<ブランディング(2)>

皆さま、こんにちは。

ご訪問いただき、ありがとうございます。

私が「ブランデジィング」に興味があるので、このテーマを選びましたが「まてよ、イノベーションとどう関係するのか?」とふと我に返りました。

でも、どんなに素晴らしいイノベーションを起こしても、市場に受け入れられなければ報われないですよね。何かの本で読んだのですが、その典型的な例が「セグウェイ」だったとか。「目指すは、アップル社の製品開発からブランド戦略!」と、無理やりこじつけてみました。

それでは、今回ご紹介する本は

羽田 康祐 著『ブランデジィングの教科書(ブランド戦略の理論と実践がこれ1冊でわかる!!)』(株式会社インプレスR&D,2020年, ¥2,420)

都合により、プロフィールは省略します。

ブランディングといえば、私がそうであったように、多くの人が「イメージ、知名度、ロゴデザインのこと」などと思い浮かべるのではないでしょうか?

本書に書かれている言葉を少しだけお借りすると、ブランドとは(著者の定義によると)「生活者から見た独自の役割を築き、感情移入が伴ったモノやサービスのこと」(本書p.13)であり、「生活者の興味は「今よりも理想的なライフスタイルや社会を実現すること」」(p.15)だと書かれていました。

この意味については、残念ながらご自身でこの本をお読みいただいて確かめていただく以外ありません。「ブランド」とは私たちがイメージしているより、ずっと深く心理的な影響を与えるもののようです。

もし「ブランド」について、本当の意味をよく知らないという方は是非この機会に、この本に限らず、何らかの手段で再確認していただくことをお勧めいたします。

もし間違った認識をしていれば、「ブランデジィング」に多額のお金を費やしても「投資」ではなく、「消費」になります。

「ブランド」の意味を正しく知らなければ効果的な戦略をとることができず、結果

知っている企業と知らない企業に格差が生じてしまいます。

また本書をよむと、なぜ「高性能」「高品質」の製品を作っても今までのように売れなくなったのかを論理的に理解することができます。そして消費者がどんなものを求め、企業はそれをどう汲み取ってブランディングやマーケティングに展開したらよいか、そのヒントを得ることができると思います。

本書は、相当のボリュームと内容があるので、かなり読みこたえがあると思います。

ですが心配はいりません。私のような全くの素人が読んでも、最後までちゃんと理解できるようにわかりやすく書かれています。まさに「教科書」と呼ぶにふさわしい本です。

説明は簡単に書かれていますが、専門知識が詰め込まれていて、この一冊を読めば

ブランデジィングでわからないことも、困ることもなくなるはずです。

ただ、随所に専門用語が出てくるので、スマホを片手に調べる必要があります。 

あとはご自身の興味と必要に応じてご検討ください。

私はというと、この本を読んで自分のテリトリーが広がったように思います

一回読んだだけでは情報量が膨大すぎるので、あとは参考書として使いたいと思います。

重要と思われるか所は、蛍光ペンとボールペンでマーキングして、すぐにポイントを確認できるようにしました。

それでは最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

次回は、ロジカルシンキングの本をご紹介します。 次回もよろしくお願いします。

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