気になる記事

みなさん、こんにちは。

昨日は一日中、応用情報処理技術者試験の過去問道場を

解いていました。頭がパンクする。

うちの子に、「全くこの試験に受かる気がしないんだけど」、とこぼす。

合格する人は、そんなこと絶対に考えないと思うよと諭される。

疲れ切った頭を癒そうと、ミュージックDVDを見終わり

テレビに切り替わると、久しぶりに「SASUKE」が放送されていました。

しかも、ワールドカップで団体戦。

夢中で見ました。ハラハラドキドキ。

懐かしいレジェンドも登場。

しかし、昔よりはるかにコースが難しくなったような。

セットも凄いお金かかってそう。

見ていると、ああ、人も凄く進化してる気がするな。

人間の潜在能力って計り知れないなと思いました。

私にもまだ眠っている潜在能力ってあるんだろうか?

まだまだ限界には達していないと信じたいです。

さて、今朝届いた気になる記事がありましたので

共有します。

よかったらご参考に。

圧倒的な「低エネルギー」で動く、AIを超える「オルガノイド知能」とは何か | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)

https://forbesjapan.com/articles/detail/73170?read_more=1

さあ、午後はこのパソコンで講義を聞きます。

睡魔と戦いながら。

それでは、よい一日を!

カテゴリー: 問題解決, 注目記事 | コメントする

<イノベーション>生成AIとは何だろう?

みなさん、こんにちは。

先月に続いて、今月もたくさんの方にご訪問いただいていたみたいで、

いかん、まじめな記事も頑張って書かなければと、ちょっと焦っております。

さて今回ご紹介するのは

清水 亮(著)『教養としての生成AI』(幻冬舎新書, 2023,¥940+税)

私は本を読む前に、たいてい著者のプロフィールをチェックしてから

読むことが多いのですが、今回は急いでいた上に本書でも

自己紹介のような下りがあったので、最後にプロフィールを

チェックすればいいかなと思って飛ばしました。

本書によると、著者はプログラマーでいくつかの大学に籍を置き

20年間にわたって会社を経営し、2022年に最後の会社を退社

その後Uber Eats配達員やクラウドワークスでのアルバイト

Youtuber、ブログ、noteなどでライターとしても活動

(本書p.14)

と書かれていたので、え?なになに?もしかして自由人ってことですか?

と失礼ながら思って、コンピューターに詳しい方が書いたのかな?

と思って読み始めました。

読み進めるにつれて、とてもわかりやすい文章で、専門用語も使いながらも

初学者でもわかりやすく導いてくれます。

途中でうちの相方が、この本は生成AIがオープンになってすぐに出た本なんだと

教えてくれました。

へー、そういわれると確かに生成AIが普及する前からよくご存じだったような

文章だなと思いました。

人工知能の歴史についても、造詣が深いようですし、

え?大学に在籍って、もしかして研究者ってことですか?

文章も非常にバランスよく書かれていて、生成AIの利点も弱点や危惧すべき点など

わかりやすく明確に指摘されています。包括的に書かれているという印象です。

本書の中で、なるほどと思ったのが「錯覚」と「バイアス」。

この著者は、コンピュータだけでなく人間のこともよくわかっていらっしゃる。

そして、本書の終盤に差し掛かって、ん?この著者、ただものじゃないんじゃないか?

