みなさん、おはようございます。
投稿者のらんです。
いよいよ、小松左京氏の『未来の思想』も終盤に入りました。
まだ『SF魂』の方が進んでいないので、投稿はまだ先になりそうです。
読み進めているうちに、ふと大学時代に教授がおっしゃっていた言葉を
思い出しました。
たしか
文明というのは、まるで見えない巨大な蛇のようなもの。
私たちは、その蛇の上に乗っているにすぎない。
というような話だったと思います。
記憶が定かではありませんが。
この先、文明という名の大蛇はどこへ向かおうとしているのだろうか?
先人たちは、ただ何も考えずに大蛇の上に乗っていたわけではなく、
ちゃんと客観的に認識していたのだと思います。
きっとそれが「思想」だったのではないでしょうか。
『未来の思想』というタイトルを始めてみたとき、ピンときませんでした。
なんで「思考」ではないのだろうと。
読み進めると、確かに「思想」なのです。
『未来の思想』を読みながら思うのは、現在において「思想」というのが
どこか薄らいでいるのだあはないだろうかと。
宗教とは違う、「思想」というもの。
「思想」がなくても生きていけるし、困らない。
でも、それを失うと、私たちは何も考えず、ただ大蛇が向かう方向に
従うだけになってしまうのではないかと。
またしばらくして、「技術思想」についての本も紹介しようと思います。
「思想」って何だろう?
改めて考える必要があるなと思った次第です。
それでは、よい一日を!