<バックヤード>見える景色が変わる

以前、このブログを削除したあと復元作業をする中で、あえて復元しなかった

記事があるのですが、思い直して復元することにしました。

以下

↓ ↓ ↓

私がまだ幼かったころ、大阪でコンサルタント業を営むおじさんが時々我が家にやってきて、海外旅行のお土産を配ったり、お土産話を聞かせてくれたりしていました。

なぜ「叔父」ではなくおじさんというかというと、親戚ではなかったからです。家族ぐるみで三世代に渡って親交があり、親戚以上の深い絆がありました。

とにかく豪快な人で、そして知識量がすごかった。相当量の本を所有されていて、亡くなった際は図書館に寄付したそうです。入手困難な貴重な本も多く所有されていたそうです。

そんなおじさんが私に与えた影響はとても大きくて、私が海外に興味を持つきっかけになりました。

そんなおじさんが語った一言を今でもよく思い出します。

「マイナスをプラスに変えるんだよ」と。

幼かった私には、全く意味が理解できませんでした。どうやって変えるのだろう?

そして今、まさにこの時代が必要としている言葉なのかもしれません。

以前ブログに書いたように、私もコンプレックスの塊です。だからこそ、マイナスを

プラスに変えるために、いえ、もしかしたらゼロにするためにもがいているのだと思います。

そして、よく経営者の方々が口にされるように「ピンチがチャンス」。

今、世の中は様々な課題が山積みです。だからこそビジネスチャンスが豊富にあるのではないでしょうか。

今年度は、社会課題をどのようにしてビジネスチャンスにするのか、読書を通じて

考えていきたいと思います。

(以上)

最近、おじさんの話をする機会が増えました。

そう、おじさんは膨大な本や資料を所有し読んでいたのです。

それに比べると、私が読んだ本の数など雲泥の差です。

最近相方が、岡潔をはじめこれまで決して読まなかったような分野の本を

読んでいます。

話をしながら感じるのは、相方は私とは違う景色を見ていると。

それくらい、本を読むこと、高尚な本を読むということは見える景色が

変わるのだと。

おじさんは、どんな景色が見えていたのだろうか。

私はブログを通じて、みなさんにどんな景色を御覧に入れることができるのだろう?

ふと、そんなことを思いました。

ただ目に映っていた景色も、「歴史」や「背景」それを「作った人」のことを

知ると、こうも景色が変わってしまうのでしょうか?

今、「人間知能」と「人工知能」について知ろうとしていますが、「見える景色」と

「見えない景色」があることを忘れては、きちんと理解できないで終わってしまうよう

思います。

「見えない景色」。これを知るカギは、「本」にあり、今そんな気がします。

「こころ」とは何か? 大きなテーマにこれから挑みます。

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【続】え、万博記念公園にあの人の作品が!

みなさん、おはようございます。

今日は一日オフモードにして、noteの本も少し読み進めようかと思います。

でもリフレッシュが一番。

昨日『expo’70 世紀の祭典日本万博博覧会50周年記念公式ガイド』

(万博記念公園,¥1,000)のパンフレットを「鉄鋼館」で購入して、

モノレール駅をおりて陸橋を渡り終えてすぐの売店にも

おかれていました)就寝前に読んでいたら、な、な、なんと

イサム・ノグチの作品が万博記念公園にあったなんて。

子どもたちが小さい頃、よく連れてきていたので、何度も目にしていた

あのオブジェたちが・・・。

パンフレットによると、大阪万博当時「宇宙空間の夢」と題して

作られた噴水群「6種9基)が、現在(水はでませんが)、

オブジェとして残されているとのこと。

現存するのは「宇宙船」「星雲」「彗星」「コロナ」

「惑星」の五種類とか。

(画像は載せませんが、「万博記念公園 イサム・ノグチ で検索してみて下さい)

万博記念公園を訪れたことがある方は、

きっと目にしているはず。

昔、スワンやボートで子どもたちと池をこいだ時に

通り過ぎたあのオブジェが、まさかの「イサム・ノグチ」。

読みかけの本も読みたくなりました。

「大阪万博のレガシー」。

万博記念公園は、岡本太郎の作品だけではなかったのですね!

アートで溢れていたなんて。

よかったらみなさんも、改めて万博記念公園の魅力を

再発見されてみてはいかがでしょうか?

エキスポシティーでショッピングと食事をして、食後のウォーキングに。

さて「関西万博」はどんなレガシーを残してくれるのでしょうか?

それでは、みなさんもよい週末を!