なんだかすごい能力の持ち主のような気がするんだけど。

気になって、ネットで色々調べてみました。

やはり「天才」という言葉が出てきますね。

ブログやnoteもちらっと見ましたが、気になりますね。

そこで初めて表紙裏のプロフィールを見る。

何?マイクロソフトで上級エンジニアとして活動していたと。

現在「トヨタ、東大、スーパーコンピューター開発の

最先端研究者」という紹介が書かれていました。

はあ、なるほど。この本の価値は、内容のわかりやすさ、奥深さ

内容の濃さだけではなく、「清水 亮」 氏が執筆した本ということこそ

価値がある本だと言えるのではないでしょうか。

うちの相方曰く、あとから「Chat GPT」の本がどんどん出てきたから

こういう本が埋もれていってしまうんだろうなと。

いやいや、埋もれてはいけないのではないか。

素人の私が声を大きくしたところで、説得力も何もないのですが

確かにこの本は生成AIを知るための一冊目にお勧めかもしれません。

第一線の研究者、開発者が生成AIをどう見ているか、

どんな可能性がありどんな問題点があると認識しているのか

本人の言葉で語られていることが貴重だと思います。

うちの相方曰く、この分野で読むべき本は

東京大学の松尾豊先生と岡之原大介氏の著書だと。

加えて清水亮氏の著書もそうなのでしょう。

さあ、読み終えて、これからどう生成AIを使おうかと考えています。

親切にも、本書の最後にどのようにして、生成AIと共著で本書を執筆

したのか、その種明かしをして頂けます。

結論から申しますと、型取りは生成AIがある程度してくれて、

出来上がったときには生成AIの作った型はすっかり外されている

といった感じでしょうか。

でも型取りすれば、スピードもアップしますし。

なるほど、なるほど。

まずは生成AIの注意点を確認したうえで、少しづつ慣れていく

のがよいかもしれませんね。

本書の中で、たくみにプロンプトが使われていますが

私も一度使ってみたことがありますが、プロンプトって

結構難しいですよね。

そういう意味では、退化する思考の部分もあり、プロンプトを

考える思考はより進化するのかもしれません。

清水氏の今後の執筆活動にも要チェックですね。

それでは次回は、お待たせしました『ホモ・モーベンス」

入手が難しいかもしれませんが、黒川紀章氏の

他の著書もいいかもしれませんね。

それでは、また。

カテゴリー: イノベーション, 問題解決 | コメントする

【まったり投稿】あのドラマが・・・

みなさん、こんばんは。

例の如く、投稿した記事の誤字を見つけて訂正したついでに

投稿しようと思います。

どんだけ「まったり」してるんだと指摘を受けるかもしれませんが、

一応スケジュール通りに進んではいます。

このブログを立ち上げてすぐに、お気に入りだったドラマの

ことに少し触れたのですが、

ふと気になって調べてみたら、U-NEXTで視聴できました。

ちょこっと京都に住んでみた。」というドラマ。

もう一度見直して、やっぱりこのドラマ大好き。

先日、ウォーカブルシティのお話をしましたが、

そういえば京都の街並みは碁盤の目になっているとか。

ということは、歩いて散歩すると楽しいのではと。

そんなことを考えながら、ドラマを見てみると

やっぱりいろんなお店を巡り、自分の好みの味を見つけるって

いいですね。羨ましいです。

叔父さんのおうちのインテリアも好きです。

また何度も見たいなと思います。

それでは、また。

カテゴリー: まったり投稿 | コメントする

【まったり投稿】補足

みなさん、こんにちは。

猛暑が続いておりますが、セミの鳴き声も聞こえなくなってきた気がします。

秋はちゃんと近づいているのかもしれませんね。

読書の方は、もう少しで読み終わります。

読みやすいですね。

読みながら気になっているのが「ゲーム」。

メタバースもそうですが、「生成AI」を知るうえでも

最新のゲーム事情もチェックしておきたいところです。

うちの相方は、ゲーム機より💻パソコンでしょうと言っています。

うちの子も、お金を貯めてパソコンを買うんだと言っていたので、

最新のゲーム事情を聞いてみたいところです。

ネタが尽きたら、ゲームに関する本を探してみようかな。

さて、今回は旅行のお話の補足です。

前回お話した、ノートと本の写真を載せておきます。

調べたところ、Amazonで購入できるようですね。

