<小さな企業とデザイン>

皆さん、こんにちは。

最近「経営」というキーワードが頭に浮かびます。

私もブログという、超スモールビジネスを始めたところなので、自分に置き換えて考えてみました。私のブログの目的ってなんだろう?考えて行き着いた結論は、「存続」することです。これって、何かの経営の本で読んだ気がするぞっと思いました。企業の目的は「営利の追求」ではなく、「存続」することだと。利益を追求することは、そのための手段なのだと。

私のブログの場合は、存属するために必要なのは、「モティベーション」を持続することです。幸いブログは少ない元手で始められるので、利益がなくても(あるに越したことはありませんが)即座に存続の危機に陥ることはありません。報酬はブログ運営の「経験」と「ノウハウ」だと思っています。

前置きが長くなりましたが、今回ご紹介する本は

金谷 勉『小さな企業が生き残る- 「小さな会社でも“強み”は必ずある!!」』

(日経BPマーケティング, 2017年, ¥1,600)

小さな企業が生き残る 地域×技術×デザイン【電子書籍】[ 金谷 勉 ]
価格:1,760円 (2023/8/6時点) 楽天で購入

先にお断りいたします。本書は中古書でしか流通しておりません。ご了承ください。

それでは、まずはプロフィールから

金谷 勉 氏

京都精華大学人文学部卒業

企画制作会社、広告制作会社を経て1999年にデザイン会社「セメントプロデュースデザイン」を設立

金谷さんのことを知ったのは、「カンブリア宮殿」という番組でした。(私のブログはテレ東さんの番組が多いのですが、たまたまです。他局もよく見ます)。他にもいろいろとメディアで取り上げられていたようですので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんね。

私はこの番組金谷さんの放送をみて衝撃と感銘を受けて、Tverで何度も繰り返し見ました。

本書は一言でまとめると、いわゆる下請け企業や伝統工芸職人の倒産・廃業のピンチを「デザイン」の力で見事に「起死回生」させたエピソードと、成功に導いた勝因を考察しています。

登場する企業や職人さんたちは、素晴らしい技術を持っていらっしゃいます。本書に限らず、

中小の下請け企業の高度な技術が、日本の高品質な製品を支えていると聞きます。

「下請け企業は自社製品を作らない」という常識を見事に打ち破り、次々にヒット商品を生み出していく感動のエピソードが紹介されています。

そして本書はサクセスストーリーを紹介するだけにとどまりません。成功例をもとに

行き詰まっている企業が状況を打破するためにどうすればよいのか、そのヒントも教えてくれます。常識や固定概念を疑うといったことや、自分の強みを見つけるノウハウなどを惜しむことなく教えていただけます。

もし金谷さんのプロジェクトに興味を持たれた方は、会社のホームページをご覧になるのもお勧めです。

それでは、今回もご訪問いただきありがとうございました。

次回は、ブランディングについてより詳しく書かれた本をご紹介したいと思います。

それでは、次回もよろしくお願いします。

カテゴリー: 問題解決 パーマリンク