<イノベーションのジレンマ~第1章~>

みなさん、おはようございます。

ご訪問頂き、ありがとうございます。

明け方ですが、外はまだ真っ暗です。ただ今5:24。

ダイエット継続中なので、もう一年近く朝はコーヒーだけです。

この時間の、空腹な状態が一日の中で一番頭が働きます。

いつもはこの時間は勉強をしているのですが、過去問を解くときは試験本番に合わせて

午後から始めるように切り替えます。

どうも集中力のピークを早朝に持ってくるペースに慣れてしまって、受験の時にしょうもないミスをしたり、集中力がイマイチだったという反省から、今年から対策を講じました。

ところで、前回『地域産業のイノベーションシステム』をご紹介したのですが、私の意図した本は、どうも『地域産業のイノベーションと流通戦略』(西田安慶氏編著/千倉書房)の方だったみたいですね。伝統産業からのイノベーション、あとで知って購入しました。

けがの功名というか、伝統産業と最先端技術の両方の事例を知ることができ、よかったです。

後者の本は、時間がないのでまだ読んでいないのですが、時間を見つけて読みたいと思います。

今後「美意識」の切り口で本をご紹介する予定ですが、以前「美意識+α」と書いたのですが、αって何?と疑問に思われたのではないでしょうか。

美意識だけでは足りない何か、こう結論に至りました。「文化・伝統」です。

以前TEDでご出演された、猪子寿之氏のプレゼンをご紹介したのですが、ご覧になられましたか?

同氏が「個人や社会のクリエイティビティは、私たちが感じている以上に文化の上に成り立っている」というようなお話をされて、その事例を紹介されたのですが、それに影響を受けました。天才だと思いました。(実はこのブログ、意外に伏線もはってます。)

まだ、具現化できていないので、このブログを通して模索していこうと思います。

それでは、本題に入りましょう。

  • 優良企業が失敗する理由
  • なぜ優良企業が失敗するのか –ハードディスク業界に見るその理由-

本章では、ディスク・ドライブ業界を例に、なぜ優良企業が失敗するのか検証する。

産業界の歴史のなかで、技術、市場構造、全体規模、垂直統合がこれほど広範囲にわたって急速に変化し続けた業界は他にないからである。(p.27)

この章では、複雑なディスク・ドライブ業界の歴史の概略を示す。ディスク・ドライブ業界の歴史を理解することで、複雑ななかにも驚くほど単純で一貫した要因によって幾度となく業界リーダーの明暗が分かれてきたことに気づくからだ。(p.27)

ディスク・ドライブ業界の歴史と照らして、読者自身の業界について考察してみると、自社や競争相手の命運に同様のパターンが潜んでいることが理解できるだろう。(p.28)

・破壊的イノベーションのなかでの失敗

  通常、破壊的イノベーションは技術的には単純で、既製の部品を使い、アーキ

テクチャーも従来のものより単純な場合がある。

主流からかけ離れた、とるに足りない新しい市場でしか評価されない特徴を備えた

別のパッケージなのである。(p.44)

・既存の顧客による束縛

今日はここまでとします。

テンポが速く説得力のある論述と、裏付けされたデータがつけられていて、とても読みやすかったです。

それでは、よい休日を!

イノベーションのジレンマ増補改訂版 技術革新が巨大企業を滅ぼすとき (Harvard business school press) [ クレイトン・M.クリステンセン ]
価格:2,200円(税込、送料無料) (2023/8/6時点) 楽天で購入
カテゴリー: イノベーション, 問題解決 | コメントする

<イノベーションのジレンマ~序章~>

みなさん、おはようございます。

ご訪問頂き、ありがとうございます。

目下弁理士試験の過去問特訓に奮闘しております。弁理士試験ってどんな勉強をしているんだろう?と興味をお持ちいただけましたでしょうか?

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、特許法をはじめとした産業財産権に関する条文を覚えて、法解釈も理解して、とにかく条文が血となり肉となるまで読み込まなければなりません。ところが、無情にも不定期に法改正が行われ、その都度アップデートしなければなりません。

たいていみなさん、『四法対照』(PATECH企画)を使用されているものと思っているのですが、だいたい11月頃に新刊が発行されるみたいです。

なので、これからまた使い込んだ「四法対照」を処分して、新しいものに書き込む作業をしなければなりません。蛍光ペンで引いて、色ペンで書き込んで、骨の折れる作業です。

しかも気が抜けない。

といいつつも、ブログを放置するわけにもいかないので、かえってこまめに投稿しようかと思います。細切れになりますがご容赦ください。

ブログを書くことで頭の整理にもなるので、かえって勉強に集中できる気がします。

それでは、前置きが長くなりましたが、今回は表題の通り、「序章」のご紹介をいたします。

クレイトン・クリステンセン(著)玉田俊平太(監修)/ 伊豆原弓(訳)

『イノベーションのジレンマ』(株式会社翔泳社, 2018年, ¥2000+税)

序章と言いつつ、序盤からエンジンがかかっているように思います。ぐいぐい興味がそそられました。

<序章>

本書で取り上げるのは、業界をリードした企業が、ある種の市場や技術の変化に直面したとき、図らずもその地位を守ることに失敗する話である。

競争の感覚を研ぎすまし、顧客の意見に注意深く耳を傾け、新技術に積極的に投資し、それでもなお市場での優位を失う優良企業の話である。(P.1)

序章では、米国の優良企業の例を列挙している。これらの企業に共通するのは何であろうか?

