<ISSUE  DRIVEN>

みなさん、こんにちは。

今日もご訪問いただき、ありがとうございます。

「一流」という言葉は、最高の褒め言葉だと思います。

私も様々な分野のプロフェッショナルの方で「一流」と称えられる方々に憧れます。

生まれつきの才能だけでなく、常に努力を惜しまない人をいうのではないかと思います。

この方も超一流の二刀流(いえ、多刀流)の方だと思います。

安宅 和人(著)『イシューからはじめよう – 知的生産の「シンプルな本質」』

(英治出版, 2021年, ¥1,800+税)

イシューからはじめよーー知的生産の「シンプルな本質」【電子書籍】[ 安宅和人 ]
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安宅和人 氏

東京大学大学院生物化学専攻(修士号)

マッキンゼー・アンド・カンパニー入社

4年半の勤務後にイェール大学・脳神経科学プログラムに入学

2008年よりヤフー株式会社(現在ヤフーCSO)

『シン・二ホン』の著者でもある

この本は、書店でよく見かけるベストセラーの本ですよね。

私も実は、このブログを始める前に購入して一度読みました。

当時「イシュー」について全くわかっていなかったこともあり、途中から理解できなくなり、消化不良のまま読み終わりました。

ロジカルシンキングの本を探していて、この本を見つけたのですが、今思うといきなり頂上からスタートしようとしていたものかもしれません。

今回改めて読み直してみて、ロジカルシンキングの総仕上げに位置づけられる本ではないかと思い、このブログのロジカルシンキングのいったんのゴールの本として選びました。

このブログでご紹介した本をお読みいただいた方には、きっと理解しやすいのではないかと思います。そして、これまでとらえづらかった「イシュー」について、見極め方を学ぶことができると思います。また、「ストーリーライン」ってどう書くの?という疑問も解消するはずです。

それではここで、これまで読んできたロジカルシンキングの本をもとに問題解決の流れを、私なりに整理してみます。

モレや誤りがあるかもしれませんが、皆さまでご確認、修正していただければ幸いです。

<ロジカルシンキングによる問題解決の流れ>

1.要因を洗い出すマインドマップ(外在化)
MECE(情報の分類)
2.課題を絞るWhy so ?
So what ?
3.イシュー(真の問題)を見極める
4.仮説を立てるストーリーライン
5.仮説を検証する
6.アウトプットにまとめる      ピラミッドストラクチャー

本書はイシューの見極め方から、導き出される「解の質」の高め方まで教授しています。

これで、必要な知識は一通りそろったといえるのではないでしょうか?

本書でも書かれていましたが、あとは実践あるのみ。本を読むだけでは当然限界があるわけで、現場で情報収集したり、ベテランの方々、外部の方々からご意見をいただいたりしながら「ヒント」を探すことも大事だとのことでした。

この本を読んで、少し「早くこの方法を使ってみたいな」という気持ちになっています。

著者は研究者でもありコンサルタントでもあるので、論理的であり、科学者としての立場からの視点や切り口も独特だと感じました。ビジネスパーソンにも研究者にも読みやすい本ではないでしょうか。論文を書くヒントにもなりそうです。

それでは、ロジカルシンキングの方はいったんこれで締めくくります。

デザイン思考の方もそろそろ仕上げに入りたいところですが、その前に「アート思考」の本もチェックしておきたいと思います。

当初は、「アート思考」を取り扱う予定にはしていなかったのですが、最近とても気になります。次は「アート」かなと。

いづれにしても、あと少しで「イノベーション」に入る予定です。徐々に本も集まっています。まだ構成は考え中です。時間をかけてゆっくり設計図を考えていきます。

それでは、またよろしくお願いします。

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