みなさん、おはようございます。
投稿者のらんです。
就寝前に、小松左京氏の本を手に取り少し読んでみました。
あれ?哲学?思っていたより難しいな。
思えば、語弊はあるかもしれませんし批判覚悟で申しますと、
最近書店に並ぶ本は比較的読みやすい、わかりやすいと感じます。
なるほど、知識も情報も民主化して、一般的にわかりやすいと感じる
書物でなければ売れないのだろうなと。
現代仮名遣いも、昔に比べると簡素化したのだと聞きました。
ブログを始めて感じるのは、「キーワード」化。
SEO対策など、よく目にします。
もっと言うと、私たちはどんどん記号化、コード化されていってるのではないだろうか?
そんな不安を感じます。
60年代、70年代の戦後に書かれた書物を目にすることがありますが、
その頃活躍されていた方々の洞察が実に深い。
だからこそ古書が大変貴重だと思うのです。
私が手にした小松左京氏の古書は、ほとんど手つかずのようにきれいで、
でも紙の色は経年を感じさせます。
どんな人がこの本を手に入れ、そして手放したのだろう?
この本にまつわるストーリーもちょっと気になるところです。
さて、話を戻しますと、知識・情報の民主化の時代において
他者または他社よりリードするためには、どこでも誰でも手に入る
情報や知識では差別化できません。
インターネットで繋がった社会においては、世界共通の知識・情報と
いえるかもしれません。
そうすると、ヒントはおのずと浮かびます。
過去を発掘するか、はたまた誰も思いつかないような未来を想像できるか。
そういうわけで、難しい本ではありますが、きっとここには本質が書かれているはず
という期待を持って、新しい本の旅に出発したいとおもいます。
例えるなら、険しい崖に咲く美しい花を取りに行くような旅かもしれません。
お花畑に咲く花も十分きれいですが、時にはそんな冒険もしてみたいですね。
それでは、よい週末を!