・「破壊的イノベーションの法則」

本書は二部構成となっている。

第一部の一章から四章までは、すぐれた経営者による健全な決定が、大手企業を失敗へと導く理由を解き明かす枠組みを考える。

第二部の五章から十章は、このジレンマを解決するための経営上のジレンマの解決法を説明する。(P.7)

・持続的技術と破壊的技術

・市場の需要の軌跡と技術革新の軌跡

・破壊的技術の五つの原則

短いですが、今回は以上で。

それでは、またのご訪問をお待ちしております。

イノベーションのジレンマ増補改訂版 技術革新が巨大企業を滅ぼすとき (Harvard business school press) [ クレイトン・M.クリステンセン ]
価格:2,200円(税込、送料無料) (2023/8/6時点) 楽天で購入
カテゴリー: イノベーション, 問題解決 | コメントする

<テクノロジーと戦略>

みなさん、おはようございます。

すっかり寒くなりましたね。

前回は、書籍のベスト3をご紹介しましたので、今日は買ってよかった(BEST BUY)

商品に触れてみたいと思います。

といっても、自分のものではなく、うちの相方の誕生日プレゼントに買った商品です。

“ipad air” 。を500円貯金でコツコツ貯めて、ついに購入しました。

はじめてのアップルstore。ワクワクしました。

売りはなんといっても、手書きに近い書き心地だそうです。付箋も画面上で貼れて、ノートが要らなくなったらしいです。ユーザーインターフェイスというのでしょうか、こんなこともできるんだ、という機能が充実していて、かなり満足度の高い買い物ができたみたいです。

USBも装着できるらしく、もはやパソコンではないかと。次はキーボードも欲しいみたいです。

仕事の効率がアップして、収入に反映されると投資になるのですが。単なる事務用品にならないように、期待してます!

タブレットもそうですが、色々なデバイスを使って、自分の能力とか可能性を拡張できるといいなと、いうのが私の今の関心事です。

さて今回ご紹介するのは

Harvard Business Review 2018 年1月号

特集“テクノロジーは戦略をどう変えるか”

4つの論文とインタビュー1つを順番にご紹介します。

歴史を振り返ると、技術革新により産業構造が一変するたび、企業は戦略の転換を迫られてきた。

今日、AI,IoT,VR/ARなど、さまざまなテクノロジーが加速度的な進歩を遂げながら普及しており、競争環境は変わり続けている。

私たちは、この破壊的変化にどうむきあうべきなのか。(p.25抜粋)

  • 『なぜすべての組織で必要なのか AR戦略:拡張現実の並外れた可能性』

ハーバード大学ユニバーシティ・プロフェッサー マイケルE.ポーター

すPTC社長兼CEO ジェームズE.へプルマン

 有賀裕子 / 訳

我々が入手できる膨大なデジタルデータと物理世界との間には、根本的な隔たりがある。

拡張現実(AR)は、この隔たりを縮めて、いまだ開拓されていない、人間ならではの能力を確実に引き出すだろうと著者は言う。

ARは今後、我々の学習、意思決定、物理世界との相互作用を変革すると考えられる。

本稿ではARの本質、進化するその関連技術と応用形態、ARが極めて重要である理由を解説する。

・ARの本質は、大量のデータや分析内容を画像や動画に変換して、現実世界に重ね合わせる点にある。

・ARの主な働き

  可視化 / 指示や案内/相互作用

・ARと仮想現実(VR)の統合

・ARによる価値創造

  ・AR自体の製品化

  ・バリューチェン全体の成果向上

・ARと戦略

・ARの導入

2.認知と知覚の飛躍的進歩 人工知能が汎用技術になる日

マサチューセッツ工科大学スローンスクール教授 エリック・グリニョルフソン

マサチューセッツ工科大学デジタルビジネスセンター主席研究員 アンドリュー・マカフィー

倉田幸信 / 訳

本稿では、AIが現在すでに実現していること、その発展がどれほど急速かを確認したうえで、AIが秘める本当の可能性とそれが実務に与える影響、そして導入の障壁について論じる(p.49)

・機械学習のリスクとAIの限界

  • 多くの場合、‟説明可能性“が低い点
  • ニューラルネットワークシステム「言葉で表せる真実」ではなく「統計学的な真実」を扱う点
  • 機械学習システムが間違いを犯したとき、なぜ間違ったのかを検証し、同じミスを

繰返さないよう修正することが時に難しい点

3,破壊的イノベーションを戦略的に利用せよ

  ドローン・エコノミー:データ取得の革命がビジネスを変える

3DロボティックスCEO

(『ワイアード』誌の元編集長であり、ドローン製造企業のCEO)

