と称えられる方々に憧れます。
生まれつきの才能だけでなく、常に努力を惜しまない人をいうのではないかと思います。
この方も超一流の二刀流(いえ、多刀流)の方だと思います。
安宅 和人(著)『イシューからはじめよう – 知的生産の「シンプルな本質」』
(英治出版, 2021年, ¥1,800+税)
安宅和人 氏
東京大学大学院生物化学専攻(修士号)
マッキンゼー・アンド・カンパニー入社
4年半の勤務後にイェール大学・脳神経科学プログラムに入学
2008年よりヤフー株式会社(現在ヤフーCSO)
『シン・二ホン』の著者でもある
この本は、書店でよく見かけるベストセラーの本ですよね。
私も実は、このブログを始める前に購入して一度読みました。
当時「イシュー」について全くわかっていなかったこともあり、途中から理解できなくなり、消化不良のまま読み終わりました。
ロジカルシンキングの本を探していて、この本を見つけたのですが、今思うといきなり頂上からスタートしようとしていたものかもしれません。
今回改めて読み直してみて、ロジカルシンキングの総仕上げに位置づけられる本ではないかと思い、このブログのロジカルシンキングのいったんのゴールの本として選びました。
このブログでご紹介した本をお読みいただいた方には、きっと理解しやすいのではないかと思います。そして、これまでとらえづらかった「イシュー」について、見極め方を学ぶことができると思います。また、「ストーリーライン」ってどう書くの?という疑問も解消するはずです。
それではここで、これまで読んできたロジカルシンキングの本をもとに問題解決の流れを、私なりに整理してみます。
モレや誤りがあるかもしれませんが、皆さまでご確認、修正していただければ幸いです。
<ロジカルシンキングによる問題解決の流れ>
| 1.要因を洗い出す | マインドマップ(外在化) | ||||
| ↓ | MECE(情報の分類) | ||||
| 2.課題を絞る | Why so ? | ||||
| So what ? | |||||
| ↓ | |||||
| 3.イシュー(真の問題)を見極める | |||||
| ↓ | |||||
| 4.仮説を立てる | ストーリーライン | ||||
| ↓ | |||||
| 5.仮説を検証する | |||||
| ↓ | |||||
| 6.アウトプットにまとめる ピラミッドストラクチャー | |||||
本書はイシューの見極め方から、導き出される「解の質」の高め方まで教授しています。
これで、必要な知識は一通りそろったといえるのではないでしょうか?
本書でも書かれていましたが、あとは実践あるのみ。本を読むだけでは当然限界があるわけで、現場で情報収集したり、ベテランの方々、外部の方々からご意見をいただいたりしながら「ヒント」を探すことも大事だとのことでした。
この本を読んで、少し「早くこの方法を使ってみたいな」という気持ちになっています。
著者は研究者でもありコンサルタントでもあるので、論理的であり、科学者としての立場からの視点や切り口も独特だと感じました。ビジネスパーソンにも研究者にも読みやすい本ではないでしょうか。論文を書くヒントにもなりそうです。
それでは、ロジカルシンキングの方はいったんこれで締めくくります。
デザイン思考の方もそろそろ仕上げに入りたいところですが、その前に「アート思考」の本もチェックしておきたいと思います。
当初は、「アート思考」を取り扱う予定にはしていなかったのですが、最近とても気になります。次は「アート」かなと。
いづれにしても、あと少しで「イノベーション」に入る予定です。徐々に本も集まっています。まだ構成は考え中です。時間をかけてゆっくり設計図を考えていきます。
それでは、またよろしくお願いします。
<アート思考とイノベーション>
みなさん、こんにちは。
ご訪問いただき、ありがとうございます。
今回ご紹介する本を読みながら、こんな名言を思い出しました。
常識とは
18歳までに身につけた
偏見のコレクションのことを言う
アルベルト・アインシュタイン
もちろん時と場合によりますが。
今回ご紹介するのは
秋元雄史(著)『Art Thinking アート思考 ビジネスと芸術で人々の幸福を高める方法』
(プレジデント社, 2019年, 1,700円+税)
この本も、インパクトのある表紙でした。先日教えてもらった本屋さんには気になる本がたくさんありました。最近アマゾンでお勧めしていて、買おうかどうしようか迷っていた本も全てそろっていたのですが、もう「君に決めた!」という感じでこの本を購入することにしました。決め手は「イノベーション」について書かれていたからです。
まずはプロフィールから
秋元雄史 氏
東京藝術大学美術館長・教授、および練馬区立美術館館長
「ベネッセアートサイト直島」の主担当となる
そもそも、「アート」は「ビジネス」に役立つのか?
「シリコンアレーなどで新たなビジネスを生み出してきた、成功を遂げてきた人々の多くがアートの素養を持ち合わせていた」(本文より)という事実からも、無関係ではないように思います。
アップルの創業者スティーブ・ジョブズは、文字のアート、カリグラフィーを学び、旧米ヤフーの元CEO、マリッサ・メイヤーが画家である母親に影響を受け、Airbnb(エアービーアンドビー)の創業者の一人、ジョー・ゲビアンも学生時代にアートを勉強していた(本文より)など、いくつも事例があるようです。
一般人の私も、自宅に物置部屋兼書斎のような空間があり、壁に現代アート作品(ポスターやポストカード)を貼り、閉じられた空間でクリエーティブな発想ができるようにしています。雰囲気だけですが。
そもそも、「デザイン思考」と「アート思考」はどう違うのでしょう?