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【休日企画】アートな休日

みなさん、こんばんは。

今晩の「新美の巨人」の放送を待つ間、時間が空いたのでレポ記事を

投稿しようと思います。

大阪万博記念公園の「鉄鋼館」という、大阪万博の記念館に

「EXPO’70パビリオン別館」が8月11日に増設オープンしたとのことで、

久しぶりに訪れました。

写真がぶれまくっておりますが、バチバチ撮影してきましたので

共有しますね。

現在「太陽の塔、初代黄金の顔」が展示されているとのことで、

楽しみに行ってきました。

ドラマ「名建築で昼食を」でおなじみの「前川國男」さんのプロデュース。

建物自体が「楽器」とか。

お目当ての「初代黄金の顔」

別館への連絡通路が、未来感があって、なんだか映画のセットに入ったようで

とても面白かったです。

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<バックヤード>大阪のおじさんと社会課題

みなさん、おはようございます。

土曜日くらいはゆっくり寝たいところですが、最近寝貯めしていたせいで

早く目が覚めてしまいました。

カーペンターズのアルバムが、眠気を誘うどころかむしろ眠れない・・。

最近のCMで松田聖子さんの「赤いスイトピー」が流れているのを聞いて、

目覚めはそれを聞いていました。

私が生涯ただ一人ファンレターを贈った方です。

まだ幼かったころに。大好きなキャラクターのペンダントを添えて。

そうすると、ふとまた大阪のおじさんのことを思い出しました。

小学生くらいだったかな?今でも覚えている言葉は、おじさんが

社会課題に関心を持っていたこと。

産業の空洞化のこともいち早く危惧されていました。

そして、印象深かかったのは、「老人ホームは人里離れたところに

作っちゃだめだ。保育所の隣に作って、子どもと老人が交流すれば

どちらにとっても刺激になっていいんだ。」というような話を

されていたような記憶があります。

今思い返しても、なるほど。見ごとな解決案ですね。

何かと何かをくっつけて、WINWINにして解決する。お見事!

そんなことを思い出したので、少し私の妄想をここで皆さんに

聞いてもらうのはどうかな、と思い切って書いてみることにしました。

あくまで妄想です。ソーシャル・イノベーションを謳っているので、多少の

つぶやきはしてみてもいいのかな。

実は、「農業の後継者問題」と「母子家庭の貧困問題」少し関連して「虐待問題」を

PPAPで解決できないだろうかと、そんなことを思ったりしています。

農業という産業は、雇用を賄うのに適しています。

おじさんが提案したように、高齢者と幼子が触れ合う、地域みんなで子育てをする、

食は確保される、子どもが病気の時も安心してそばにいられるのではないだろうか。

まあ、甘い幻想かもしれませんね。

農地の或る地方に移住することに躊躇されるのであれば、都市にも農地があればいいなとも思います。畑仕事だけでなく、加工品の製造や販売まで。あるいは、併設のレストラン

やカフェなんかも

ビジネスチャンスと課題解決の一挙両得ではないかと。

そんな空想を日々思い浮かべている次第です。

私がもし社会起業家として活動するとしたら、今のところそこを具体化していくことかな。

あとは、商店街に関心があります。またいずれ本紹介をします。

先日ブログに書きましたが、友人に案内されて訪れた空堀商店街。

何件かお邪魔しましたが、女性店主が活躍されていたのが印象的でした。

実は、私もいつかお店を開きたいな~、なんて影響を受けました。

弁理士になる夢が叶ったら、事務所の片隅で、意匠に関わった商品の販売も

してみたいなとかも妄想したり。お店番はもちろん誰かにお任せしますが。

社会保障だけでは女性の経済的自立は困難だとわかったので、そこをどう解決していくか、

みなさんは何かいいアイデアがありますか?

いつかみなさんと、そんな討論会みたいなことができたらいいなと思います。

それでは、外が明るくなってきたので、今日も一日頑張ります。

みなさんも、よい一日を!

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Let it Goも(補足)

先ほどの投稿の補足です。

みなさん、もうSINONさんの動画をご覧になりましたか?

ご覧になられた方は、きっともう虜になってしまわれたのでは

ないでしょうか。

ひとつ書き忘れたことがあり、補足します。

彼女の動画には、あの”Let it Go”を歌唱しているものもあります。

ショッピングモールで歌っておられました。

信じられませんよね。まさかの無料で聞けるなんて、なんて贅沢な!