「リサーチラボノート」と検索すると見つかると思います。

防府天満宮の売店には、上記1種類しかなかったようです。

本もパンフレットも「明倫館」で入手したようです。

吉田松陰氏のお墓参りをしたのですが、亡くなったのは江戸だったので

こちらのお墓には弟子が持ち帰った髪のみが収められていると聞きました。

東京の方に正式なお墓があるみたいですね。

改めてパンフレットを見てみると、まだ回っていない場所がありました。

また行きたいと思います。

吉田松陰の伯父である玉木文之進こそが、実は松下村塾の創設者だったそうです。

玉木文之進旧宅で、説明を聞くことができたのですが、

玉木文之進の影響を知らずして、吉田松陰という人物を語ることはできないようです。

吉田松陰ゆかりの地を巡るには、涼しい時期の方がよいと思います。

松陰神社付近に駐車して歩いたのですが、神社を出てゆかりの地を巡る際

道幅が狭く自動車で登るのは難しそうでした。

自動販売機がふもとに1台あったのですが、他にもあるだろうと

通り過ぎたのが失敗でした。のどはカラカラ暑さでふらふら。

暑さ対策と水分補給があれば、もっと回れたと思います。

さて、それではそろそろこのあたりで。

今日は書類の整理をしたいと思います。

よい休日を!

カテゴリー: まったり投稿 | コメントする

【まったり投稿】旅行記

続投です。

今朝ふと鏡を見ると、びっくり!

しまった。日焼け止め塗るのをすっかり忘れていた。

思いっきり日焼けしてました。黒い。

どうしようと、あたふたしております。

シミ対策をしなければ。

さて何しろ数年ぶりの旅行で、ブログでどんなふうに紹介しようかと

頭を抱えておりました。

旅行Vlogを見ると、みなさん楽しそうに紹介されているのですが、結構難しいですね。

ということで、参考になるかはわかりませんが、今回の旅行の日程と訪れた観光スポット

のご紹介といきましょうか。

1.新大阪駅出発→広島駅へ(初日)

お盆休み初日ということで、新大阪駅もたくさんの旅行客であふれていました。

広島へ行くなら、博多行きに乗るより広島止まりの新幹線に乗る方が空いてるんだと

相方の機転で、確かにホームの込み具合がましのようでした。

お昼前には到着するので、少し軽めに新幹線の中で昼食を取りました。

2,広島駅到着→呉へ

荷物が重かったのでロッカーに預けたかったのですが、どこもいっぱいで断念。

JRで呉まで向かいます。行き先は「大和ミュージアム」

待つことなく、すぐに入館できました。

「大和ミュージアム」の感想は、いろんな感情が沸きあがってきて表現しづらいです。

広島といえば「平和記念公園」「原爆ドーム」に訪れる方が多いと思いますが、

「大和ミュージアム」もまた戦争と平和について考えさせられる場所だと思います。

ここでの思いは、自分の心の内にしまっておこうと思います。

ただ、「技術革新」の歴史を知るという意味では、とても貴重な資料を見ることができました。

明治維新から100年足らずのうちに、日本はこんなすごい技術水準に達したのだという

驚くべき事実を改めて知りました。

巨大な鉄の塊が海に浮かぶのですから。

ミュージアムの最後に、「船をつくる技術」というコーナーがあり、

船には最新の科学技術が搭載されているという説明が書かれていました。

戦艦の技術が、現在にも活かされているのでしょうね。

ミュージアムをあとにして、近くの「てつのくじら館」も訪れました。

なんと、本物の潜水艦のなかにも入ることができました。

なぜか妙に緊張感がありました。

3.呉から宮島へ

呉を後にして、いよいよ宿泊先の宮島へ向かいます。

再びJRで広島に向かい、乗り換えて「宮島口」へ

「宮島口」からは船で「宮島」へ向かいます。

こんな時期だったので、緊張して写真を撮ることができませんでした。

でも、赤い鳥居が見えたときは、感動しました。

ずっと行きたかった憧れの「宮島」。

思ったより船で往来する観光客が多かったです。

海外からのお客様もたくさんいらっしゃいました。

島に着くと、穏やかな空気が流れていました。

鹿がそこかしこに歩いていて、奈良の鹿と違って大人しい。

私たちの宿は、海沿いに面して、船場から割と近くにありました。

夕食は、名産の「あなご」や「カキ」「広島牛」など

どれも美味しくて幸せでした。

お昼を軽めにして置いたおかげで、完食できました。

4.宮島から新山口へ(2日目)

