みなさん、おはようございます。
すっかり寒くなりましたね。
前回は、書籍のベスト3をご紹介しましたので、今日は買ってよかった(BEST BUY)
商品に触れてみたいと思います。
といっても、自分のものではなく、うちの相方の誕生日プレゼントに買った商品です。
“ipad air” 。を500円貯金でコツコツ貯めて、ついに購入しました。
はじめてのアップルstore。ワクワクしました。
売りはなんといっても、手書きに近い書き心地だそうです。付箋も画面上で貼れて、ノートが要らなくなったらしいです。ユーザーインターフェイスというのでしょうか、こんなこともできるんだ、という機能が充実していて、かなり満足度の高い買い物ができたみたいです。
USBも装着できるらしく、もはやパソコンではないかと。次はキーボードも欲しいみたいです。
仕事の効率がアップして、収入に反映されると投資になるのですが。単なる事務用品にならないように、期待してます!
タブレットもそうですが、色々なデバイスを使って、自分の能力とか可能性を拡張できるといいなと、いうのが私の今の関心事です。
さて今回ご紹介するのは
Harvard Business Review 2018 年1月号
特集“テクノロジーは戦略をどう変えるか”
4つの論文とインタビュー1つを順番にご紹介します。
歴史を振り返ると、技術革新により産業構造が一変するたび、企業は戦略の転換を迫られてきた。
今日、AI,IoT,VR/ARなど、さまざまなテクノロジーが加速度的な進歩を遂げながら普及しており、競争環境は変わり続けている。
私たちは、この破壊的変化にどうむきあうべきなのか。(p.25抜粋)
- 『なぜすべての組織で必要なのか AR戦略:拡張現実の並外れた可能性』
ハーバード大学ユニバーシティ・プロフェッサー マイケルE.ポーター
すPTC社長兼CEO ジェームズE.へプルマン
有賀裕子 / 訳
我々が入手できる膨大なデジタルデータと物理世界との間には、根本的な隔たりがある。
拡張現実(AR)は、この隔たりを縮めて、いまだ開拓されていない、人間ならではの能力を確実に引き出すだろうと著者は言う。
ARは今後、我々の学習、意思決定、物理世界との相互作用を変革すると考えられる。
本稿ではARの本質、進化するその関連技術と応用形態、ARが極めて重要である理由を解説する。
・ARの本質は、大量のデータや分析内容を画像や動画に変換して、現実世界に重ね合わせる点にある。
・ARの主な働き
可視化 / 指示や案内/相互作用
・ARと仮想現実(VR)の統合
・ARによる価値創造
・AR自体の製品化
・バリューチェン全体の成果向上
・ARと戦略
・ARの導入
2.『認知と知覚の飛躍的進歩 人工知能が汎用技術になる日』
マサチューセッツ工科大学スローンスクール教授 エリック・グリニョルフソン
マサチューセッツ工科大学デジタルビジネスセンター主席研究員 アンドリュー・マカフィー
倉田幸信 / 訳
本稿では、AIが現在すでに実現していること、その発展がどれほど急速かを確認したうえで、AIが秘める本当の可能性とそれが実務に与える影響、そして導入の障壁について論じる(p.49)
・機械学習のリスクとAIの限界
- 多くの場合、‟説明可能性“が低い点
- ニューラルネットワークシステム「言葉で表せる真実」ではなく「統計学的な真実」を扱う点
- 機械学習システムが間違いを犯したとき、なぜ間違ったのかを検証し、同じミスを
繰返さないよう修正することが時に難しい点
3,『破壊的イノベーションを戦略的に利用せよ
ドローン・エコノミー:データ取得の革命がビジネスを変える』
3DロボティックスCEO
(『ワイアード』誌の元編集長であり、ドローン製造企業のCEO)
クリス・アンダーソン
倉田幸信 / 訳
ドローンはもともと、軍事利用を念頭に開発された武器である。それがいまや誰でもどこでも買える玩具として流通したり、ビジネスの道具としても積極的に活用され始めている。
ドローンが最も力を発揮するのは、「モノの配達」ではなく「データの取得」である。
本稿では、日々進化を遂げる「ドローン・エコノミー」がビジネスにいかなる変化をもたらすかが示される。
・ドローンは人工衛星よりも解像度の高いデータを、より高い頻度で収集できるし、
飛行機よりも安価で安全だ(p.69)
・ドローンはハードウエア面でスマートフォンと同様にオープンで伸び代が広く、
ソフトウエア面でも、ほぼ無限のアプリケーションが生まれる余地がある(p.61)
・衛生と地上の中間にある巨大市場
ドローンは全地球を、ほぼリアルタイムで高精度なデジタルデータにすることで、
人工衛星と路上の間にある‟手つかずの中層”を埋めようとしている(p.73)
・自動運転型ドローンが起こす革命
4.【インタビュー】
『社会的ニーズを満たすための技術経営 経営者ならば技術のめききであれ』
小松代表取締役社長兼CEO 大橋徹二
建材機械メーカー大手のコマツ社長大橋氏は、「技術進歩が速い今日、最新技術の見極め
と活用が競争力を決める」と考え、オープンイノベーション戦略でスピーディに最先端技術を取組み製品化する。(p.83)
5.【名著論文再掲】
『関係性の本質は変わらない 経営戦略と技術をどう結び付けるか』
元「ハーバード・ビジネス・レビュー」シニアエディター アランM.カントロー
鈴木 立哉 / 訳
技術上の諸問題を戦略的意思決定の枠組み内でとらえるべきだとの認識が、経営者の
間に広まってきたのは、ここ10年ほどのことだ。(p.94)
本稿では、技術を巡る問題について、経営戦略、経済学、組織、製造などの視点から論じてきたさまざまな文献をひも解き、その答えを探る。(P.93)
以上のような内容になります。ご参考になれば幸いです。
それでは、今後ご紹介する書籍の予定についてご案内します。
これから私の方も受験勉強が佳境に入りますので、これまで以上にのんびりとした
投稿になる気がします。前もって予定をご案内することで参考にしていただけると
幸いです。
次回、次々回と「企業におけるイノベーションの研究における第一人者」である、
クレイトン・クリステンセン氏の著書をご紹介する予定です。(理論編)
以後は、「美意識」もしくは「メタバース」(テクノロジー編)に関する書籍をご紹介する予定にしております。
先日「メタバース」に関するシンポジュウムを視聴することができました。日本でも予想以上に広がりつつあるのだなという印象を受けたので、できるだけ旬なトピックスも取り上げていきたいなと思います。
それでは、またのご訪問をお待ちしております。