よかったら、

SINON Let it Goで検索してみて下さい。

私は秦基博さんのカバーも凄いなとよく聞いています。

中でも、松任谷由実さんの「リフレインが叫んでいる」を聞いたときは、

強い衝撃を受けました。

それでは、これから「建築家二人暮らしさん」の動画を見て、

今夜はひさびさにカーペンターズのベストを聞きながら眠りにつきたいと思います。

それでは、よい週末を!

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美しいカバー

みなさん、こんばんは。

うちの相方から、すごい歌唱力の歌手の動画を見つけたと教えてもらいました。

カーペンターズのカバーを主にされているのかな?

カーペンターズといえば、子どものころ父がドライブの時によく流していて、

私もわけもわからず英語の歌詞を真似してへたくそながらも歌っていました。

あまりの美声と美しい発音に驚きました。

相方曰く、「日本人のモノ真似とかカバーの実力ってすごいと思う」と。

よく日本が、外国の製品の真似をするのがうまいといわれるけど、ちゃんと

本質をつかんでより美しく仕上げているのではないかと。

よかったら、みなさんも視聴されてはいかがでしょう。

SINONさん。津軽の方とか。民謡もされているとか。

SINON  カーペンターズ カバー で検索してみて下さい。

さあ、情報処理試験も近づいているので、残業します。

それでは、また。

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データサイエンス

みなさん、こんにちは。

ソーシャル・イノベーションが始動しましたが、

イノベーション編も同時進行で進めていきたいところです。

noteに投稿用に、「人間知能と人工知能」をテーマに時

読んだりしておりますが、こちらのブログ用にもテーマを

見つけなければと思っております。

そこで、次々回は遅ればせながら「データドリブン経営」をご紹介

しようかと思います。

本当は、データサイエンスの勉強も必要なのですが、さすがに今時点では

そこまで手を広げることは不可能ですので、今回は友人に教えてもらった

データサイエンスを独学で勉強する人にお勧めの本をご紹介します。

東京大学先端科学技術研究センター 江崎貴祐(著)

『分析者のための データ解釈学入門』(ソシム株式会社, 2020年, ¥2,600+税)

この本のシリーズがお薦めとのこと。

「ポケモン本」だったか?赤・黄・緑と新しく「認知」のオレンジが

加わったとか。

いつか勉強したいなとは思いますが、いつになるやら・・・。

よかったらご参考に。

それでは、よい週末を!

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<ソーシャル・イノベーション編>水道を救え

みなさん、こんにちは。

久しぶりの投稿になります。

みなさんは、いかがお過ごしだったでしょうか?

私は3連休は、子どもと料理を作りました。

あさりのパスタと、ナスとひき肉のカレーを作りました。

野菜嫌いであり、みじん切りで手を切るのではないかと

いう過保護な発想から、無印良品の「みじん切りチョッパー」

を購入しました。

ところが手を切ったのは私の方で、うっかり刃を触ってしまいました。

心臓より上に指をあげて止血して、傷もほんの少しだったのですぐに

治りました。

子どもは器用に使いこなして、野菜を見ごとに木っ端みじん切りにして、

いつもよりおいしく出来上がったみたいです。

さて、今回ご紹介するのは

加藤 崇(著)『水道を救え―AIベンチャー「フラクタ」の挑戦』

(新潮新書, 2022年, 780+税)

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「蛇口をひねれば当たり前に水が出る」。これがもしかしたら、

当たり前でなくなる日が来るかもしれない。

にわかに信じがたい話ですね。

でも、それを裏付ける根拠が書かれています。

読み進めるにつれて、これは大げさな話ではないかもしれない、

そう思えてくるのです。

それでは、ここで著者のプロフィールをご紹介しましょう。

加藤 崇(氏)

早稲田大学理工学部応用物理学科卒業

元スタンフォード大学客員研究員。

東北大学特任公寿(客員)

2015年に「フラクタ」をシリコンバレーで創業

(CEO)に就任

さて、「水道」にどんな問題が起きようとしているのでしょうか?

日本は他の諸外国に比べて、水環境にとても恵まれていますし、

よほどの災害が起きなければ、さほど水道のトラブルが頻繁に

起きることはないように思うのですが。

しかし、日本の水道管の総延長して地球17周分のうち4週分は法的

提要年数の40年を過ぎていると算定されます。

つまり、交換が必要なのです。

しかし、これは単純な問題ではありません。

地中に埋められた水道管は、材質や地質、環境に

よって大きく寿命が異なり、交換の優先順位を

見極めなければならないからです。

加えて、少子高齢化による人口減少も追い打ちを

かけます。

水道の維持にかかる費用を負担する人口が減るのです。

こうした問題の解決に挑むのが、本書の著者である

加藤 崇(氏)率いるAIベンチャー「フラクタ」です。

「フラクタ」は、「環境ビックデータとAIを用いた水道管路

劣化診断技術を提供する」(p.194)企業です。

果たして、「フラクタ」は私たちの救世主になれるのか?