クリス・アンダーソン

倉田幸信 / 訳

ドローンはもともと、軍事利用を念頭に開発された武器である。それがいまや誰でもどこでも買える玩具として流通したり、ビジネスの道具としても積極的に活用され始めている。

ドローンが最も力を発揮するのは、「モノの配達」ではなく「データの取得」である。

本稿では、日々進化を遂げる「ドローン・エコノミー」がビジネスにいかなる変化をもたらすかが示される。

・ドローンは人工衛星よりも解像度の高いデータを、より高い頻度で収集できるし、

飛行機よりも安価で安全だ(p.69)

・ドローンはハードウエア面でスマートフォンと同様にオープンで伸び代が広く、

ソフトウエア面でも、ほぼ無限のアプリケーションが生まれる余地がある(p.61)

・衛生と地上の中間にある巨大市場

 ドローンは全地球を、ほぼリアルタイムで高精度なデジタルデータにすることで、

人工衛星と路上の間にある‟手つかずの中層”を埋めようとしている(p.73)

・自動運転型ドローンが起こす革命

4.【インタビュー】

社会的ニーズを満たすための技術経営 経営者ならば技術のめききであれ』

小松代表取締役社長兼CEO 大橋徹二

建材機械メーカー大手のコマツ社長大橋氏は、「技術進歩が速い今日、最新技術の見極め

と活用が競争力を決める」と考え、オープンイノベーション戦略でスピーディに最先端技術を取組み製品化する。(p.83)

5.【名著論文再掲】

関係性の本質は変わらない 経営戦略と技術をどう結び付けるか』

元「ハーバード・ビジネス・レビュー」シニアエディター アランM.カントロー

鈴木 立哉 / 訳

技術上の諸問題を戦略的意思決定の枠組み内でとらえるべきだとの認識が、経営者の

間に広まってきたのは、ここ10年ほどのことだ。(p.94)

本稿では、技術を巡る問題について、経営戦略、経済学、組織、製造などの視点から論じてきたさまざまな文献をひも解き、その答えを探る。(P.93)

以上のような内容になります。ご参考になれば幸いです。

それでは、今後ご紹介する書籍の予定についてご案内します。

これから私の方も受験勉強が佳境に入りますので、これまで以上にのんびりとした

投稿になる気がします。前もって予定をご案内することで参考にしていただけると

幸いです。

次回、次々回と「企業におけるイノベーションの研究における第一人者」である、

クレイトン・クリステンセン氏の著書をご紹介する予定です。(理論編)

以後は、「美意識」もしくは「メタバース」(テクノロジー編)に関する書籍をご紹介する予定にしております。

先日「メタバース」に関するシンポジュウムを視聴することができました。日本でも予想以上に広がりつつあるのだなという印象を受けたので、できるだけ旬なトピックスも取り上げていきたいなと思います。

それでは、またのご訪問をお待ちしております。

カテゴリー: イノベーション, 問題解決 | コメントする

<地域産業のイノベーションシステム>

みなさん、こんにちは。

ご訪問いただき、ありがとうございます。

今年も残すところ、あとわずかになってきましたね。そこで恒例の(といってもこのブログを始めて、まだ4か月ですが)ここまで私がご紹介した書籍の中で私が特に印象深かったベスト3を勝手に発表したいと思います。

第1位 HELLO,DESIGN -日本人とデザイン』(石川俊祐 著)

 ブログを始めるきっかけになった本であり、私の周りの人の意識を変えた(といっても過言ではないと思う)一冊です。

第2位 『イシューからはじめよ知的生産の「シンプルな本質」』(安宅和人 著)

 難解であり、あいまいなイシューの概念や見極め方を、端的に、イメージしやすく説明された珠玉の一冊だと思いました。

「イシュー」を見極める、これはきっと「イノベーション」にとっても大事な要素ではないかと思います。

第3位 『ミライの授業』(滝本哲史 著)

 この本を紹介して、「そうだ、自分が本当に勉強したいのは「イノベーション」だ!イノベーションの本も紹介しよう!」と思うきっかけになった1冊です。次は孫にも読ませたい、世代を超えて引き継ぎたい一冊です。

みなさんのベスト3も、いつかお聞きしてみたいです。

それでは、今回ご紹介するのは

山崎 朗(編著)『地域産業のイノベーションシステム -集積と連携が生む都市の経済』

(学芸出版社 ,2019年, ¥2500+税)

地域産業のイノベーションシステム 集積と連携が生む都市の経済 [ 山崎 朗 ]
価格:2,750円(税込、送料無料) (2023/8/6時点) 楽天で購入

  

まずは、プロフィールから(敬称省略します)

編著 山崎 朗   中央大学経済学部教授

著  戸田 順一郎 佐賀大学経済学部准教授

   北嶋 守   (一財)機械振興協会経済研究所次長兼調査研究部長

岡野 秀之  (公財)九州経済調査協会事業開発部長兼BIZCOLI館長

山本 匡毅  相模女子大学人間社会学部准教授

加藤 恵正  兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科教授

谷川 徹   e-lab(イーラボ)代表

石橋 毅   医療機器センター附属医療機器産業研究所客員研究員

根岸 裕孝  宮崎大学地域資源創成学部教授

辻田 昌弘  三井不動産(株)企画調査部上席主幹

「イノベーション」を起こすのは、大都市に限ったことではない。

1990年代に入ると、地域イノベーションシステム(RIS)というアプローチが登場す

る。地理的な近接性という点では、より小さな空間スケールである地域の方が、情報

交換や情報共有のようなイノベーションを実現するための相互作用プロセスが効率的

に行われる可能性が高い。(P.32~p.33)

