みなさん、こんばんは。
今日も一日お疲れ様でした。
私は、暑さにめげず散歩を続けております。
景色に目もくれず先を急いでおりましたが、ようやく最近新緑と
青い空に目が留まるようになりました。
夏はあまり好きではなかったのですが、夏の景色もいいものですね。
さあ、いよいよ「ソーシャル・イノベーション編」に入りました。
今回は概念を勉強することにしましょう。
Harvard Business Revew/ダイヤモンド社
『経済的価値と社会的価値を同時に実現する共通価値の戦略』
DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー論文
実は3年前に読んでいたのに、全く記憶に残っていませんでした。
確かに、当時はまだ「社会課題」という言葉も今ほどトピックに上がって
いなかったような気がします。
斬新で興味が惹かれてダウンロードしたんですよね。
CSV(Creating Shred Values )(共通価値の創造)は、マイケル・ポーター氏ら
によって提唱された経営戦略ですね。
今回改めて読み直してみて、やっぱり概念は難しいですね。
次回は、よりたくさん事例が書かれた書籍をご紹介したいと思います。
とりあえず、ザクッとまとめてみます。
(1)「共通価値」とは何か?
「共通価値」(Shared Value)という概念は、経済的価値を創造しながら、
社会的ニーズに対応することで社会価値も創造するというアプローチである(p.5)
これまでの資本主義の考え方は、「企業の利益と公共の利益はトレード・オフである」といったものが支配的であった。(p.5)
しかし、ポーター氏はこの考えは正しいとはいえず、共通価値の創造に取り組むことで、
グローバル経済に新たなイノベーションと生産性の向上がもたらされると主張する(p.8)。
(2)どのようにして共通価値を創造するのか?
それは、企業が事業を営む地域社会の経済条件や社会状況を改善しながら、自ら競争力を
高め実行することで、社会価値を創造するとともに経済的価値も創造する。
企業は、次の3つの方法によって共通価値を創造できる。
①製品と市場を見直す。
②バリューチェーンの生産性を再定義する。
③企業が拠点を置く地域を支援する産業クラスターをつくる。
詳細は本文をご覧ください。
「中小企業庁 第3部 社会価値と企業価値の両立」というページをご覧になると、
参考になると思います。
https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/H26/h26/html/b3_5_3_1.html
それでは、次回も「CSV」について、勉強しましょう。
それでは、また。