フラクタは、米国や英国でも事業を展開しており

日本においても、いくつかの自治体の水道局等にサービスの提供を

しています。

その効果が表れるのには、おそらく時間がかかることでしょうし、

現時点で「救世主」になれるかどうかは明確にはわかりません。

また「水道の民営化」についても、頭をよぎるかもしれませんが、

これもまた一筋縄ではいかないようです。詳細は本書をお読みいただけると

よいかと思います。

水道に限らず「公共インフラ」の問題は、とても難しいことを知ることが

できました。そこをあえて果敢に挑む著者の加藤氏の、勝負勘というか

嗅覚の鋭さを感じます。

自身の生い立ちも紹介され、逆境の強さ、使命感、熱血感が伝わってきます。

課題解決をビジネスにと考えるのであれば、人の心を動かす情熱と使命感がなければ

いけないのだと感じました。

また経歴や、いきなりシリコンバレーで起業するのですから、ただものではないことも

よくわかります。

私たちが求めている起業家であり、イノベーターだといえるでしょう。

本書は、ボリュームは多くありませんが、中身は非常に濃密でぎっしりと

情報や戦略が詰めこまれています。

みなさんにとって、これが日本の水道の現状と未来を考える機会となれば

幸です。

次回はハバードビジネスレビューを読みたいと思います。

それでは、また。

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<ソーシャル・イノベーション編>CSV経営戦略

みなさん、おはようございます。

最近、子どもたちが小さかった時のことをよく思い出します。

初めてつかまり立ちをした時のことを。

子どもが生まれた瞬間の次に、感動しました。

そして、上の子が独り立ちの準備を始めています。

「連休中に料理教えてよ」とお願いされてしまいました。

一応、調理鍋というのでしょうか?材料をセットすれば、調理ができる

便利な調理器具を買ってやろうとは思っていますが。

まずは、チャーハンかな?

あとはカレーが作れれば、何とかなりそう。

まあ、便利な時代ですから、なんとでもなりそうですが。

これから、たくさんのことを教えてやらなければいけません。

子どもって、あっという間に成長してしまうのですね。早くも「ロス」

になっています。

「大丈夫、ブログを生き甲斐にすれば!」と励まされてしまいました。

「はて?いつの間に生き甲斐になっていたのかな?自覚なし」

さて、今回ご紹介するのは

名和高司(著)『CSV経営戦略-本業で高収益と、社会課題を同時に解決する』

(東洋経済新聞社, 2019年, ¥2,400+税)

CSV経営戦略 本業での高収益と、社会の課題を同時に解決する [ 名和高司 ]
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まずは著者のプロフィールから

名和高司 氏

一橋大学大学院経営管理研究科客員教授

80年 三菱商事入社

90年 ハーバードビジネススクールにてMBA取得

その後20年間マッキンゼーのディレクターとしてコンサルティングに

従事。

2010年より現職に至る。

一言でいえば、本書は「CSVの手引書」だといえると思います。

あらゆる角度から考察されていて、発案者の、マイケル・ポーター氏の

主張に足りない点も補足されています。私の感想としては、「スキがない」。

日本の方が、このような世界に一歩進んだ議論をされていることに誇りと自信を

持てる一方で、著者が海外と日本を行き来してきたからこそ、日本の長所も弱点も

冷静に把握されていることに感服いたします。

「CSV」や社会課題の解決に関心をお持ちの方には、是非お勧めしたい本です。

本書のすばらしさを十分に表現できないかもしれませんが、ザクッとポイントを

絞ってご紹介したいと思います。

  • 1.CSVのメカニズムについて

前回ご紹介した、マイケル・ポーター氏の論文で、「CSV」とは社会的価値と

経済的価値を同時に実現する共通価値であることがわかりました。

本書でも、その具体的事例が幾つか紹介されていますが、私の理解では

大きく分けて、次の2つの方法が挙げられると思います。

  • サプライヤーのサポートを通じて、生産性の向上を図る
  • 需要者のニーズを満たすことにより、市場の拡大を図る

これらによって、経済的価値が増大する

本書は、日本企業の取組みもご紹介されていますが、最近の日本企業の

「社会課題の解決」への取組みを紹介した記事が下記のサイトにあります。

ご参考まで。

(アサヒとロッテの取組み)