そして、医薬品、バイオ産業のイノベーションにおいて産業集積およびRISが有用

であると著者は述べる。

しかし、日本におけるRIS形成は決して容易ではない。

日本における産業集積やRISの形成において、いかなる課題があるのか、また課題解

に向けてどのような取り組みが求められるのか。

本書は、九州の半導体、航空宇宙産業、神戸・福島・宮崎の医療産業の事例からこれら

の課題と展望を導く。

これらの事例は、EV、航空宇宙、医薬・医療機器およびそれらに使用される基盤製品

である半導体をテーマとしているが、「モビリティとバイオ、医療」がイノベーショ

ンの2大源泉であるからに他ならない(p.58)からである。

本書を通じて、日本特有の強い「同質性」「閉鎖性」が、オープンイノベーションの

進まない要因の一つになっていることに気づく。

イノベーションは多様な知識が「新結合」を起こすことから生まれる。(p.205)

  地域外、海外からの人材、知識の流入がカギとなる。

 予定では、伝統産業からのイノベーションについてもっと広範囲な地域の事例を紹介

する予定でしたが、本書は主に先端技術のイノベーションの取組みが紹介されていま

した。福島や神戸のように、震災から復興した地域から、新しい産業が成長している

のは注目に値するのではないでしょうか。

ご参考になれば幸いです。

次回は Harvard Business Review 2018年1月号

 “テクノロジーは戦略をどう変えるか“ をご紹介します。

よかったら、お立ち寄りください。

カテゴリー: イノベーション, 問題解決 | コメントする

<地域産業とイノベーション>

みなさん、こんにちは。

ご訪問いただき、ありがとうございます。

今週こそは投稿間に合いそうにないなと、諦めて「進捗状況」と題した投稿をしようと予定しておりましたが、中盤でペースアップして予想外に間に合いました。

さて、みなさんは「小松マテーレ(株)」をご存知ですか?私は先々週に、「TRUSCO 知られざるガリバー」(テレビ東京)で紹介されていたのを、チラ見チラ聞きしました。確かブログを書いていたか勉強中だったか、あとで再放送を見ようと思ってしっかり見ることができなかったのですが、あとで調べたところ、下記のように紹介されていました。

小松マテーレ株式会社

1943年石川県で小松織物精錬染工(株)として創業

染色を基盤に多彩な事業を展開する「科学素材メーカー」です。

海外のトップブランドにも供給し、ファッション・スポーツなどの衣料分野から、医療関連

建築素材関連、電材関連などの資材分野、さらに炭素繊維や超発砲セラミック素材など環境素材を軸とした先端材料分野まで幅広い事業を展開しています。

(TRUSCO 知られざるガリバーバックナンバーより)

うちの相方にも言われたのですが、そう、ちょうどこういう伝統工芸から発展した企業を調べたかったところでした。

そこで、今回と次回にわたって「地域産業」と「イノベーション」をテーマにした本を2冊

ご紹介しようと思います。この1週間ほど、この2冊を並行読みしておりました。

今回紹介する書籍だけでなく、「地域産業」ってそもそも何に着目したらいいの?というところも同時に見たいと思ったからです。

今回ご紹介するのは、京都府丹後地域に絞ったお話です。2冊目はまだ読み終わっておりませんが、一地域に絞らず、日本全体の地域産業の動向や事例が紹介されています。

今回の投稿だけでなく次回の投稿と比較してみていただければと思います。

今回ご紹介するのは

松岡憲司(編著)『地域産業とイノベーション -京都府丹後地域の伝統・現状・展望』

(日本評論社, 2007年,¥4,500+税)

【中古】 地域産業とイノベーション 京都府丹後地域の伝統・現状・展望 龍谷大学社会科学研究所叢書第72巻/松岡憲司【編著】 【中古】afb
価格:847円(税込、送料別) (2023/8/6時点) 楽天で購入

*中古書のみの取り扱いになると思います。私は半額以下で購入しました。

まずはプロフィールから

松岡憲司 龍谷大学経済学部教授

北野裕子 種智院大学・大阪樟蔭女子大学非常勤講師

井口富夫 龍谷大学経済学部教授

野方 宏 静岡大学人文学部教授

村西一男 龍谷大学大学院経済学研究科特別専攻生

寺田昭夫 丹後機械工業協同組合常務理事

朴 泰勲 大阪市立大学大学院創造都市研究科助教授

山田順一郎 龍谷大学経済学部非常勤講師、中小企業診断士

金田 修 中小企業診断士

みなさんは、丹後地域と聞くと何を思い浮かべられますか?有名なのは「丹後縮緬」では

ないでしょうか。

しかし、和装の衰退とともに織物の生産高は減少し、1998年に機械・金属に1位の座を譲ることになりました。(p.75)

