「貪欲であれ。愚か者であれ。(Stay hungry, Stay foolish) 」
2005年、スティーブ・ジョブズ氏が米スタンフォード大学の卒業式で
行ったスピーチの一文だそうです。
10年前、私の友人が自分の好きな言葉だと教えてくれました。
その時は、「え?なんで?」と思いました。
なぜなら、友人はとても優秀な人だったので。
単に、ジョブズ氏が好きなんだなくらいに思っていました。
昨日も、プロジェクトXの「我ら茨の道を行く」の余韻に浸っていました。
そして「禅」の本も少し読み進めながら、ジョブズ氏のことを考えていました。
またそのお話は、この本をご紹介する時に書きたいと思います。
そして、ふと浮かんだ疑問。
日本が「失われた10年、いや30年だったかな、と言われるのを耳にしますが、
日本人が失ったものは何だったのか?」
そして、お弁当のおにぎりを握りながら浮かんできた、私なりの答えが
「ハングリー精神」。
くわえて、日本人は賢くなりすぎた。とても優秀になったのだと思います。
その結果、「見えなくなってしまった」のではないか。
真逆に思えるかもしれませんが、実は見えすぎてしまったのではないかと。
つまり「見えないものを、見ることが難しくなってしまったのではないか」と。
一方、NIKE(ナイキ)の創業者フィル・ナイト氏と創業メンバーたちは「バットフェイス
(ダメ男)」という名のミーテジィングを行なっていたらしいです。
(『SHUE DOG 靴にすべてを』より)
貪欲であること、愚か者であること。 日本が、日本人が目指すところではないでしょうか?