潮が引くのは翌朝の7時半とかで、私は宿に残ったのですが

相方とうちの子が厳島神社へお参りに行きました。

そういえば、夜も2人でナイトクルーズに出掛けていました。

怖いもの知らずです。

朝食も美味しくいただき、名残惜しいもののすぐに出発。

子どもたちはお土産をたくさん買っていました。

そう、気になったのが「熊野筆」。

ん-、お高いですね。迷ったのですが、ネットでも買えるので。

かんざしも名産だったのか、友達に買えばよかったなと後悔。

また来よう。

帰りも連絡船で「宮島口」へ。

広島駅へはゆっくり広電に乗って、街を見ながら行こうということで

街並みをながめながら、駅へ向かいました。

途中平和記念公園前に停車したものの、原爆ドームがどこにあるのか

見つけることができませんでした。

5.広島駅から新山口へ

広島駅で、ばったり相方の知人に会いました。

なぜか記念写真を。

今の若い人は写真を撮る時、何っていうんだろう?

子どもたちは「チーズでいいんじゃない」といったけど。

広島駅から新山口まで新幹線で。

あっという間でした。

新山口からはレンタカーで移動。

宿泊先は湯田温泉。美人の湯です。

その前に、合格祈願。

防府天満宮へ。

ここで、相方が「山口大学のRESERCH LAB NOTEBOOK」という

研究ノートを買いました。

KOKUYOさんのノートです。

ちょっと高かったですが、これは良さそう。

特許を書く時にも役に立つそうです。

夕方には宿に着いたのですが、ここは今まで宿泊した中でも

特によかったです。

許可をもらっていないので、ホテル名も写真も載せませんが。

創作料理でもてなしてもらいました。

温泉のお湯がとろーっとしていました。

3.いよいよ萩へ (最終日)

ハードスケジュールで、もっとゆっくりしたかったのですが

早々にレンタカーで萩へ向かいました。

萩もずっと行ってみたかった場所。

一番の楽しみは「萩焼」を買うこと。

そして吉田松陰ゆかりの地へ。

松下村塾

明倫館

松陰神社と、松陰の伯父さんの生家、そして松陰のお墓と松陰の生家跡地へと

暑い中歩き回りました。

松陰神社の中に松下村塾があります。

神社を後で建てたのかな?

「吉田松陰歴史館」に入館して、松陰の生い立ちと生涯を知るのですが

知らないことがたくさんありました。

「和魂洋才」の佐久間象山にも教えを受けていたとか。

他にも書き出すと長くなるので、また何かの機会に。

生家やお墓参りまでしたので、急に親近感がわいて

旅行後も松陰の最後の話を読んだりすると、胸が痛みました。

いかん、感情移入しすぎている。

吉田松陰歴史館や明倫館の売店では、松陰語録など

ここでしか買えない珍しい本を入手することができました。

私は明倫館で、萩焼の豆皿を購入しました。

萩焼といえば薄いピンク色かと思いきや、水色の器がありました。

大事に使いたいと思います。

ここでの「技術革新」は?

「長州ファイブ」はご存知ですか?