著者はこう説明しています。
「デザイン思考がユーザーにとって最適解を得るための「課題解決」型の思考であるのに対して、アート思考は「そもそも何が課題なのか」という問題をつくり出し、「何が問題なのか」といった問いから始めるのが、特徴です。」(本書p.26)
そして、シアトル在住の日系アメリカ人のグラフィックデザイナーで、デザインとテクノロジーの融合を追求する第一人者、ジョン・マエダがある雑誌のインタビューに答えたときの
言葉を引用して
「いま、イノベーションはデザイン以外のところで生じる必要がある。それを簡単にいうと、
アートの世界ということになる。・・・・」と。(本書p.27)
アートにおける「正しい問いを立てること」の重要性が、イノベーションと関係しているのでしょうか。
そして、「アート思考」がイノベーションに役に立つヒントを持っているとしたら、もう一つは「思考の飛躍」ではないかと、本書を読んで思いました。
いずれにしても、書物を読んだだけでは「アート思考」を身に着けることは困難でしょう。
まずは書物から知識を得て、あとは「アート」に触れる機会を増やし、目を肥やしていくことなのかなと思いました。
本書にもアートの鑑賞法が紹介されていましたが、私は下記の本もお勧めします。
「こんな美術の授業を受けたかった!」「アートって面白い!」そう思える本だと思います。
松永幸歩 『13歳からのアート思考 -「自分だけの答え」が見つかる』
(ダイヤモンド社, 2020年,¥1800+税)
今日はここまでにいたします。最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
「直島」行ってみたいですね。
次回は再びデザイン思考です。デザイン思考も残すところあと2冊です。
もう一息。頑張ります。
それでは、よい週末を!
<デザイン・ドリブン・イノベーション>
みなさん、こんばんは。
ご訪問いただき、ありがとうございます。
私は、昔から「小さくて大事なことは悩まないけど、そのくせ大きくてどうでもいいことで悩むよね」などと言われることがあります。
「いやいや、そんなことはないだろう」と、自分では自覚していなかったのですが、ブログを始めてみて、確かにそういうところもあるかもしれないと思い始めています。
「大きなこと」、そう自分でも笑ってしまうのですが小さいころからなぜか、ちょっとやそっとでは解けないような難題にチャレンジしてみたいという関心がありました。
小学生の時、先生が読み聞かせてくれた「野口英世」の伝記に影響を受けたことが大きいかもしれません。それから何冊も彼に関する本を読みました。
でも、この頃はまずは自分の足元からしっかりと固めないといけないよなと反省しています。冒頭の指摘をしてくれたのは、今思うと対局観で物事を見ることができる人たちです。
俯瞰力も大事だとは思いますが、細かいことにもきちんと気が付けることも大事ですよね。
受験勉強でもそれは痛切に感じます。課題が増えました。というか中途半端すぎるぞ、私!
さて、今回ご紹介するのは
安西洋之・八重樫文(著)『デザインの次に来るもの これからの商品は「意味」を考える』
(株式会社インプレス, 2017年,¥1,680+税)
まずはプロフィールから
安西 洋之 氏
モバイルクルーズ株式会社代表取締役
八重樫 文 氏
立命館大学経営学部教授、立命館大学科学研究センター長
この本を最初に読んだときは、まだデザイン思考の本が書店でたくさん並んでいた、おそらくデザイン思考のブームの時期だったと記憶しています。
どこかで「デザイン思考」こそ「救世主だ」という思い込みがあり、また仕事も忙しくなりそれどころではなくなったこともあり途中で読むのをやめました。
それ以降このブログを立ち上げるぞ!と決めるまではデザイン思考のことはすっかり頭から離れていました。再びあの黄色い本を読んで、気持ちが再燃するまでは。
まず本書を読むと、EUのイノベーション政策として
「デザイン思考」「ユーザー中心デザイン」「デザイン・ドリブン・イノベーション」の
3つのアプローチを重視していることを知ることができます。
「デザイン・ドリブン・イノベーション」? 聞き慣れない言葉ですね。「デザインが主導するイノベーション」という意味だそうです。簡単にまとめると「新しい意味を生み出すこと」で、商品の価値を飛躍的に高めるというイノベーション(すなわち「意味のイノベーション」といえるのではないかと思います。
そして、「デザイン思考」はイノベーションの万能薬ではないのか?という疑問が提示されています。
イノベーションには革新性の度合いにより、「斬新的」と「急進的」の二つに分けられるといいます。(本書p.122)
デザイン思考は、前者の「斬新的なイノベーション」すなわち、いままでに存在するものやことの使い勝手や性能、あり方を改善することで、変化を緩やかにするイノベーションに
向いていると捉えられるようです。(本書より)
また、「デザイン思考」に足りないものは何か?
それは、「問題の領域設定」を誰がどのように行うかが課題であり、弱点であると指摘しています。
そこでデザイン思考の課題を補強し、企業が新しく柔軟な考え方を得るためにアートの力を利用するという試みも紹介されています。「アーティスティック・イノベーション」という試みだそうです。(P.186)
今回改めて最後まで本書を読んでみて、そうですね、モヤモヤした気持ちで読み終わりました。「デザイン思考の次に来るもの」それは何か?まだ明確な答えは見つかっていません。
次回でデザイン思考もひとまずゴールといたします。それでも「デザイン思考は有効なのか?」確かめてみたいと思います。
【休日企画】DeepTech (ディープテック)
みなさん、おはようございます。
ご訪問いただき、ありがとうございます。
今週ご紹介するのは、
丸 幸弘+尾原 和啓(著)
『ディープテック Deep Tech - 世界の未来を切り拓く「眠れる技術」』
(日経BP, 2019年, ¥1,800+税)
この本を紹介するか正直迷いました。
理由は
- この本を購入して読んだのは、確か2,3年くらい前だったはず。時間が経っているので情報がふるいかもしれない。
- 最近このタイトルの本をすっかり書店で見かけないけど、ブームは一時的なものだったのではないか?
それで最新情報を調べてみたところ、Deep Techは今も継続していて、注目もされているようです。
ですが大変申し訳ありませんが、文系の私ではこの「テクノロジー」が皆さんにとって役に立つ情報なのか全く判断することができません。今回は私の書評は差し控えて、もしご興味をお持ちの方は、下記のURLから「Deep Tech」 とはなにか、また現在どんな活動がされているのかご確認いただければ幸いです。またこういう流れもあるんだなという情報の一端として知っておかれるのはいかがでしょうか。
私もこれを機に、現在またこれからの動向にも注目しようと思います。
それでは、皆さまもよい週末を!