「機械・金属?」意外に思われませんでしたか?聞いたことがないなと思いませんか。丹後といえば、交通面では非常に不便なところであるにも関わらず、重工業が発展しているのです。

本書は、丹後地域の過去・現在・展望をという3つの視点から、どのように産業が移り変わり発展していったのか、そのルーツを追っていくとともに、この地域の産業政策の課題や

「産業クラスター」創造に向けての課題について解説しています。

本書の構成は

  • 丹後の伝統産業
  • 今日の丹後を代表する機会・金属産業の現状
  • 今後の丹後地域の産業に関する展望

丹後の可住地面積は155㎢で、約250事業所の機会・金属産業が集積し、丹後ハイテクゾーンを形成しているそうです。(p.107)

どちらかといえば、他地域より交通の便など不利な条件であるにもかかわらず、この地域の

機会・金属産業の出荷額等は、驚異的ともいえる大幅な伸びを示しているそうです(p.108)。

これらの産業の起源は、まず一つは伝統産業である「縮緬」の機械から発達した技術。

もう一つは、戦時中委疎開してきた「日本計算機」の技術に発するもの。そして「日本計算機」から独立してミシン部品の専門メーカーから自動車部品などの精密機械部品工作機械へと生産を拡大した(株)日新製作所の3つのルートがあるそうです。(p.111)

伝統産業から発展したのは機械だけでなく、「半農、半機地域の家内工業として、地域住民に古くより伝承され培われてきた製織技術の手の器用さ」も寄与していると思われる(p.192)。

また、(株)日新製作所の当時の社長錦織氏の旺盛な企業家精神がその発展に寄与したと

考えられている。

今後の展望については、やはり「産官学連携」が重要であると思われます。

また、シリコンバレーの成功例に見られるような「産業クラスター」を形成するための

課題についても触れられています。

本書は丹後という、一地域の産業の推移について書かれていますが、伝統産業から発展したイノベーションや「産業クラスター」、また海外移転の問題など、他地域にも参考になる

内容ではないかと思います。

次作は、地域産業についてより包括的に、より幅広い事例を取り扱った書籍をご紹介したいと思います。

それでは、また来週。 今週の休日企画はお休みします

カテゴリー: イノベーション, 問題解決 | コメントする

【休日企画】イスラエルがすごい

みなさん、こんにちは。

ご訪問いただき、ありがとうございます。

「イスラエル」は、イノベーションがすごいらしい、という話を聞いたことがあったのですが、ちょうどこの本を見つけることができました。

熊谷 徹(著)『イスラエルがすごい –マネーを呼ぶイノベーション大国』

(新潮社, 2018年, ¥780)

イスラエルがすごいーマネーを呼ぶイノベーション大国ー(新潮新書)【電子書籍】[ 熊谷徹 ]
価格:858円 (2023/8/6時点) 楽天で購入

イスラエルは「第二のシリコンバレー」と呼ばれ、毎年1000万社を超えるベンチャー企業が起業している。今、ドイツや中国など、世界の目がイスラエルに集中している。

(本書より)

日本では、イスラエルといえば「テロが多発する危険な国」というイメージが根強くあり、

こうした世界の動きから取り残されている。

欧州在住の著者だからこそ見えてくる、「日本の危機とビジネスチャンス」とは。

そして、イスラエルはなぜ「イノベーション大国」になり得たのか。

興味深い一冊です。

本書は、中古書のみの販売になっているかもしれません。

私も中古書で購入しました。

参考になれば、幸いです。

文末になりましたが、今後の展望をお知らせさせてください。

このブログを開設して、まだ4か月程ですが、これからもっと長いスパンで考えると、このまま一方通行で情報を発信していても、このブログが発展することはないだろうと思います。

私の試験勉強がひと段落するか、理想は目標を達成するか(そうするとまだまだ先になりそうですが)、ブログの読者数の増減がある程度落ち着いたタイミングで、例えばslackなどのツールを使って、私を通じて読者の皆さま同士で意見交換や情報交換などができる場を設けてみたいな、とは考えております。定員オーバーになると、もしかすると若干の経費のご負担をお願いするかもしれません。

実行に移すのはまだまだ先になる見通しですが、まずは所信表明といったところで、ご了承ください。

それでは、みなさんもよい週末を!

カテゴリー: イノベーション, 問題解決 | コメントする

<デジタル・プラットフォーム>

みなさん、こんにちは。

ご訪問頂き、ありがとうございます。

先日、松下幸之助記念館から持ち帰った「道」という短冊に書かれた言葉を、何度も読み返しても目頭が熱くなります。

あの時、「イノベーションの勉強を始めたはいいけど、落としどころは見つかるのだろうか?これから、どんな本を集めていったらよいだろうか」と、あれこれ考えながらパナソニックミュージアムに訪れておりました。目標は設定しましたが、それがゴールではないことは薄々感じるようになっております。

ミュージアムで松下幸之助氏の足跡に触れて、自分がどれほどちっぽけな人間なのかと改めて思い知らされ、帰りは吹っ切れて気持ちが軽くなりました。いいタイミングでした。本当に行ってよかった。

