<バックヤード>日本の美意識

  1. 四 季

みなさんは四季の中で、一番美しいと感じるのはいつですか?

桜が咲きほこる春、新緑がまぶしい夏、紅葉の美しい秋、そして白銀の冬・・・、

と言いたいところですが、私の住んでいる地域に雪が積もることはほとんどありません。

はて、では他に冬の美しさとは?

ウォーキングを始めて一年が過ぎ、二度目の冬の景色を眺めながら、ふと「美意識」が頭をよぎりました。

葉で生い茂っていた木々が今は枝を露わにし、地面に敷かれた枯れ葉を踏むと、乾いた音がします。冬の散歩は寒さに耐え、景色は寂しくてつまらない、そう思っていました。

ところが最近、冬の空気は冷たいけれど、実は澄みきってきれいで、周りの景色も美しく見せているのではないかと思うようになりました。早朝の朝陽が一層美しく輝きます。

寂しいと思っていた木々をよく見ると、その造形の何という美しさでしょう。

木の枝のシルエットがこんなに美しかったのかと驚きました。

自然がつくり出す「造形」に勝る「美」があるのでしょうか?

歳のせいだな、と実感しました。若い頃には感じなかったこの感覚。そして最近「美意識」とは何かを考えるようになったおかげです。

私たち日本人は、ゆたかな自然を親しみ、四季の移り変わりを肌で感じる、まさに日本独特の「美意識」を知らず知らずのうちに身につけていているのかもしれません。

ふと、あの名曲が頭をよぎりました。そう、もしかしたら私たちは「オンリーワン」を目指せばよいのかもしれませんね。

ウォーキングを続けてきた、思わぬご褒美でした。

  • 和 食

年齢とともに代謝は落ち、若い頃と同じような感覚で食事をするといけませんね。

自分のことばかり気にしていたら、家族も最近太りだしていることに気が付きました。

コロナ太り、テレワーク太り、正月太り。

そうか家にいる時間が長い時は、食事の内容も量も変えないといけないのか。

おうちにいる時間が長いと食費が増えて困ると思っていたら、その逆でした。

私がダイエットを続けていて、効果があったこと、反対に失敗したなと思うこと

多々あります。それを書き出すと、このブログの趣旨からずれてしまうので、

今回は和食に関して、私見を書いてみます。

やっぱり、健康的に痩せるには和食が最適だと思いました。

無形文化遺産だと聞いたことがあります、

美食家でもなく、料理のセンスも全くない私ですが、ここ数日、和食の「美」を

はじめて感じるようになりました。それが「豆皿」です。

みなさんのご家庭では、「豆皿」をお使いになりますか?

我が家は、せいぜい小皿を使うくらいです。二か所くぼみがあって、二種類の副菜を盛り付けることができるお皿はお気に入りです。

ダイエットを始めて一年経ちますが、ようやく気が付いたのが、質や量はもちろんですが、時間と食べ方も重要だと。

そして、食べ方とは、少量を数種類食べること。栄養のバランスはもちろん、お皿を一枚一枚完食する満足感。

それだけでなく、豆皿は盛り付けたときに料理を引き立たせ、美しく見せる効果があるように感じます。

確かにうちは引き出物のお皿が多く、お気に入りといえば「イッタラ」。

料理の好きな友人のおうちにお邪魔すると、食器が素敵すぎて感動します。

なるほど、そういうことか。和食は、料理と器がセットで美しいのだと。

日本の「美」がここにもありました。

最近料理本も気になって、読書のスピードが落ちてきています。「和食器」も。

でも今日こそ、クリステンセン教授の本、味わいながら読み進めますよ。 接種4回目。腕の痛みが一番ましでした。

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