<デザイン思考の進化>
みなさま、こんにちは。
ご訪問いただき、ありがとうございます。
ついにデザイン思考、最終回ですね。もしかしたら、今後の動向次第でまたご紹介するかもしれませんが。ホッとしている反面、やはり寂しいものを感じます。
うちの下の子が最近、私がブログで紹介している本を「大学生になったら読むから、きれいに保管しといてね!」と、うれしいことを言ってくれるようになりました。
「いやいや、君が大学生になる頃には電子書籍が当たり前になっているのでは・・・」。
今回ご紹介するのは
Harvard Business Review “デザイン思考の進化“ (April 2016)
(ダイヤモンド社, ¥2,060)
少し古い論文集にはなりますが、『本質』に新しいも古いもないはず、と思い、これを締めくくりの一冊に選びました。
特集「デザイン思考の進化」が組まれていて、以下の4つの論文と2つのインタビュー記事が掲載されています。
〔1〕「デザイン思考」を超えるデザイン思考 / 濱口 秀司(ビジネスデザイナー)
〔2〕サムスン:デザイン思考から何を得たのか
/ ヨー・ヨンジン(テンプル大学フォックススクール・オブ・ビジネス教授
/ キム・ギュンムク(サムスン電子コーポレートデザインセンター 主席デザイナー)
〔3〕【インタビュー】ペプシコ:戦略にユーザー体験を
〔4〕IDEO流 実行する組織のつくり方
/ ティム・ブラウン(IDEO CEO 兼 社長)
/ ロジャー・マーティン(トロント大学 ロットマンスクール・オぶ・マネジメント教授)
〔5〕デザインの原則を組織に応用する
/ ジョン・コルコ(ブラックボード バイスプレジデント)
〔6〕【インタビュー】はたして、論理は法相の敵なのか / 野矢茂樹(東京大学大学院教授)
まずはトップバッターの濱口氏の論文について、重要と思われるポイントを押さえておきたいと思います。
「デザイン思考」からイノベーションは生まれないのか?
濱口氏は「デザイン思考」を2種類に分類します。
DTn (Design Thinking driven by needs / ユーザー中心のデザイン)
DTf (Design Thinkig driven by framworks / クリエーター中心のデザイン)
前者がユーザーニーズの本質をつかむことを最も重視するのに対し、後者はクリエーター、
すなわち業界のプロの企画者たちが陥るバイアス(先入観)を探すためのフレームワーク作成が肝心となる」(P.32より)といいます。
「次に、そのフレームワークからバイアスを見つけ、それを破壊するアイデアを生む。・・・・」
(p.32より)
こういった過程が、イラストを交えて可視的にかつ論理的に説明されています。
初めてこの論文を読んだときは、頭の中がよじれるというか、もう訳がわかりませんでした。
このブログを通じて私なりに成長できたのか、今回改めて読み直してみて、実はとても論理的にわかりやすく書かれていたことがわかりました。2軸思考に慣れたのかもしれません。
みなさんはいかがでしょうか?
説明を読むと、なんとなくわかるような気がするのですが、実際に実行するのはとても
難しいように私には思えます。
例えるなら、(例えが的確ではないかもしれませんが)メジャーリーグで剛速球を投げるピッチャーからレクチャーを受けて、「こういうフォームで、このタイミングで投げて、こういう球の軌道を描くように投げるといいよ」と説明を受けて、なんとなくイメージは沸くのですが、実際に自分で再現できるかと言われるとそんなはずもなく、その球も速すぎて目で追うことすらできない、そんな印象を持ちます。
そういわれると元も子もないですよね。
「バイアスを破壊するメカニズム」とは?「ストラクチャード・ケイオス(構造・論理と混沌・直感)」を体得するには?
まだまだ難問が残ります。ゆえに、これらを理解するための思考法を模索していきたいと思います。
〔2〕〔3〕の論文とインタビューは、2社が「デザイン思考」を取り入れて組織改革をした結果、業績が好転した成功例が紹介されています。
しかし、全社をあげて「デザイン」の重要性を理解させ、組織改革を行うことは決して容易ではなかったようです。どのように組織改革を行い、成功を収めたのか、参考になるといいですね。
〔4〕ペルーのインテルコープグループのCEOロドリゲス=パストール氏は「ペルーに中産階級を生み出すことで国の経済を一変させたいという大志を抱いていた」(p.68)
彼が仕掛けた「ソーシャルエンジニアリングの大々的な実験とは」?
〔5〕IBMやGE、デロイトやマッキンゼーなどの大手戦略コンサルティングファームなど
デザイン思考を取り入れ始めている企業の今後の課題について考察しています。
デザイン思考は決して万能薬ではなく、適切な期待と現実的な時間軸に沿っていなければならないと提言しています。
〔6〕「論理的思考」というが、「論理」と「思考」は正反対の場所にあると説いています。
思考は飛躍するが、飛躍したものを相手にそのまま投げても伝わらない。
相手に伝えるために、論理が必要になる。両者は補完的な関係にあるように思う。
私たちが新しいものを生み出し、それを広げるには、2つの関係性をどのようにとらえ、どう活かしていくべきか、野矢先生のインタビューからヒントを得たい。
以上、ざっと簡単にまとめました。参考になれば幸いです。
ここで総評を書かないといけないですね。「うーん、悩みます」。
私個人の感想としては、「デザイン思考」が万能薬でないとしても、成功例がある以上は
やはり有効な解決手段であることには違いないと思います。
今の時代のニースにマッチしているのだと。
一方、「0→1」を生むイノベーションには適していないこともよくわかりました。
しかし、ブレストや付箋などのツールは使えるということもわかりました。
あとはイノベーションを生み出す思考をどう体得するか、それが難題だと思います。
思考のトレーニングしかないのかな。
さて今後の予定ですが、「イノベーション」をどういう切り口でさばいていくか、だいたいの方針が決まりました。
- 理論(イノベーションとは?など)
- 組織論(イノベーションを生み出しやすい環境とは)
- テクノロジー論(文系の私には難しいですね。できれば最新のテクノロジーの動向も追ってみたいです。)
- 思考編(アイデア・思考法)
- 美意識+α
この5つのカテゴリーで紹介して行こうと思います。全くの我流です。途中で変更するかもしれません。ご了承ください。
詳細はその都度ご説明させていただきます。
長くなりましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
次回は少し間隔が空くかもしれませんが、またお立ち寄りいただければ幸いです。
それでは、よい週末を!
