<222>

みなさん、おはようございます。

久しぶりに明け方に目が覚めてしまいました。

手が痒くて痒くて。

さて、表題の「222」。何の数字だと思いますか?

これは、私が今読んでいる『ナレッジ・イネーブリング』に

掲載されている参考文献の数です。もしかしたら数え間違いを

しているかもしれません。

みなさんも、よかったら数えてみて下さい。

この数字、私にとっては途方もない数に思えます。

これは、おそらくずべてではなく、もっとたくさんの

文献を参考にされているのではないでしょうか。

ただただ畏敬の念と、そして気が付くと涙がこぼれていました。

この研究の奥深さ。途方もない知識量。どれほどの情熱と執念が込められているのだろうか。

私には、一生かけてもこれほどの研究をすることができない。とうてい足元にも及ばなかっただろうと。

ようやく、半分。

通常私が本を読むときは、一応その本の世界観にドリブンして読んでいるつもりでいますが、『知識創造企業』もそうでしたが、『ナレッジ・イネーブリング』は、それ以上に世界観にドリブンするのが難しいです。とてつもなく深い。

いったいどれだけの背景があるのか。どれだけの参考文献からこの理論が生まれたのだろうか。読めば読むほど、その背景の広大さと深さに足がすくんでしまう。

それで、参考文献を数えた次第です。

数え終わった後に途方に暮れてしまい、きっとこれは何度読み返してもこの本をきちんと

理解することは無理だろうと悟りました。仮にこの参考文献にすべて目を通したとしても。

安易に要約したり、感想を書けるような本ではないと。

これではらちが明かないから、また並行読みしようかとも思ったのですが、イヤ、それでは

もっと状況は悪くなる。ここは腹をくくってこの本に専念しよう、そう割り切ることにしました。私の未熟な考察でも、少しは参考になるかもしれないと。

さて、なぜ手が痒いかと言うと、ずばり「ぬか漬け」が原因だと思います。

肌が弱いので。

そして「ぬか漬け」を始めた理由は、もちろん一番は健康のため。

でももうひとつ、試してみたかったのです。

「多様性」と「暗黙知」を。味わってみたかったのです。どんな味がするのか。

『知識創造企業』では土の話を例えに出したのですが、的外れだったかもしれません。

でも、私は相変わらずこの例えがあながち的外れだとは思っていません

今度は「ぬか漬け」で実験と言うか、体感してみようと思った次第です。

混ざり合う、多様性、味が染み込むという「暗黙知」。果たしてそれ以外に何があるのかと。

『ナレッジ・イネーブリング』の世界観を、まだ模索中ではありますが、イメージしながら。

「ぬか漬け」の話に限って言いますと、まあ本も読まず我流でやっておりますが

日々かき混ゼたり新しい野菜を追加したりしておりますと、日々味が変化していきます。

そして「ぬか床」の滑らかさとか、質感とかも変化し続けていきます。

だんだんとぬかも減っていったり、水分を多く含むようになるので、新しいぬかを買ってきて追加したり調整したりしていきます。

ぬか漬けの味加減は私次第。

そう、ヒトの手が加わってこそ「味」が決まる。

単に混ぜればよい訳ではない。単に「多様性」があればいいわけではない。

絶妙なバランスと味を左右する要因を知らないといけない。

実に奥深い。

そして、新たにわかったことは、「新旧」の混じり合いも大事だということ。

つぎ足されていくことの意味。

「秘伝のタレ」もそうですよね。

これが、深い味を出していくのかもしれない。誰にもまねができない。

さあ、手袋をつけて今日もぬか床を混ぜます。

とても愛着がわきました。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

それでは、また。

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