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC313860R30C23A3000000/

  • 2.課題

とはいうものの、CSVの実現は、決して容易ではありません。

まだ始まったばかりの発展途上の段階であり、手法も答えも模索していかな

ければなりません。本書では、以下のような課題が指摘されています。

  • CSVの評価指標をつくることが困難
  • 社会課題の解決が経済的価値に効果を及ぼすのに時間がかかる
  • 日本の場合「もうける力」が弱点
  • 3. CSVを巡る論点

著者がCSVの課題を解決するために必要と思われる以下4つのモデル

を提示している。

  • ガバナンスモデル
  • ビジネスモデル
  • 組織モデル
  • J-CSVモデル
  • 4. 日本発のCSV(J-CSV)

著者曰く「日本的経営とCSVは本質的に近似している」(p.308)

J-CSVが「実現すれば、異次元の成長が可能となり、

日本経済の再興をけん引することもできる」(p.307)

一方で、日本には弱点があり、これを克服しなければならない

そのカギとなるのがJIT(「実装」「位相」「梃子」(p.318)である

  • 5. CSV人材を目指す人へのメッセージ

CSVが、NGOやNPOと異なる点は、NGOやNPOは自ら富を生まずに

再分配をするのに対し、企業だけが価値を生み出すことができる点である。

(p.349)

最近の優秀な若者が、NGOやNPOに流れる傾向が世界的にも見られる

という話を聞きますが、この違いを理解したうえで進むべき道を熟考して

いただければ思います。

参考になれば幸いです。

私の感想としては、予想以上にCSVの実現が難しいことと、

日本の場合、馴染みがあるがゆえに正しく理解できていない、

そして、社会課題を解決することは「美徳」だが、それによって

「稼ぐ」というのがどこか「卑しい」ともとらえられかねない

という、道徳観が影響しているようにも感じます。

根気強く、腰を据えたプロジェクトを実行していかなければ

ならないのだなと思いました。

なにより、「CSV」で本当に「稼げるのか」。これが一番の

疑問であり、関心事です。この点については、更に資料を集めて

検証していく必要があると思います。

CSVについては、HBR(ハーバード・ビジネス・レヴュー)でも記事が

紹介されていますが、ここでいったん休憩して、次回は社会課題にテクノロジー

を使って挑んでいるベンチャーのお話を読むことにしましょうか。

それでは、よい週末を!

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美意識は爪に現れる

みなさん、こんばんは。

珍しく、夜遅くに投稿しております。

日中散歩をしていると、虫の音の合奏が秋を感じさせます。

時折心地よい風も通り過ぎていきます。

さて、「美意識は爪に現れる。センスは着ているものに現れる」と

いったような言葉をどこかで読んだような記憶があります。

どちらも出来ていません。ブログで美意識だのセンスだの

書く資格がないなと猛省しています。

お子さんが受験で面接を受けられる際は、是非爪のチェックも

お忘れないように。

さて、美意識といえばやはり家の中も美しく快適でいたいですね。

といいつつ、私は掃除が好きなわけではありません。

でも、使いやすい道具をそろえて、掃除が苦にならないようにと

やはりあのブランドの掃除道具をそろえています。

やっぱり、使いやすさと目に邪魔にならない色と、何よりコスパですね。

無印良品

私のお気に入りは、フローリングモップ(799円)と

マイクロファイバークロス(2枚入り490円)。

クロスを使うようになって、使い捨てを辞めました。

埃等をよくキャッチしてくれて、掃除が終わるとさっと埃等を払って

洗濯機へ。エコです。

あとはほうきと塵取りをセットと、卓上用のほうきと塵取りのセットも

持っています。

フローリングモップのスティックを取り外して、箒に付け替えれば

腰をかがめずに掃き掃除ができます。

卓上ほうきは、卓上用ではなく和室の掃除に使っています。

横になったときに、髪とかチリが気になるので、壁にかけてさっと掃除します。

私は基本的に掃除機は使わないので、ワイパーとほうきと雑巾で事足ります。

掃除機は、茶碗などを割ったときに、小さな破片を残さないように使っています。

あとは、隙間掃除シリーズ ブラシ(150円)は、玄関の掃除に使っています。

あ、読書の方も進めていますよ。

ちょうど「MUJI」の話が出たので、思い出してこの記事を書きました。

他にもあのブランドの話も感銘を受けました。

「クリエイティビティ」と「柔軟性」と「センス」。

日本のリーディングカンパニーの強さを改めて知りました。

それでは、また。

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