【予告】<イノベーションの教科書>
みなさん、こんにちは。
ご訪問いただき、ありがとうございます。
「「イノベーション」を5つのカテゴリーに分けて紹介することにしたけど、どうかな?」と友人に相談したところ、「それって個々がどう繋がっているの?どういう階層になっているの?人体に例えるとどうなの?」と散々ダメ出しをされました。
もうたじろぐばかりの私。いや、私が聞きたかったのは、この分類でよかったのか、ってことなんだけどな・・・。
一晩考えて、歩きまわって、そして思いついた人体のたとえは、以下のようになりました。
- 理論(body)からだ
- 組織論(hart/mind)心
- テクノロジー(hands)手/足
- 思考(head/brain)頭/頭脳
- 美意識+α(eyes)目
みなさんは違う意見をお持ちかもしれませんが、各々のイメージでとらえていきましょう。
ちなみに、「さばく」と書いてしまったので、魚をさばいて、頭としっぽ、骨と切り身に分けるイメージになったかもしれませんが、私のイメージでは、巨大な石の塊を色々な方向から掘って彫刻を作り上げるようなイメージでおります。なんのこっちゃ(なんだそれ?)ですよね。
そういえば、むかーし「経済史」のような本を読んだときに、経済学のもとになる考えを築いたのは、医師たちだったとか、確かそんなような話を読んだ記憶があります。
経済という、目に見えない実体のないものを、人体になぞらえてとらえたのか。
さて前置きが長くなりましたが表題のごとく、今回は私が書評(?)をする前に、
事前にこれからご紹介しようと思う本を「予告」いたします。
一橋大学イノベーション研究センター〔編〕『イノベーション・マネジメント入門』
(日経BP 日本経済新聞出版本部, 2017年,¥3,600+税)
です。
「は?」と思われるかもしれません。大変邪道ではありますが、この本はかなりボリュームもあるうえ、私も今月から時間的余裕が厳しくなる見込みです。間違いなく今週中の投稿は絶望的です。
この本は、イノベーションの全体像をつかむことができる、教科書としてぴったりの本だと思います。私は、1,2年前に半分くらいまで読みましたが、受験勉強で忙しくなり以来本棚にしまいこんでいました。初学者にも読みやすく、幅広いテーマを扱っていると思います。
私の書評なんて待ってられないよ、という方、一緒に勉強しよう!という方、よかったら先に試し読みなどされてご検討されてはいかがでしょうか。私の投稿を読んでからでいいよ、という方もいらっしゃいましたら、大変ありがたいです。
私も亀の歩みかもしれませんが、ゆっくりじっくり読んでまとめようと思います。
それでも休日企画は投稿したいと思っています。
もしよかったらお立ち寄りください。
それでは、また。
<イノベーション・マネジメント~第1章から第2章>
みなさん、こんばんは。
今回もご訪問いただき、ありがとうございます。
今週は読書に時間がなかなかかけられず、スロースタートになっております。
ところで、もうすでにこの本をお手元にお持ちのかたはいらっしゃいますでしょうか。
うっかりして、予告で書き漏れがあり申し訳ありません。私が手元に持っているのは、
第2版の方です。第1版と内容が若干違うかもしれませんが、ご了承ください。
本書を全部読み終えてから投稿しようと思ったのですが、とても時間がかかりそうなので、
表題の通り、やっぱり小出しでご紹介することにしました。
しばらくこの本の紹介が続きます。ご理解のほど、宜しくお願いします。
また私事ではございますが、ブログを始めてから確か今日で3か月になるかと思います。
もし、このブログを7月から継続して読んでいただいている読者の方がいらっしゃったとしたら、心より厚くお礼を申し上げます。また本日もご訪問いただいた皆様にも感謝いたします。
それでは改めて,今回ご紹介するのは
一橋大学イノベーション研究センター(編)『イノベーション・マネジメント(第二版)』
(日本経済新聞出版本部, 2017年, ¥3,600+税)
本書はボリュームもあり内容が盛りだくさんですので、少しずつ重要だと思われる箇所を
ご紹介していこうと思います。抜粋が続きますが、ご寛容にお願いします。
まずは、「イノベーション」の定義から見ていきましょう。
イノベーションといえば、古くは経済学者シュンペーター(Schumpeter)が、彼の書物でこう定義しているようです。
「イノベーションとは、知識や物、力を、従来とは異なったかたちで結合する「新結合」である」と。
彼は、この「新結合」には次の5つがあると説明しています。
- まだ消費者に知られていない新しい商品や商品の新しい品質の開発
- 未知の生産方法の開発(科学的発見に基づいてもいいし、商品の新しい取り扱いも含む)
- 従来参加していなかった市場の開拓
- 原料ないし、半製品の新しい供給源の獲得
- 新しい組織の実現
(本書P.2~3より抜粋)
本書では、イノベーションを「社会に価値をもたらす革新」と定義し、「価値」と「革新」という2つの側面からとらえていることが特徴(p.3)だそうです。
第2章では、イノベーションの歴史として、イギリスの「産業革命」とアメリカの「ビッグビジネス」の出現について紹介されています。
イギリスの産業革命は、偉大な発明家が存在し、彼らの発明によって社会が大きく変革していったという印象を持つが、実際には非常に長い時間をかけて累積的なイノベーションが積み重なって起こった(p.22)と記述されています。
累積的なイノベーションとは、「1つの技術が突出することによって不均衡が生じ、それを
解消するために他の工程あるいは技術が進歩し、またそこで新たな突出が生まれていった(p.24)」ということのようです。
では、なぜイギリスで産業革命が起こったのか?