うちの相方にも「着地どころが思い浮かばないんだけど」と相談したところ、「着地どころのあるものなんて、本当の答えじゃないんじゃないか。着地点があるものなんて、誰でも思いつくと思うよ」と。なるほど、深い。

これはきっとライフワークになるのかな。これが私の「道」なのかなと。

さて本題に入る前に、「テクノロジー編」ということで、どういう技術を対象にするかが

問題ですよね。

業界全体の動向をこのブログで追うことは不可能ですので、よろしければ下記のサイトを参考にしていただくというのはいかがでしょうか。

日本の技術に関して一番把握されているのは、きっと特許庁ではないかと思います。

特許出願技術動向調査 | 経済産業省 特許庁 (jpo.go.jp)

参考になれば幸いです。

方針としましては、テクノロジー編は私の関心のあるテーマの本を入手次第、ご紹介していこうかと思います。

まず今回ご紹介するのは

高梨千賀子・福島 勲・中島 震 (編著)

『デジタル・プラットフォーム解体新書 -製造業のイノベーションに向けて-』

(近代科学社, 2019年, ¥2,500+税)

【新品】デジタル・プラットフォーム解体新書 製造業のイノベーションに向けて 高梨千賀子/編著 福本勲/編著 中島震/編著 内平直志/著 大谷純/著 小川紘一/著 高梨千賀子/著 中島震/著 中村公弘/著 野中洋一/著 福本勲/著 山本宏/著
価格:2,750円(税込、送料無料) (2023/8/6時点) 楽天で購入

編者略歴

高梨 千賀子氏 立命館アジア太平洋大学 国際経営学部 准教授

福本 勲  氏 東芝デジタルソリューションズ(株)担当部長

中島 震  氏 情報・システム研究機構 国立情報学研究所 教授

本書の目的

  1. デジタル・イノベーションやデジタル・プラットフォームについて、ビジネスと技術の

両面から本質を解明すること

  • イノベーション・モデルの転換やプラットフォームの役割についても、オープン&クロース戦略という2つの視点から紹介する

本書の構成

  • 製造業イノベーションの背景とCPS*の発展を紹介する。
  • ソフトウエア・システム開発の観点からテクノロジー・プラットフォームの技術発展を概観する。
  • ビジネス・プラットフォームの観点から、デジタライゼーションが可能としたビジネスモデルの背景を詳述する。
  • テクノロジー・プラットフォームとビジネス・プラットフォームを俯瞰し、デジタライゼーション時代のイノベーションをいかに進めていくかを論じる。
  • 企業の外部環境に注目し、製造業イノベーションの支援に向けた業界の動きおよび産業政策を概説する。
  • 製造業デジタル・イノベーションをリードしている企業の具体的な事例を紹介する。

*CPS(Cyber Physical Systems)

実世界(フィジカル空間)にある多様なデータをセンサーネットワーク等で収集し、サイバー空間で大規模データ処理技術等を駆使して、分析/知識化を行い、そこで創出した情報/価値によって、産業の活性化や社会問題の解決を図っていくもの。

(出典 https://www.jeita.or.jp/cps/about/

◎3次経済革命

デジタル化やソフトウエアという、これまで全く異なる技術体系が起点となって起きた

「“論理体系の産業化”」と定義する(p.ⅲ)

◎3次経済革命では、利潤を産みだすための差異化の場が、モノ/アゼットから仮想化されたサイバー空間(デジタル・プラットフォーム)へシフトするのです。」(p.ⅳ)

  • デジタライゼーションの時代

21世紀、最初の10年が過ぎたころ、IoTと人工知能といった最新のコンピュータ技術がつながる工場、考える工場、スマート工場を実現し、製造業にイノベーションをもたらした。

工場オートメーション(FA)の導入は、既存ビジネスを業務改善し、斬新的イノベーションをもたらす。

一方、スマート工場は、インダストリアル・ビッグデータを分析し、活用することで価値創造を狙い、革新的イノベーションや破壊的イノベーションを実現する(P.9)。

・IoTビジネス・エコシステム

・基本思想としてのCPS

  • ソフトウエア技術の発展

・ディペンダブルな工学システムの信頼性と安全性

・ディペンダブルなソフトウエアの構築では、複雑さを乗り切ることが大切

◎クネビン・フレームワーク

  VUCAの世界において、実際の世界をどのようにとらえ、どのように考えて

行動したらよいかを体系づけたもの

・テクノロジー・プラットフォーム

この章は、専門知識が欠落しているため理解できませんでしたが、クネビン・フレームワークが興味深いです。

  • サービタイゼーションとプラットフォーム

「デジタル化あるいはモジュール化、ネットワーク化、ソフトウエア化およびそれらの国際標準化は、世界的なレベルで産業構造を一変させ、いわゆるエコシステム型のグローバルな産業構造を生み出した」(p.52)

・サービタイゼーション

・G-Dロジック(Good Dominant Logic

⇒S-Dロジック(サービス・ドミナント・ロジック)

