【プロジェクトX】夢の国産自動車

みなさん、こんにちは。

そろそろ夏休みですね。

今年の夏は、イベントが盛りだくさんで忙しくしております。

さて今回ご紹介するDVDは、夏休みにお子さんと一緒に、また就活中の

学生さんや将来製造業、特に自動車メーカーに就職を希望されている

学生さんにお勧めの内容だと思います。

『プロジェクトX 挑戦者たち 

我ら茨の道を行く~国産乗用車 攻防戦~』(NHK 出版)

この「プロジェクトX」という番組をテレビで見たのは、いつ頃だったんだろう。

父と一緒に時々見ていたのを覚えています。

もう記憶は薄れていますが、毎回胸が熱くなったのを覚えています。

中島みゆきさんが歌うテーマソングがまた一層番組を引き立てていたと思います。

今でも時々曲を聞いています。「地上の星」は、奮い立たせてくれる曲です。

このDVDは、トヨタ自動車が初めて国産自動車を開発されたときのお話です。

私も子どものころに憧れた高級車「クラウン」。

でも私が記憶しているクラウンとは違い、昔の映画で見たことがあるような

クラシックな真っ黒な車。ドアは観音開きでした。

流線形の、なんと美しいフォルム。トミカで買えるなら欲しい!

ありました。でも、高い。

そして、この物語の主役は「中村健也」さん。

写真を見ると、真っ先にその眼に釘付けになります。

眼光が鋭くて、それでいてどこか少年のいたずらっぽさが残る、印象に深く焼き付く

目をされています。挑戦的な目です。

この人こそがまさに「イノベーター」だとわかりました。

無謀でもあり、その一方でとても勤勉で、確かな知識をお持ちの方のようでした。

横断的な知識を。

歴史に名前を刻むことのない、無名の英雄です。

当時の日本には、きっと他にもこのような英雄がいらっしゃったのだろうと思います。

戦後の焼け野原からの奇跡の復興と高度経済成長を支えた方々が。

そして、誰もが反対する中で、中村さんの声に耳を傾け、彼にプロジェクトを任せた創業者の豊田喜一郎氏の判断も素晴らしいです。勝負勘というのでしょうか。

そして中村さんだけでなく、チームの方々も素晴らしかった。

その方々が、スタジオに登場されてお話された記録が残っていることが

何よりも貴重です。

その時代の証人。その肉声が聞けるというのは、文明の発達の恩恵です。

復興そして高度経済成長期に活躍された方々の、またそのチームワークについて、少し

だけイメージが沸いてきました。

またもう一枚DVDを見ようと思います。

いつかBOXも欲しいなと思いました。

みなさんも、もしよかったらこのDVDに限らず、例えば医療分野だったり

サービス業だったりと、このシリーズを探してご覧になられてはいかがでしょうか。

うちの子どもに残したい、日本の素晴らしい記録です。

それでは、また。

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