特許制度(知的財産権を保護する制度)の確立と、資本に対する相対的な賃金の高さなどの要因があったようです。
一方、アメリカでは19世紀後半に巨大企業が出現します。
鉄鋼王アンドリュー・カーネギーによって設立されたカーネギー・スティールやジョン・ロックフェラーに率いられたスタンダード・オイルなどのビッグビジネスの登場により、イノベーションは必ずしも技術的なものを源泉するものではなく、組織的な改革も源泉となることも明らかになった(p.31)
そして経営資源の内部化(研究開発機能の内部化)を行うことにより企業は大きく成長し、その一方で、企業の既存の能力を破壊するようなイノベーションを生み出すために、経営資源の外部化(オープン・イノベーション)の動きが90年代から見られてきた。(p.45)
以上の流れから、「技術それ自体の新規性だけでは、大きな価値の創造が難しくなってきている。企業の戦略や組織、あるいは補完技術やデザインなどの相対的な重要性が大きくなっているようである。」(p.459
以上が、1章から2章までの、私が重要だと思う箇所の抜粋です。
次週も引き続き、読み終わったところまでご紹介したいと思います。 最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
【休日企画】手帳術
みなさん、こんにちは。
ご訪問いただき、ありがとうございます。
最近うちの相方にもいわれたのですが、もっと素の自分も出してみたらどうと。
例えば「アニメワンピースの考察」とか。できることならそうしたいけど、そこまで
研究できていない。というか、登場人物の名前が、まず覚えきれない。
確かにこのブログ、まだ自分らしさを出し切れていない気がします。「よそ行き顔」というか。
まだ緊張するし、本とか情報を紹介する側も商品イメージを損ねてはいけないので、一応自分もそれらしく振舞わないといけない気がして、どこかかっこつけている気がします。
ブログって、難しい・・・。
普段通りというと、よく関西のローカル番組を見ます。
土曜日は「住人十色」(ご自宅訪問)という番組と、日曜日は「やすとものどこいこ?」(お買い物バラエティ)が好きです。「ほんわかテレビ」(情報バラエティ)も時々見ます。
関西で活躍されている芸人さんでいうと、「笑い飯」が好きです。
動画は「建築家二人暮らし」さん、あとうちの相方の影響で鉄道系Youtuberの西園寺さんの動画も時々隣で聞いています。
私の情報はいらなかったかもしれませんね。大変失礼いたしました。
自分らしさを開放(?)したところで、さて10月はどうも来年の「手帳」が書店や文具店に並び始める時期みたいですね
皆さんはスケジュールをスマホやタブレットなどで管理されるデジタル派ですか?それとも私のように、アナログ派でしょうか?もしくは両方を活用されていますか?
最近私もアナログとデジタルの両立を模索し始めています。
そんなこんなで、この本を本棚から引っ張り出しました。
館神 龍彦(手帳評論家)(著)
『最新トレンドから導く手帳テクニック100』
(株式会社枻(えい)出版社, 2018年, ¥1,500)
なにしろ「手帳評論家」ですから、私たちがあまり知らないような使い方が紹介されています。新しい手帳の使い方を模索されている方にお勧めです。なかなか奥深いです。
手帳の使い方だけでなく、それに関連する書籍の紹介や筆記具の紹介もされています。
メインはアナログの手帳ですが、アナログとデジタルの使い分けについても紹介されています。
みなさんのスマホ(タブレット)の活用術も、機会があればお聞きしたいです。
それでは、よい週末を!
<イノベーション・マネジメント入門>第3~5章
みなさん、こんばんは。
ご訪問いただき、ありがとうございます。
今回も、引き続き『イノベーション・マネジメント』のご紹介をさせていただきます。
昨日今日と情報処理の勉強の遅れを取り戻そうと奮闘しながら、読書もなんとか進めました。情報処理試験、かなり難しいです。10月の受験を断念して、春を目指します。
さて、早速ですが本書の第3章から要点をピックアップしてご紹介したいと思います。
第3章 イノベーション企業の栄枯盛衰
「イノベーションは、新しい市場機会を創造し、企業に新しい成長機会と市場地位をもたらしてくれる。その一方で、企業の市場地位を低下させ、企業を淘汰させる脅威としても機能する」(p.51)
本章では、イノベーションと企業の栄枯盛衰の関係を解き明かしていきます。
・「先行者の優位」と「後発者の優位」とは?
・利益確保の可能性(先発者の自らつくり出したイノベーションの果実を、どの程度自分のものとして確保できるか)
・変化をもたらすイノベーションのタイプ
「斬新的イノベーション」と「急進的イノベーション」とは?
・「能力増強型イノベーション」と「能力破壊型イノベーション」とは?
・変革力から見た4つのイノベーションのタイプ
・顧客との関係性
「既存の重要顧客の声に耳を傾けつつも、将来自社の重要顧客となりうる顧客の声にも
耳を傾ける必要がある」(p.72)
・なぜ既存企業はイノベーションがもたらす環境変化にうまく適応できないのか?
→ここは個人的に特に重要だと思います。
「大企業病」と呼ばれる「病理の構造」に着目すると、「個人の意思決定バイアス」、
「集団の力学」という2つの要因が指摘されます。
・「イノベーションの競争インパクトを検討するには、単に技術の優劣を検討するだけで
なく、技術と社会の関係性にも注意する必要がある」(p.79)
第4章 産業とイノベーション
1.なぜ産業ごとに違いがあるのか?