・文脈価値

・コマツの事例

・ビジネス・プラットフォーム

   ・商品開発を効率的に行うためのプラットフォーム

   ・イノベーション創出基盤としてのプラットフォーム(インテル)

   ・ビジネス・エコシステムの中のプラットフォーム

・アーキテクチャ論の中のプラットフォーム

   ・商品基盤としての両面市場(楽天市場・Amazon)

   ・オープンサービス・プラットフォーム

  • イノベーション・デザイン

デジタル・イノベーションにおいては、テクノロジー・プラットフォームとビジネス・プラットフォームは不可欠である(p.79)

最終的にテクノロジー・プラットフォームをビジネスで活用する場合は、ビジネス・プラットフォームとして提供される必要がある(p.180)

  (例)楽天市場

・デジタル・イノベーションのデザイン

・イノベーション・デザインとは、イノベ―ティブな製品・サービスを生み出し、それを

市場で持続・発展させるビジネスモデル(収益モデル+ビジネスモデル)を設計する

ことである(p.83)

・「ネタづくり」「モノづくり」「カチづくり」

・デジタル・イノベーション・デザインの手順

・イノベーション・デザインを検証する

  • 各国の動き

 ・Indusrie 4.0 (ドイツ)

   リファレンス・アーキテクチャRAM4.0

   ・CPSとIotイニシアティブ(米国)

       Indusrial Internet Consoritium(IIC):IoT推進団体

  ・中国製造2025

  ・Society5.0※(日本)

    インダストリアルemenS・バリューチェーン・イニシアティブ(IVI)

Society 5.0 とは

サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムによ

  • 先進的な企業の取組み

・Siemens (ドイツ)

・GE(米国)

・Bosch(ドイツ)

・SAP

・プラットフォーム展開における知財戦略

・標準化を見越してビジネスエコシステム構築を狙う特許戦略

・依然として活発なハードウエア特許出願

私は全くのど素人なので、ザクッと読んだだけで書評はできませんが、各章ごとに

参考文献が列挙されていますので、詳細は参考文献を参照されるといいかなと思います。

なんとなくですが、「モノ」から「コト」、「財」から「価値」に関心が移行しているのだなということがわかりました。あと、「プラットフォーム」をいかに活用するかと「ビジネスモデル」の構築が重要であるということがなんとなくわかりました。

最新の情報化と思いきや2019年出版と、少し時間が経過しておりますが、今回は最新技術のテクノロジーの本を紹介しましたので、次回は逆に「伝統工芸」からのイノベーションの

本を紹介しようと予定しております。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

よい休日を!

カテゴリー: イノベーション, 問題解決 | コメントする

<只今復元中>

みなさま、こんばんは。

夜も勉強をしようかと思ったのですが、今日は疲れたので復旧作業にいそしんでおります。

最近視力の低下を感じるので、今日は視力回復トレーニングをしようと思います。

効果があれば皆さんにもご紹介しますね。以前はこれで視力が上がったんですけど、もう歳だからな。

夜はなるべく目を使わないようにして、音楽に浸ろうと思い、今は秦基博さんのニューアルバム『Painting like a child』の特典ブルーレイを聞いています。アルバムの方もとてもよかったんですが、ブルーレイのピアノ演奏と秦さんの歌声で心が洗われます。

先ほどまで、過去の投稿の復旧作業をしている間に、キュウリの浅漬けを作っておりました。いい具合に漬かりましたよ。炭酸水のおつまみに、これから頂きます。

本当はブログの方は当分休もうと思ったのですが、気分転換に書きたい時に

書いて投稿することにしました。

それで、本紹介をメインにする予定でしたが、やはり自分がいいなと思うものも書いてみます。

今回は、洋楽のアルバム4枚と浅漬け鉢です。

もう、いい歳なので古いアルバムになります。

1 BOYS Ⅱ Men 『the ballad collection』 最高です。

2 Savage garden 『COLUMBIA』

友達のおうちで聞いて、衝撃を覚えました。美しい歌声とメロディが好きでした。

解散したと思うんですが、復活したのかな?今もよく聞いてます。

3.Avril Lavigne 『Let Go』

彼女が現れたときも、本当に衝撃的でした。「COMPLICATED」が一番好きです。

4.Candy Pop(Kids  Bossa presents)

中身をなくしてしまって、手元にないんです。もう一度買おうと思います。

子どもの声でボサノバ風に名曲をアレンジしていて、とにかくかわいくて癒されました。

子どもが小さい頃によく聞きました。ああ、親になったんだなって実感しながら。

浅漬け鉢は、「北欧。暮らしの道具店」という通販サイトで購入しました。

商品名は「KINTO/浅漬け鉢)1,320円です。

手軽に漬物が作れるので、もう一品欲しい時に重宝しています。

そんなとこかな。

やっぱり、音楽はいいですね。ブルーレイ2週目に入りました。

それでは、また。

カテゴリー: センス, その他 | コメントする

<小さな企業とデザイン>

皆さん、こんにちは。

最近「経営」というキーワードが頭に浮かびます。

私もブログという、超スモールビジネスを始めたところなので、自分に置き換えて考えてみました。私のブログの目的ってなんだろう?考えて行き着いた結論は、「存続」することです。これって、何かの経営の本で読んだ気がするぞっと思いました。企業の目的は「営利の追求」ではなく、「存続」することだと。利益を追求することは、そのための手段なのだと。