伊藤博文をはじめとする、長州藩の5人の若者が密航して

イギリスのすぐれた技術を学びに行ったそうです。

これも詳しくはまだ本を読まないとわからないのですが

明倫館で

『長州ファイブ物語 -工業化に挑んだサムライたち―』

という本を購入しました。

今回は伊藤博文氏の生家を見ることができなかったのですが、

知られざる伊藤博文氏の行動力を知ることができました。

イメージと違うな。

とにかく萩は興味深いです。

次回はゆっくり巡りたいです。

萩へは交通のアクセスが不便で、やはりレンタカーがお薦めのようです。

地元の方にお聞きしたのですが、萩はこれまで災害にあったことがないと。

そのため古い建物が残っているのだとか。

それを聞いて、移住したくなりました。いつか。

その他反射炉とか城跡もめぐりましたが、疲れたので私は車中で。

ようやく旅の目的も果たして、いよいよ新山口駅へ。

帰りの新幹線を待つホームで、懐かしの500系を見ることができて

嬉しかったです。

新大阪へ到着。

新大阪から新山口まで、思ったほど長くなかったです。

まあ、なんて長い記事になったのでしょう。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

この旅の魅力が存分にお伝えできていないと思いますが、

百聞は一見に如かず。

よかったら、ご参考に。

それでは、よい週末を!

カテゴリー: まったり投稿 | コメントする

【図書室だより】イノベーターのための

みなさん、こんばんは。

旅行中は勉強をお休みしたおかげで、帰宅後は勉強に精が出ます。

旅行の記事は、この後に書こうと思います。

色々と思うところがあり、どうまとめようかと今も迷っています。

さて、この本は一年前だったかな?もっと前かな?

うちの相方に面白そうな本があるよと教えてもらったのですが、

その時はピンっと来なくて購入しなかった本です。

昨日、たまりにたまった既読メールを削除していたところ、

その時のメールが見つかり、このタイミングだと早速注文しました。

牧 兼充(早稲田大学ビジネススクール)(著)

『イノベーターのためのサイエンスとテクノロジーの経営学』(東洋経済新報社)

「世界のイノベーターはこうして「知」を得ている!」

時々違った角度からのアプローチも見てみるのもよさそうですね。

次回は、『教養としての生成AI』(清水 亮)を、次々回は

『ホモ・モーベンス』(黒川紀章)と読んでいこうと思います。

それから「ソーシャル・イノベーション」に関する本を。

さて、この本はどのタイミングで読もうかな?

ちょっと考えます。早く読みたいのはやまやまですが。

それでは、また。

カテゴリー: 図書室だより | コメントする

<Social Inovation>歩いて楽しめるまち

みなさん、こんにちは。

少しの間ご無沙汰しておりました。

こんな時期ではありましたが、予定通り家族旅行へ出かけておりました。

何かあっても心残りはないという覚悟を決めての緊張した旅行でしたが、

旅先の自然や街並み、宿泊先のおもてなしや、お料理、くつろぎの空間に

すっかり癒されて、リフレッシュして帰宅しました。

場所は、広島県と山口県。

哀しい歴史を巡る観光でもあり、技術革新の歴史をたどる旅でもありました。

近いうちに、もう一度行きたいと思います。

山口市は、New York Timesに今年行くべき52か所の一つに選ばれたそうですよ。

また改めて旅行の思い出を記事に挙げようと思います。

さて、それでは読書の方も再開いたしましょう。

今回ご紹介するのは

広井良典(編)『商店街の復権-歩いて楽しめるコミュニティ空間』

(筑摩新書, 2024, ¥1,320)

「商店街」についての書籍をご紹介するのは、2作目となりますが、

みなさんもきっと疑問を抱かれていると思う問いについて整理してみたいと思います。

なぜ、商店街は活気を失ってしまったのでしょうか?

本書にその答えを探すと、以下のような結論がまとめられています。

「地域の人口減少とそれに伴う顧客の減少、店主の高齢化と後継者不足

公共交通から自動車への生活スタイルの変化、大型ショッピングセンターの

郊外進出、中心市街地の空洞化とそれに伴うドーナツ化現象、空き店舗の

増加による衰退の悪循環など、様々な原因が挙げられている」

(第7章 「シャッター通りと耕作放棄地」 加藤 猛(著))

なるほど、そういわれると確かに思い当たることがありますよね。

それでは、商店街が再び活気を取り戻すためには、どうすればよいのか?