産業界で売り上げに占める研究機関の水準(研究開発集約度)の格差は大きい。
例えば自動車産業では、世界の主要企業の研究開発集約度はほぼ5%水準であり、
一方医薬品産業では15~20%の水準である(p.80)。
またイノベーションの方向性も産業間で大きく異なる。
加えて、国際競争力のある企業が特定の国に集中して立地する傾向がある。
本章では、これらの違いが生じる要因を理解する必要な産業レベルでのイノベーションの過程や、そのパフォーマンスを決定するメカニズムを考察しています。(P.81)
第5章 イノベーションの測定
イノベーションの測定方法として、「生産性の測定」「需要関数の推定」「特許データ」
「学術論文」などが挙げられます。
ただし、イノベーションを定量的に評価するうえで完全な測定方法、そして指標は存在しないことが指摘されています。
4章・5章は経済学のモデルが度々登場するので、馴染みのない方は抵抗を感じるかもしれませんが、気にせずざっくり読まれるとよいかと思います。実務で使われることはきっとないように思いますので。個人的には、第3章は重要な内容だと感じたので、細かくポイントを挙げさせていただきました。
ここまでが“第一部 イノベーションの全体像” です。
しばらく同じ本が続きますが、もしよかったらお立ち寄りください。
それでは、引き続きよい週末を!
<イノベーション・マネジメント入門 第6章~8章>
みなさん、こんにちは。
ご訪問いただき、ありがとうございます。
先日、大学の同期たちと再会することができました。
みな口をそろえて出てきた言葉が「あの頃、もっとちゃんと勉強すればよかった」と。
そういいながらも、みな各方面で活躍していて、各々が今も勉強を続けていました。
私も感心している場合ではない、頑張らねばと刺激をもらいました。
さて、今回も引き続き同書の内容をご案内させていただきます。
まだしばらく同書の紹介が続きますが、お付き合いいただければ幸いです。
第6章 イノベーションとアントレプレナーシップ
アントレプレナーシップは日本では「企業家精神」と訳され、「精神論」にばかり焦点が絞られてきたが、本書では「企業家が現在管理している経営資源にとらわれることなくビジネス機会を追求する程度」と定義する(p.144)。
アントレプレナーシップは、企業の規模やその歴史に関わらず、すべての企業にとって重要で、イノベーションを生み出すには、不可欠な要素であり(P.162)、イノベーションの研究のフロンティアとして、今後の大きな展開が期待されている。
私が注目するキーワードをご提示します。
・ベンチャーキャピタル
・労働市場の流動性
・サブマーケット
・組織内のアントレプレナーシップによるミドル・マネジメント
・コーポレート・ベンチャー・キャピタル
第7章 イノベーションを実現する資源動員と知識創造
企業に非連続的な成長をもたらすイノベーションを実現するためには、高い不確実性下で革新活動へ継続的に資源を動員する「資源動員」と、動員された資源を結合して新たな知識を創造する「知識創造」という、相互に不可分の2つの活動が要求される(p.165)。
本章では企業によるイノベーションの実現のメカニズムを提示するとともに、その課題と挑戦を浮き彫りにする(p.165)。
事例:東レによるPAN系炭素繊維のイノベーション
ソニーの非接触ICカードシステム、Felica(suicaなど)
カシオのQV-10
日東電工による逆浸透膜の開発
注目するキーワード
・資源動員の壁の克服
・資源動員を可能にする3つのルート
・「アイデア創出プロセス」と「アイデア実現プロセス」
・個人的な資質とクリエイティビティ
・組織のクリエイティビティ
第8章 新製品開発のマネージメント
どんなに革新的なアイデアであっても、それが顧客のニーズを満たすような製品やサービスとして結実しなければ、社会に生み出すことができず、イノベーションは実現しない。(p.185)
製品とは、一般に、さまざまな物理要素(材料や部品)を結合して、顧客にとっての価値を実現する機能を特定の空間に配置してパッケージ化した「解(ソリューション)」である。
(p.185)
また、製品は、顧客が使用の文脈で引き出す「価値」、その価値を実現する「機能」、そしてその機能を実現するための「物理要素」という3つの層から構成され(p.1869、「新」製品開発とは、これらの3つの層に新たな結合パターンをつくりだすことだと考えることができる。(p.187)
本章では、新しい製品やサービスが開発されるプロセスや組織のマネジメントを議論する。
(P.185)
注目するキーワード
・新製品開発の2つの側面
- 顧客価値を実現化する機能の設定:価値層と機能層の結合の側面
- 機能を実現する物理要素の結合:機能層と物理層の結合の側面
・「価値-機能」の関係が持続的で、「機能-物理要素」の関係が画期的な変化を伴う場合
・「機能-物理要素」の関係が持続的で、「価値-機能」の関係が画期的な変化を見せる場合
・顧客が抱えるボトルネックの発見
・「破壊的技術」
・製品アーキテクチャーの設計
・開発ステージの重複の程度
・情報転写・問題解決のタイミング
・3次元CADの影響
・「重量級プロジェクトマネジャー(HWPM)
個人的には製品の開発に携わったことがないので、8章が特に難しかったのですが、重要な内容が書かれているように思いました。
ここまで本書を読んで、なんとなくイノベーションの輪郭が見えてきたように思います。
予想以上に複雑ですね。
次回も引き続き、ざくっとご紹介していきます。
それでは、きょうはここまでにします。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
<イノベーション・マネジメント入門 第9~10章>
みなさん、こんにちは。
今回もご訪問頂き、ありがとうございます。
先日父のことをお話してから、子どものころの記憶がよみがえってきました。
私の父が電機メーカーで働いていたおかげで、我が家には、いち早く最新家電が入ってきました。
一番記憶に残っているのは、初めて電子レンジが我が家に届いた日のことです。
当時は、まだ電子レンジは結構大型でした。電子レンジが何なのか知らなかった私は、
この箱で料理ができる?魔法の箱か?と不思議に思ったのを覚えています。
動き出したら音もするし、「爆発したらどうしよう」とドキドキしたのも覚えています。
当時の日本の電機製品は、黄金期だったのかもしれません。私もお手伝いをしたりしてお小遣いをコツコツ貯めて、パソコンやビデオデッキを買ったのを覚えています。
さすがに、親もあきれていましたが。
さて、今回も引き続き同書をご紹介します。
第9章 イノベーションと企業戦略
「生き延びるのは最も強い種でもなければ、最も知的な種でもない。変化に最も適応できる種である」(チャールス・ダーウィン)。