私のブログの場合は、存属するために必要なのは、「モティベーション」を持続することです。幸いブログは少ない元手で始められるので、利益がなくても(あるに越したことはありませんが)即座に存続の危機に陥ることはありません。報酬はブログ運営の「経験」と「ノウハウ」だと思っています。

前置きが長くなりましたが、今回ご紹介する本は

金谷 勉『小さな企業が生き残る- 「小さな会社でも“強み”は必ずある!!」』

(日経BPマーケティング, 2017年, ¥1,600)

小さな企業が生き残る 地域×技術×デザイン【電子書籍】[ 金谷 勉 ]
価格:1,760円 (2023/8/6時点) 楽天で購入

先にお断りいたします。本書は中古書でしか流通しておりません。ご了承ください。

それでは、まずはプロフィールから

金谷 勉 氏

京都精華大学人文学部卒業

企画制作会社、広告制作会社を経て1999年にデザイン会社「セメントプロデュースデザイン」を設立

金谷さんのことを知ったのは、「カンブリア宮殿」という番組でした。(私のブログはテレ東さんの番組が多いのですが、たまたまです。他局もよく見ます)。他にもいろいろとメディアで取り上げられていたようですので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんね。

私はこの番組金谷さんの放送をみて衝撃と感銘を受けて、Tverで何度も繰り返し見ました。

本書は一言でまとめると、いわゆる下請け企業や伝統工芸職人の倒産・廃業のピンチを「デザイン」の力で見事に「起死回生」させたエピソードと、成功に導いた勝因を考察しています。

登場する企業や職人さんたちは、素晴らしい技術を持っていらっしゃいます。本書に限らず、

中小の下請け企業の高度な技術が、日本の高品質な製品を支えていると聞きます。

「下請け企業は自社製品を作らない」という常識を見事に打ち破り、次々にヒット商品を生み出していく感動のエピソードが紹介されています。

そして本書はサクセスストーリーを紹介するだけにとどまりません。成功例をもとに

行き詰まっている企業が状況を打破するためにどうすればよいのか、そのヒントも教えてくれます。常識や固定概念を疑うといったことや、自分の強みを見つけるノウハウなどを惜しむことなく教えていただけます。

もし金谷さんのプロジェクトに興味を持たれた方は、会社のホームページをご覧になるのもお勧めです。

それでは、今回もご訪問いただきありがとうございました。

次回は、ブランディングについてより詳しく書かれた本をご紹介したいと思います。

それでは、次回もよろしくお願いします。

カテゴリー: 問題解決 | コメントする

<特別企画 整理術(2)片付け編>

皆さんは、暗記は得意な方ですか?世の中には「カメラタイプ」と言われる、画像で暗記できてしまう方もいらっしゃるとか。羨ましいです。

私は暗記が苦手な方です。でも私の受験勉強は、とにかく暗記することが多い!時間をかけてどうにか知識を詰め込んできましたが、いわば頭の中の引き出しにパンパンに詰め込んだ状態では、ほしい情報を的確に取り出すのは困難です。情報を整理して、各々の引き出しから取り出しやすいようにしないといけない。

そこで私は頭の中を整理するために、習慣を変えてみることにしました。

自分が作り出す空間って、自分の思考つまり「頭の中」を反映しているそうですね。

だから部屋を片付ければ頭もすっきりするとか。

プロフィールにも書きましたが、私は水回りと床の掃除をするのが朝のルーティンになりました。頭がすっきりして、勉強モードにスムーズに切り替わります。勉強に煮詰まると、部屋の片づけをするといった具合で、自分では受験勉強にかなり効果があったと思います。

あくまで個人の感想ではありますが。

そこで、今回は片づけをするとどんないい効果があるのか、また片付けが苦手な方には

その解決策を教えてくれる本(『片付け脳』)もご紹介したいと思います。

以下、私がお勧めの本を3冊ご紹介します。

気になる本がありましたら、他のサイトのレヴューなどをご参考にしてください。

  • (株)OJTソリュージョンズ(著)『トヨタの片づけ』

        CLEANING AND ORGANIZING -THE TOYOTA  WAY

                  (株式会社KADOKAWA, 2017年, ¥1,300)

トヨタの片づけ [ (株)OJTソリューションズ ]
価格:1,430円(税込、送料無料) (2023/8/6時点) 楽天で購入
  • 小松 易(著)『「かたづけ思考」こそ最強の問題解決』(PHP研究所, ¥1,400+税)
  • 加藤俊徳(著)『片付け脳』(自由国民社,  2019年, ¥1,300 +税)
「かたづけ思考」こそ最強の問題解決 [ 小松 易 ]
価格:1,540円(税込、送料無料) (2023/8/6時点) 楽天で購入
片づけ脳 部屋も頭もスッキリする! [ 加藤 俊徳 ]
価格:1,430円(税込、送料無料) (2023/8/6時点) 楽天で購入
カテゴリー: 問題解決 | コメントする