<STEAM教育>

みなさん、こんばんは。

ようやく、図書室を開館することができました。

結局、掲示板で頻繁に投稿していたので、休館とはいいがたいのですが。

さて、先日中之島美術館のイベントを鑑賞した際に、下写真中央の炊飯器(電気釜っていってたような?若い読者の方は、は?と思われるかもしれませんね)が展示されていました。

下記写真(はがき)たちは、パナソニックミュージアムで購入したもの。

我が家でラミネート加工しました。

私の記憶にかすかにあるのは、中央にある炊飯器と中央右のテレビ。

テレビは、大型のものになるとリッチなおうちで拝見した記憶があります。

中央左は、洗濯機ですよね。

さて、皆さんはこの電気製品を見て、どう感じられましたか?

年代によっても感想が異なるかもしれませんが、このデザインおしゃれだと思いませんか?

美術館の企画に従うなら、これはデザイン?それともアート?

現在の電気製品の、洗練されたシャープなデザインに慣れてしまっているので、

古臭く感じるのかなと思いきや、むしろ斬新なデザインに思えるから不思議です。

このデザインを考えた方々に敬意を表します。

さあ、本題に入りましょう。

今回ご紹介するのは

木島理恵・ヤング𠮷原麻里子(著)

『世界を変えるSTEAM人材 

シリコンバレー「デザイン思考」の核心』

新書702 世界を変えるSTEAM人材 シリコンバレー「デザイン思考」の核心 シリコンバレー「デザイン思考」の核心 [ ヤング吉原麻里子・木島里江 ]
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本社をご紹介する前に、まずはSTEAMとは何かについて、下記のサイトを参考にされるとよいかもしれません。

STEAM教育とは?先生視点で考えるSTEAM教育の課題と展望 | スマイルネクスト小中学校向け学習クラウド | 商品・サービス | ジャストシステム

https://www.justsystems.com/jp/products/smilenext/article/steam.html

本書の著者のお二人は、一般社団法人スカイラボ(SKY Labo)

(グローバルに活躍する女子学生たちのSTEAM教育を推進するための

非営利教育団体)の共同代表です。

本書は、シリコンバレーで活躍するSTEAM人材をめぐって、その目的や

マインドセット、発想のメソッド、小学校などの教育機関について

説明されています。最後にSTEAM人材たちを育成し、インスピレーションを

与え続けている、シリコンバレーという環境にも着目しています。

本書を読んだ感想としては、著者も「STEAM教育が絶対的な解とはいえない」

と断りを入れているように、まだ手さぐりの段階であり、この教育システムが

今後どれだけ広がりを見せ、浸透していくのかはかり知れません。

ただ、本書を読んでわかったことは、これからの教育は「Society5.0」

に適応できる人材を育成するためのカリキュラムへの転換が必要だと

いうことです。ところでSTEAMは私たち大人には関係ないといえるのでしょうか?

本書によると、これは生まれつきの能力とか幼少期に身につけなければ

遅い訳ではなく、大人になってからも身に着けることができると書かれています。

私の知る限りでもSTEAMとはいかなくても、その前身のSTEM人材に当てはまる

ひとが確実に存在しています。日本にもいます。

よく、日本の知識詰め込み型の教育に対して批判や反省の声が聞こえてきますが、

果たしてそうでしょうか?

私もここ数年勉強をし直してみて感じたのは、「知識は力なり」ということです。

確かな知識がなければ、クライアントの利益を守れない。

それと同時に、知識を持っているだけでは十分ではなく、それをどう使うかも重要。

つまり、日本の教育にもし欠けているものがあったとするならば、それは「その知識を

どう使うか」をしっかり教えるべきではなかったのだろうかと。

そんなことを感じました。

本書を読み進めても、肝心のSTEAM教育はどのようなカリキュラムで行われて

いるのか、よくわかりません。

ただ、横断的な知識を身に着けることと、やはり多様性、色々な人が

交わることが大事だということはわかりました。

横断的な知識とは?私が思うに、データサイエンスを習得することもその一つなのかなと。

無料動画も豊富にあり、書店にもたくさん本が並んでいます。

とても勉強しやすい時代になったと思いませんか?

※Sociey 5.0

 サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させた

システムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会

(Society) (内閣府ホームページ)

※「STEAMライブラリー -未来の教室(経済産業省)」(インターネットで無料公開)

 STEAM教育を通じてSDGsに掲げられる社会課題の解決方法を学べるオンライン

 図書館 (中学・高校生向け)

 よかったらご参考までに。

さて、次回は『ナレッジ・イネーブリング』をご紹介したいと思います。

前作『知識創造企業』からかなり時間が空いてしまい、少し復習してから

読もうと思うので、次の投稿までに時間が空くかもしれません。

スラムダンクもハーモニカもまだ当分お預け。

ラジオと動画と音楽に癒されながら、頑張ってもっと知識を吸収していきたいと

思います。

それでは、また。

よい週末を!

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