それでは、どのように変化を認識し、対処することが可能なのか。この章では、競争優位とは何か、戦略とは何かという基本的な問題から出発したうえで、変化を認識し対処するためには何をすべきなのか、という問題を検討する。(p.219)
私が注目するキーワード
・技術的変換能力(ものづくり能力)と経済的変換能力(価値づくり能力)
高いものづくり能力を起点とし、そのうえで価値づくり能力の向上を目指して
いかなくては、企業の持続的成長は期待できない。(P.223)
・破壊的イノベーション
・リバース・イノベーション
・プラットフォーム戦略とオープン・イノベーション戦略
第10章 イノベーションと企業間システム
どんな大きな企業でも、イノベーションを生み出し、その果実を獲得するために必要な活動や資源をすべて自社でまかなうことはできない。企業や大学など外部の組織との分業や協力が必要である。
本章では、イノベーションと企業間システム(企業間でどのように活動を分業し、どのような関係を築いていくか)について、イノベーションにおける企業システムのマネジメントと
イノベーションと企業間システムの関係について議論する(p.246)。
- オープン・イノベーション
以上、ここまでが第Ⅱ部「イノベーション創出プロセス」の内容紹介です。
次回から第Ⅲ部「イノベーションと経済政策」をご案内します。
知的財産制度のお話も出てくるみたいで、個人的にはしっかり勉強しないといけないところです。よかったらお立ち寄りください。
今週の週末企画は、「テレワーク」に関する書籍をご紹介しようと思います。
インテリアと健康のお話です。
もしよかったら、そちらも覗いてみて下さい。
それでは、また。
【週末企画】<最高のテレワーク空間>
みなさん、こんにちは。
ご訪問頂き、ありがとうございます。
一週間が過ぎるのがあっという間に感じます。
最近の電車の混み具合からして、「テレワーク」という働き方はあまり浸透しなかったのでしょうか。
私も「テレワーク」もどきの働き方を、6年間経験したことがあります。
当時子どもがまだ小さかったので、この働き方がとてもありがたかったです。
テレワークのメリットは、自分で仕事をする環境をアレンジできるところかなと思います。
私にとって、理想の仕事場はカフェのような雰囲気ですね。
本日ご紹介するのは
尾田 恵(著)『光とインテリアで整う 最高のテレワーク空間』
(実業之日本社, 2021年, ¥1,650(税込))
著者の考えによると、「インテリア」は、私たちの「健康」を下支えするための大きな役割を持っているそうです。
「目の疲れ、偏頭痛・・・もしかしてPCの光が原因!?」
意外と盲点だったのは、「光」の影響でした。この本を読んで、照明の明るさや色を気にするようになりました。あとは勉強や仕事をするスペースの壁の色も気になって、モスグリーンの壁紙を貼って、光の反射を和らげるようにしました。
本書は、メインは「光」の話ですが、それ以外にもインテリアの工夫についても紹介されています。
そういえばACTUSの動画で、北欧の方たちは間接照明を使って光を立体的に演出していると紹介していました。おうち時間が長いので、光との付き合い方が上手なのでしょうね。夜は確かに、優しい光に包まれてくつろぎたいですね。
それでは、よい週末を!
<イノベーション・マネー第ジメント入門 –完結編>
みなさん、こんにちは。
今日もご訪問頂き、ありがとうございます。
食欲の秋ですね。
最近油断してついつい食べ過ぎてしまい、リバウンドして大慌てしております。
体重はあっという間に増えるのに、年齢を重ねると落とすのには時間がかかります。
秋の味覚を堪能したいというのに、太りにくい体質に生まれたかったです。
さて本書の第Ⅲ部はイッキに読み進めて。ようやく今回で最終回を迎えます。
それでは、ノンストップで各章のまとめをご紹介していきたいと思います。
[第Ⅲ部] イノベーションと経済政策
第11章 イノベーションと制作・制度
イノベーションは経済環境や社会環境を大きく変化させると同時に、その進展自体が経済環境や社会環境に大きく影響される。
だからこそ、マクロ・ミクロ経済政策や社会環境を律しようとする様々な規制がイノベーションの進展に大きな影響を与えることになる。
本章では、イノベーションと政策・制度がどのような相互依存関係をもってきたかを歴史的に概観し、国や公的組織のイノベーション組織の根拠や分類などを整理する。
さらに、日本におけるイノベーション政策と日本の社会環境との関係も見ていく。
第12章 科学技術イノベーション政策
日本の政策形成においては、官僚機構がシンクタンクとして大きな役割を果たしてきた。
他方、アメリカにおいては、AAAなどの学協会、National Academicsなどのアカデミー、ランドやブルッキングス研究所などの政策系シンクタンクが大きな役割を果たしている。
イノベーションの実現には、多様な主体が複雑に絡み合っており、政策形成には官僚機構のみでなく、学協会、アカデミア、大学、非営利法人、経済団体、民間シンクタンクなど多様な主体が関与すべきものであると考えられる(p.330)
第13章 イノベーション創出のための知的財産制度
本章では、第1に知的財産とは何かを概観し、第2に特許制度のイノベーションにおける役割とそのメカニズムを明らかにしつつ、特許出願動向・活用動向を概観する。
第3に、特許以外の知的財産制度について、各制度の概要を解説する。
第4にプロパテント政策(特許重視政策)について、どのような要素があるかを分析し、
アメリカと日本のプロパ転炉政策を解説する。
第5に特許制度の世界調和における主要な論点を論じ、最後に今後の知的財産政策の方向性について論じる(p.333)。
第14章 イノベーション創出のための知的財産権マネジメント
本章では、第1に特許権の価値について論じ、第2に知的財産の活用マネジメントとして、市場の拡大と利益の確保や競争ポジションの好適化、独占禁止法上適法なライセンス契約の明確化などを解説する。
第3に特許侵害リスクマネジメントの重要性や手法について概説し、第4に技術流出の防止の観点から、特許出願かノウハウ化にするかといった特許出願のマネジメントについて
論じる。
最後に、企業の知的財産部の活用について論じる(p.369)。
第15章 イノベーションと規制・制度
本章では、様々な規制や制度がイノベーションの普及に与える影響と、その活用方法について見ていく。
注目するキーワード
・事前規制と事後規制
・国ごとの規制体系の違いは、ビジネスのコストになることもあるが、ビジネスチャンスに
なることもある(p.397)。
・技術規制によるイノベーション
・イノベーションを継続する規制
・規制を活用したイノベーション
・標準化のビジネス効果
・法工学
第16章 イノベーションと経済成長
本章では、イノベーションが一国の経済成長に果たしてきた役割とマクロ経済政策としてのイノベーション政策を構想するための規範的な視点を提供する(p.418).
