<イノベーションのジレンマ ~第3章~>

みなさん、おはようございます。

ご訪問頂き、ありがとうございます。

以前にもブログで触れたのですが、自宅のホワイトボードに、その日の気分で名言を

板書しております。中でも、この名言が一番私のモチベーションの支えになっています。

  何かに挑戦したら確実に報われるのであれば、誰でも必ず挑戦するだろう。

  報われないかもしれないところで、同じ情熱、気力、モチベーションをもって

継続しているのは非常に大変なことであり、私は、それこそが才能だと思っている。

                        羽生善治(『決断力』より)

羽生さんの本も、何冊か持っています。実家からまだ帰ってきていなかったり、私がまだ

途中までしか読んでいなかったりで、なかなかこのブログでご紹介できていないのですが、

また時間ができたらと思っています。しなやかで、それでいて鋭くて、こんな風になれたらいいなと(私は真逆ですが)憧れのひとです。

第3章 堀削機業界における破壊的イノベーション

堀削機業界は、変化の激しいハイテク業界とは異なるが、ディスク・ドライブ業界と共通点がある。

堀削機業界の歴史のなかで、大手企業は幾度となく抜本的な持続的イノベーションに成功してきたが、大手企業の顧客と経済構造の問題から、当初は無視されていた破壊的技術、

油圧式によって、ほとんどの機械式ショベルのメーカーが追い落とされたのである。

この章でも、ディスク・ドライブ同様「新しいバリュー・ネットワークの形成」に着目します。

「実績ある企業は、いつの新しい技術を確立された市場に押し込もうとするが、成功する新規参入企業は、新しい技術が評価される新しい市場を見つける。(p.112)」

改めて、著者クレイトン・クリステンセン氏の調査力・洞察力・俯瞰力には脱帽します。

本章の例から「一層の努力をすること、鋭敏であること、積極的に投資すること、顧客の意見に耳を傾けることは、新しい持続的技術によって生じる問題を解決するには有効である。

しかし、これらの安定貴意枻のパラダイムは、破壊的技術を扱うには役に立たないどころか、

逆効果であることが多い(P.115)」という結論に至ります。

今週は以上です。

それでは、みなさんもよい週末を!

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