時代の流れには逆らえないのでしょうか?

このように、要因が多数で複雑に絡み合っているということもあって、

本章は色々な分野、専門の方が多方面から色々な切り口で、この問題の

解決に取り組んでいるお話が書かれています。

商店街に少し興味があるという方だけでなく、社会学を専攻されている

学生の方にとっても学術誌の一冊として選ばれてもいいのかなと思うほど、

専門的な内容も含まれています。

まずは、本書の著者の方々のご紹介から簡単にしたいと思います。

広井良典(編者/はじめに・第1章) 京都大学人と社会の未来研究院教授

遠藤 浩規(第2章)経済産業省近畿経済産業局総務部総務課長補佐

千葉啓介 (第3章)株式会社スピーク(東京R不動産)勤務

今井隆太(第4章)日本商工会議所事務局

神崎浩子(第5章)商店街創生センター職員

前田志津江(第5章)京都府商工労働観光部労働政策室企画参事

宇都宮浄人(第6章)関西大学経済学部教授

加藤 猛(第7章)京都大学オープンイノベーション機構日立京大ラボ特定准教授

小池 哲司(第8章)株式会社ダイナックス都市環境研究所主任研究員

ご覧いただいた通り、様々な分野の方々が「商店街」について研究されたり、

支援されたりしています。

著者がそれぞれ色々な提案をされていますが、総じていえることは

従来の「商店街」は、一般的に個人商店が集まったどちらかというとうちに閉じた

集合体であったと認められるのですが、本書を通じて、「開かれた商店街」が望まれる

ことがわかります。

外部からの意見を取り入れたり、無印良品の例やリノベーションの話など、

外部からの積極的な支援も必要なようです。

本書には、その他にも商店街を元気にする取り組みが、アイデア豊富に紹介されています。

商店街の方にも是非お勧めしたい本ですし、私たち消費者も買い物の意味を

問い直す機会になる一冊ではないかと思います。

私の住んでいるエリアから商店街は離れているのですが、本書を読むと

うらやましいなという気持ちになります。

年齢を重ねるにつれて思うことは、買い物と病院が近くにある所に住みたいと。

いえ、子どもが小さかった時もその方がよかったのだろうなと思います。

今回改めて「商店街」について読んで感じたのは、商店街だけの問題ではなく

「まちづくり」の一環として「商店街」をとらえなければならないということです。

確かにモビリティ社会にはなりましたが、一方で「買い物難民」という深刻な問題も

生まれています。

快適で住みよいまちづくりに関心が強まります。

本書の第一章で、アメリカとヨーロッパ・日本の比較がされています。

非常に興味深かったのは、ドイツもかつては「モータリゼーション」が

進み、交通事故の増加や大気汚染の問題等が指摘されるようになり、その反省から

歩行者中心の都市づくりに向けた政策転換がすすめられていったとのことで、

今日ドイツでは都市の中心部に自動車が完全にシャットアウトされ、

人々が「歩いて楽しめる」空間が作られているそうです。

この記事のタイトルに挙げたように、私は「歩いて楽しめるまち」

すなわち「ウォーカブルシティ」をまちづくりの理想だなと思いました。

郊外型の大型ショッピングモールも確かに魅力的で、若い世代や

若い家族連れにはゆっくりショッピングが楽しめて、憩いの場所だと思います。

私もこれまで恩恵をたくさん受けてきました。

一方で車を手放した高齢者世帯をはじめ、買い物弱者が安心して暮らせる

まちづくり、その一環として「商店街」の役割を見直す機会が必要だと

本書を読んで改めて感じました。

徒然なるままに書き、メリハリのない文章になりましたが、

「商店街」のことを知りたい、どうすればよいか考えたい、

これからの消費社会について考えたいという方にはお勧めの一冊です。

私は電子版で購入したのですが、あとで読み返すとき慣れていないせいもあって

苦労しました。紙の本も欲しいなと思っています。

少し先になりますが、次の社会課題として「まちづくり」に関する本も

ピックアップしたいと思います。

次回は生成AIについて、改めて勉強したいと思います。

それでは、よい休日を!

