「ハチタイか」。「チーム吉村か。おもろいの選んだな」
うちの相方が、今回ご紹介するDVD
『プロジェクトX 不屈の町工場 走れ魂のバイク』(NHKエンタープライズ)
のパッケージを手にして、そう言いました。
「ん?ハチタイって何?チーム吉村って?知ってるの?」
そう聞くと、「8耐。鈴鹿8時間耐久レースのこと」。
バイク好きならチーム吉村のことは知ってると思うよ。神様みたいな人だよ、と。
相方は、子どものころよく鈴鹿サーキットに連れて行ってもらったらしく、
確かに写真が残っていました。車も好きだけど、バイクも好き。
うちの子どもたちも、小さい頃鈴鹿へ連れていきました。
遊園地の方ですが。
さて、今回の主人公は「吉村秀雄」さん。
失礼かもしれませんが、私の印象は「クセの強い人」。
それでいてバイクへの情熱は純粋で、そして「天才」。
前回もそうでしたが、戦時中の日本の航空機の技術がいかに優れていたか。
それが自動車やバイクに転用されて、高い技術力を発揮したのではないでしょうか。
「吉村秀雄」さんの人生は、ドラマ以上にドラマチックです。
まさに波乱万丈の人生。それでも、家族が一丸となって、しっかり彼を支えておられました。
この物語のクライマックスは町工場で改造したバイクで、鈴鹿耐久レースに出場
し、家族と仲間で世界王者の「ホンダ」と戦います。果たして、勝負の行方は。
そして、あのホンダの創業者「本田宗一郎氏」も登場します。
お互いにリスペクトしあっていたのでしょう。
ふと、私の頑固おやじの顔が思い浮かびました。
父も職人気質な技術者でした。
吉村秀雄さんは、確かに天才だったと思いますが、それ以上に不屈の精神に驚かされます。
何が彼を突き動かしていたのだろう。
今回もまた、数々の試練を乗り越えて無謀なチャレンジを続ける日本人を知ることが
できました。私も見習わなければ。よい刺激になりました。
相方が、次は何を見る?これなんかいいんじゃない?と。
いつの間に調べていたのか。
この「プロジェクトX」シリーズ、まだ続くかもしれません。
それでは、また。
鈴鹿サーキット パーク内で撮影