以上
これでだいたいイノベーションの全体像が見えてきたように思うのですが、皆さまはいかがでしょうか?イノベーションには、実に様々な要因が影響していることが見えてきましたね。なかなか複雑ですが、背景を知ることだけでも十分意義があるのではないかと個人的には感じました。
もはや、ブログという感じではなくなりましたが、私個人としてはこれまでのまとめを忘備録として、時々振り返りながら前進していきたいと思います。
これまでのざっくりしたまとめが、皆さまのお役に少しでも立てれば幸いです。
それでは、最後になりましたが、本書を執筆された先生方のご紹介を簡略してご紹介いたします。
延岡健太郎 氏 一橋大学イノベーション研究センター長
青島 矢一 氏 一橋大学イノベーション研究センター教授
米倉誠一郎 氏 一橋大学イノベーション研究センター特任教授
清水 洋 氏 一橋大学イノベーション研究センター教授
軽部 大 氏 一橋大学イノベーション研究センター教授
長岡 貞男 氏 東京経済大学経済学部教授
北野 泰樹 氏 青山学院大学国際マネジメント研究科准教授
野間 幹晴 氏 一橋大学大学院国際企業戦略研究科准教授
江藤 学 氏 一橋大学イノベーション研究センター教授
赤池 伸一 氏 文部科学省科学技術・学術政策研究所科学技術予測センターセンター長
岡田 吉美 氏 一橋大学イノベーション研究センター特任講師
楡井 誠 氏 東京大学大学院経済学研究科准教授
次回も引き続き、イノベーションについて理解を深めていきたいと思います。
やっと終わったので、本当は打ち上げの一杯を飲みたいところですが、炭酸水で我慢します。 それでは、また。
<イノベーションの構造 第1~3章>
みなさん、こんにちは。
ご訪問いただき、ありがとうございます。
この前、私が子どものころビデオデッキ(当時はまだビデオテープでした)を購入した
お話をしたのですが、私はビデオデッキを手に入れるや、足しげくレンタルショップに通って、お小遣いを使い果たして映画のビデオを借りていたのを覚えています。
大学生の頃は映画雑誌もよく買っていました。「premium」だったと思います。映画も見るのも好きでしたが、批評家のコメントを読むのも好きでした。
こんなことを書いていたら、久々に読みたくなりました・・・。
最近はほとんど映画を見なくなりました。
前々回、ちょうどイッタラの話題に触れたので、それにちなんだ映画「かもめ食堂」のこともご紹介したいと思います。といっても、内容はほとんど忘れてしまったのですが、日本人の女性3人が繰り広げる、アットホームなお話です。北欧が舞台です。この映画では、度々北欧食器が登場して、北欧デザイン好きを喜ばせてくれます。
華やかな映画ではありませんが、心がほんのり温まる、そんな映画だったと思います。
もし、まだこの映画をご覧になっていない方、北欧にご興味がある方、よかったらチェックしてみてはいかがでしょう。
前置きが長くなりましたが、今回ご紹介するのは
亀山 正俊 (著)
『(改訂版1.0)イノベーションの構造 イノベーションを起こす研究者や技術者
新事業の企画者のために』
(青山ライフ出版, 2022年, ¥2,640+税)
前作と多少オーバーラップするところもあるかもしれませんが、本書の特徴は、研究者として、また技術者としての目線でイノベーション、特に「破壊的イノベーション」について書かれていることだと思います。
まだ読み始めたばかりですが、とても読みやすくて個人的にはお勧めしたい本だと思ったので、前作同様スタートダッシュで小分けにしてご紹介します。
前作のように、しばらく同じ本の紹介が続きますが、ご了承ください。
それでは、本の全体像についてご紹介します。
- イノベーションは何かを議論する
- 破壊的イノベーションと持続的イノベーションについて解説する
- 大企業が破壊的イノベーションに取り組むのが難しい理由について解説する
- 破壊的イノベーションを推進するための日本の企業環境と現実について述べ、
大企業で破壊的イノベーションを推進するための手法について議論する
- 製品イノベーションと工程イノベーションについて述べる
- サービス業のイノベーションについて簡単に触れる
- ビジネスモデル・イノベーションについて議論する
- イノベーションを起こす人材や組織について議論する
(本書より)
これで。だいたいのイメージがつかめると思うのですが、各章興味深いテーマが並んでおりますので、前作同様、章ごとに私が注目するキーワードをご紹介していきたいと思います。
- イノベーションとは
・イノベーションのプロセス
- 革新的技術の創出
↓
- 事業化
↓
- 収益化
・イノベーションのS字曲線
・ノベーションの分類
画期的イノベーションと斬進的イノベーション
破壊的イノベーションと持続的イノベーション
・製品イノベーション、工程イノベーション、ビジネスモデル・イノベーション
- 破壊的イノベーションと持続的イノベーション
・破壊的イノベーションと持続的イノベーションは対になっている
・5種類の破壊的イノベーション
- 高性能型
- ローエンド型
- 新指標型
- 新結合型
- 新機能型
・「組織スラック」の必要性
→5つの分類それぞれに具体例が列挙されていて、解説もありわかりやすい
- 破壊的イノベーションが難しい理由
・「イノベーションのジレンマ」
顧客のニースだけを重視
・リーダーシップとマネージメント
今回は以上です。
それでは、また。
以上
まだバックアップの途中なので、ほんの一部です。
一番最初のページまでさかのぼってご覧いただくのは大変ですので、
時々こういう企画をしてみましょうか?
それでは、また。