今回紹介するのは
マシュー・E・メイ(著)/ 藤島みさ子(訳)
『問題解決「脳」のつくり方- なぜ最高のソリューションが出ないのか?』
(日本実業出版社,2017年,¥1750(税別))
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「デザイン思考」を紹介したら、順序としては「ロジカルシンキング」に関する本を紹介する方が流れがよいのでしょうが、今回はあえてこの本を選択しました。
どんなに問題解決のフレームワークを学んでも、なかなかうまく活用することができないことの方が多いのではないでしょうか。今回紹介する本から、「なぜ最高のソリュージョンが出ないのか」、それが私たちの思考の癖によるのだということに気付くことができるのではないでしょうか。まずはそのことをクリアにしておきたいと思います。
それでは、この本の作者について簡単にご紹介したいと思います。
著者であるマシュー・E・メイ氏は、
イノベーション戦略アドバイザー。米国トヨタに8年間勤務し、社内教育機関のアドバイザーを務めていた方だそうです。トヨタ以外にも、ゼロックス、ペプシなど世界中の様々な企業を顧客に持つそうです。
著者は、私たちが問題解決に行き詰まる要因を7つの「思考の致命的な欠陥」(著者の言葉を借りると)により、思考が誤作動を起こすからだと分析しています。この本は、ただ指摘するだけに終わらず、きちんとその解決策を提示しているところがありがたいところです。
内容については、ネタバレしてはいけないので詳細は申し上げられませんが、この本の英文タイトルが ”Winning the Brain Game” で、これが何を意味するのか、是非確かめていただけたらと思います。
ところで、前回のブログで「 質の高い問い」について触れたのですが、今回紹介するこの本の中では「フレ―ミング」もしくは「フレームストーミング」というキーワードにそのヒントを見つけられるように思います。
この本を読み終えて、自分自身の思考の癖というか、問題解決に至らないとすればその原因が何か、またその解決方法知ることができたことに加えて、ブログを立ち上げる勇気をもらえたことに感謝します。
次回は「ロジカルシンキング」に関する本について紹介する予定ですが、私自身
まだまだ模索中なので、まずは子どもにわかるように書かれた読みやすい本から紹介したいと思います。私もロジカルシンキングは一番理解したい思考法なので、今後もおすすめの本に巡り合えれば随時紹介したいと思います。
それでは、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。