カテゴリー: ソーシャル・イノベーション, 問題解決 | コメントする

<夏休み中掲示板>

夏休みに入りますと宣言しながら、早速掲示板を立ち上げて投稿しています。

夜中に目が覚めて眠れなくなり、濱口秀司さんご出演の動画を見ていたら

刺激を受けて、このブログは自分のアイデアを発信する場でもあるのかなと

そんな気がしてきたので、早速今頭に浮かんでいるアイデアというか

ヒントになりそうだなと思うことを残しておこうと思います。

思考は止めてはいけないということで。

1.実在論

今、「実在論」というテーマに関心があります。

理由については、今はうまく説明ができません。

調べてみたところ

ブルーノ・ラテゥールという方が注目されているようですね。

『ブルーノ・ラテゥールの取説<哲学の扉>』(久保明教)

『科学論の実在』(ブルーノ・ラテゥール他)

またいづれ入手したいと思います。

2024.8.8

2. 岡野原大輔氏のX

岡野原氏の書籍

『大規模言語モデルは新たな知能化』(岩波書店)

も今後ご紹介する予定です。

2024.8.8

カテゴリー: 問題解決 | コメントする

次作・次々作のご案内

みなさん、こんにちは。

また少し風邪をひいて、読書が停滞しておりましたが

ようやく再開しました。

予定より遅れてしまい、また記事にまとめるのに少し時間も

頂きたいので、先に書籍名をお知らせします。

次作(ソーシャルイノベーション編)は

広井良典(編)『商店街の復権-歩いて楽しめるコミュニティ空間』(筑摩新書)

次々作(イノベーション編)は

清水亮(著)『教養としての生成AI』(幻冬舎新書)

です。

読書の方は毎日続けようと思いますが、明日からほんの少し夏休みを頂こうと思います。

遅くともお盆明けには再開する予定です。

もし急ぎのお知らせがあれば、お休み中も投稿しますので。

上の子が帰ってくるので、久しぶりにゆっくり家族そろって過ごせそうです。

上の子が「今度帰ったら、家族写真撮りたいんだよね」と言い出して焦りました。

急にどうした?

その時までに痩せるんだと心に誓ったものの、むしろ太ってしまった。

どうしよう。

どういうわけか、うちの子どもたちは両親に似ていません。

もしもし、メンデルさん?

食べ物とか、生活習慣が違うからでしょうね。

私が子どもの頃は、サザエさんの食卓のように正座してご飯を頂いていましたが

今の子どもたちは、椅子文化ですもんね。

10年ぶりの家族写真。

ただただ恐怖でしかない。

それでは、みなさんもよい夏休みを!

カテゴリー: 問題解決 | コメントする

【休日企画】気になる記事

続投です。

そうめんに入れる具を準備しないといけないので、手短に。

最近はまっている具は、錦糸卵と刻みのり、そしてゴマです。

シンプルですが、今のところこれが好きです。

ねぎは、生が苦手なんです。

さて、気になる記事3選。

1.Meta「Llama 3.1」のイノベーション–4050億パラメーターを誇る最新LLM – (page 2) – ZDNET Japan

https://japan.zdnet.com/article/35222107/2

2.生成AIを活用した機能を爆速でリリースしてみてわかった、エンジニアが将来の技術革新に備えるべきこと (1/3)|CodeZine(コードジン)

https://codezine.jp/article/detail/19782

3. AIの“幻覚”を減らせる手法、「RAG」とは? | WIRED.jp

https://wired.jp/article/reduce-ai-hallucinations-with-rag

ご参考まで

よい休日を!

カテゴリー: イノベーション, 休日企画, 問題解決, 注目記事 | コメントする