みなさん、おはようございます。
私たちは、「巨人の肩に乗っている」といいます。
これは、「先人たちが築き上げてきた偉大な功績や知識を土台にすることで、
新しい発見をしたり、より遠い未来を見渡したりできる」という意味の
西洋の比喩表現だそうです。(Wikipedia)
加えて、私はこう思うのです。
私たちは古に出発し、止まり続けることなく走り続ける列車に途中乗車をし、
目的地のわからないその列車に乗り合わせた乗客同士ではないのかと。
今回ご紹介するのは、
村田 純一(著)『技術の哲学』(講談社学術文庫, 2023,¥1,600+税)
「技術とは何か?」という問いから始まる本書。
古の哲学者たちは、「技術」というものを、どのように定義していたのだろうか?
本書は古代ギリシャから始まり、現代にいたるまで、哲学者たちが
「技術」に対して、どのようにとらえていたのか、その変遷を辿ります。
結論から言いますと、それは「一義的に定義されるのではなく、
多元的で、多義的で、柔軟に解釈すべきものであるようです。
また、もっとも関心のあるテーマである「社会」と「技術」の関係も
断絶されたものではなく、相互に影響しあい、反発しあう、
でもそれは自然界という巨大なシステムの中に組み込まれたものに
すぎないのだと思いました。
それは、西洋の意識とはもしかしたら異なる、日本独特の考え方
なのかもしれません。
まさかの、西田幾多郎さんのお話が出てきましたね。
これは、近いうちに西田幾多郎氏に関する本を読まなければ。
西洋文明の「自然を支配する」という考えに対し、
私たち日本人は、私たちは自然界の一部だととらえることができる
感性を持ち合わせています。
一方で、なぜ「技術とは何か?」という問いを考えなければならない
のでしょうか?
私自身も、狂信的に「イノベーション」に関心を持っています。
ですが、それが人類にとって本当に幸福をもたらすのか?
もっと巨視的に見るならば、地球にとってどのような影響を
与えるのか?そういたったことを考える機会となったと思います。
そして、ものづくりに携わる人々が、巨人の肩の上からでは見落としてしまう
ような何かに気が付いてもらえればと思うのです。
そこに、本質が見落とされていたり、探している答えが見つかるかもしれません。
本書は、比較的初学者でもわかりやすくかみ砕いて書かれていますが、
核心に迫るにつれて、もやがかかったように解像度が鈍ってしまうというのが
私の理解力と知能の問題なのかもしれません。
いづれにしても、本書は後世にも残したい1冊だと思います。
まだ消化不良な個所が散在しているので、うまくまとめることができませんでしたが
また、時折何かと関連付けて読み直してみたいと思います。
今回は以上で。
次回は、どうしましょう。
先にソーシャル・イノベーション編から読みましょうか。
イノベーション編が続いていましたね。
再び「食」と「農」ということで。
社会課題も、幅広く本を探してみたほうがよいかもしれませんね。
一番の関心事は、「都市計画」や「まちづくり」なのですが、
最近の話題でいうと「少子化問題」も気になるところですね。
私自身、子育てを経験してきたので、少し実体験を踏まえてこの問題を
考えてみるのもいいかもしれませんね。
世界全体で、少子化の流れが進んでいるのなら、それは「宿命」と
受け入れるほうがよいのかもしれませんが。
さて、そろそろ勉強も始めたいと思います。
今日の朝ご飯は、納豆ご飯にしよう。
新聞も読まないといけないし。
それでは、よい週末を!