国土強靭化-治水編-

みなさん、こんばんは。

治療の効果も出ていて、だいぶんと回復してきましたが

完治までに、まだ時間を要するとのこと。

やっぱり来年の弁理士試験は、休もう。

ひどかったので、仕方がないです。

よくここまで回復してくださった。

先生と治療薬に感謝の日々です。

私の両親も祖父母も、私を薬剤師にしたかったのですが

私はなぜか興味が持てなかった。

でも、今初めて薬剤師さんという職業に魅了されています。

薬局に行くたびに、きびきびとお仕事される薬剤師さんたちにくぎ付け。

そして、この道を選ばなかったことに後悔と切なさを感じております。

病院の待合室で、読書をしていたおかげで思いのほか早く本を読み終えることが

できました。また無理をしてしまったな。

もっとペースを落とさないといけなかったんだけど。

それでも、後半はさらに興味深いことが書かれていて、読み進まずにはいられませんでした。

竹林 征三(著) 『物語 日本の治水史』(鹿島出版会, 2017年,2,600+税)

ここでも、「根っこ」を知ることの大切さを学びました。

「根っこ」を知ることは、本質を知る手掛かりになるということを。

日本のあの神話は、実はそういうことだったのか!

あの有名な武将たちも、治水にかかわっていたなんて。

そしてあの中国の歴史的名著が参考になっていたとは。

知れば知るほど、治水の歴史は奥深くて興味深い。

忘れてはいけないのは、治水の歴史には大勢の犠牲を伴っているということを。

最近紹介した、日本の技術思想の根っこに通じるものがありました。

それが本質なのでしょう。

明治を機に、西洋の思想や技術を取り入れて、それまでの伝統技術に

とってかわられてしまったことが、後々にどんな影響を及ぼしたのか。

日本の地理や風土に即した、伝統的な手法や思想がなぜ大事なのか、

それを改めて思い出さなければいけないと、教えられました。

そこに「答え」があるのかもしれない。

今の「当たり前」を疑え。もとはどうだったのか?

それが、これから私たちが直面する様々な課題を解くカギになるのかも

しれません。

著書の最後に「科学」は蛸壺のようなものであるという指摘がまた実に

興味深い。

細分化の果てに、全体像が見えなくなってしまっている。

文理融合の動きもちらほら見られるようになりましたが、

より複合的で俯瞰的な学問の構築が望まれる気がします。

気候変動や予測の難しい大災害に備えて、私たちができることは何か?

先人たちの知恵と失敗から学ぶことが、実はとても大切だということ。

科学を過信しすぎないこと。

知識だけに頼らず、自ら現場を訪れて目で見て感じること。

今、日本の地図を見る目が変わりました。

山や川の形状を見る。自然のあるがままの姿から、川がどんな癖を持っているのか

想像する。

自然の摂理に従うということを、忘れてはいけない。

細かな技術的な話はよく分かりませんでしたが、治水は技術だけでなく

権利や政治的な問題もあり、ハード面でもソフト面でも非常に難しい

問題だということもわかりました。

土地をどのように安全に利用するのか、それは全体的なバランスも配慮したうえで

部分最適化ではなく、全体最適化で考えなければなりませんね。

そうすると、改めて都市計画について考える必要があるようにも思います。

そして、「治水」は「治山」「林業」などとも併せて考えなければならないそうです。

昨今の熊被害の問題も、個数制限とともに森林の維持管理も考えなければ

ならないのかもしれません。

行政も縦割りではなく、複合的に問題を考えて政策に反映してほしいですね。

今回は以上です。

次回は、『ナレッジ・イネーブリング』に再挑戦。

無理せず、ゆっくりと読んでみようと思います。

さて、先日DIYのミニチュア工作をしてみたいけどあきらめると

書いたのですが、実は調べてみると簡単に組み立てるだけだそうで

購入してみました。

「ブックストアー」を。

ノスタルジックな、私好みの書店でした。

輸入品のようで、欧米語で説明書が書かれています。

日本語翻訳はありませんが、簡単な英語ですし、絵もかいてあるので

そんなに難しくありません。

絵やデザインがかわいくて気に入っています。

一日一アイテムを組み立てるようにしています。

落書きのほうは、線で描くアートのことを「ラインアート」というようですね。

お手本はないかとPinterestで検索すると、どれも素敵!

ポスターも欲しくなります。

自分で描けるようになれたらいいな。

さあ、今晩の夕食はお刺身と酢の物を食べようと思います。

あっさりしたものを欲している。

でもビールが欲しくなるな。

それでは、また次回。

おやすみなさい。

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