【週末企画】自己啓発本のご紹介

こんばんは。

ご訪問いただき、ありがとうございます。

明日は朝から出かけるので、一日前倒しで投稿します。

一週間があっという間に過ぎた気がします。

今週は特にあちこち出掛ける用事があったので、余計に感じます。

師走ですね。

みなさんは、クリスマスや年越しの準備はお済ですか?

私は年賀状の印刷を注文して、カレンダーを買って、髪を整えて、一応年越しの準備は

整いつつあります。あとはクリスマスと正月料理をどうするか。

節約のため、知恵を絞ります。

月末にイノベーションとは無関係の本をまとめて紹介しようと予定しておりますが、

今週はそのうちの、いわゆる啓発本というジャンルになるかなと思う本を紹介してみようかなと思います。

1.スペンサー・ジョンソン(著)門田美鈴(訳)

『チーズはどこへ消えた?』(扶桑社,2001年,¥838+税)

『迷路の外には何がある』(扶桑社, 2019年, ¥1000+税)

『プレゼント』(扶桑社,2022年,¥1100(税込))

2.アレックス・ロビラ/フェルナンド・トリアス・デ・べス(著)

田内志文(訳)

『Good Luck』(ポプラ社, 2005年,¥952+税)

『チーズはどこへ消えた?』という本は、私が学生だった頃、大ベストセラーでした。

あれからうん十年たって、日本が置かれている状況がまさにこれなのかもしれないなと

思いました。

うちの子にも、何年か前に読み聞かせたのですが、まだ早かったようでよくわからないと言っていました。もう少し先かな。

それから何年か前に続編が出たのを知って買い、また最近3冊目が韓国ドラマの影響で話題になったと知り買いました。3冊目は、まだ途中までしか読んでいません。

私は2冊目が、これからの日本が目指すところなのかなと思います。希望を込めて。

『Good Luck』も学生のころに買った本です。何か新しいことを始めようとしている人を、勇気づけてくれる本ではないかと思います。

いずれも大人のための寓話で、メタファーです。

でも普遍的なテーマなので、いつか子どもにも引き継ぎたいなと思う本です。

ご参考までに。

それでは、みなさんもよい週末を。

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<イノベーションの法則>

みなさん、こんにちは。

ご訪問いただき、ありがとうございます。

突然ですが、皆さんは「Dr.コト―」というドラマをご覧になられたことはありますか?

優秀な外科医がある出来事をきっかけに、東京から離島に渡り診療所を引継ぎ、島民と交流しながら、多くの命を救うこころ温まるお話です

このドラマで好きなのは、コト―先生が迷いや葛藤を抱きながら海を眺めているシーンです。

なぜか自分と重ね合わせてしまいます。

近々映画が公開されるみたいで、関西では最近まで再放送していました。

気分転換にテレビをつけたところ、ある医者が「僕たちはなぜ医者なんでしょうか?」というようなセリフをコト―先生に問いかけるシーンがありました。こんなシーンあったなと思い出した瞬間、今回はズッキときました。

きっと、生まれた環境とか親が敷いたレールに乗って医者になった、ということなのでしょうか。でも、そうやって脈々と引き継がれてきたおかげで、今の医学の進歩があり、

私たちはその恩恵を受けていると思います。

私の場合は親の反対を押し切って、レールから降りて自分でレールを引いて脱線し蛇行しております。今になって時々後悔することがあります。それでよかったのかと。

毎年、試験本番が近づくとそんな思いが頭をよぎります。

父に話すと、「それも人間らしくていいのでは」と笑ってくれます。

「迷いながら、強くなる」。

みなさんは、なりたかった職業、やりたかった仕事、夢は実現しましたか?

それでは、今回ご紹介するのは

Harvard Business Review ‟イノベーションの法則“ (2021年4月号)

(ダイヤモンド社, ¥2,100)

今回は論文3稿とインタビュー記事2件です。

  • 【インタビュー】『口先だけで未来はつくれない 経営者の覚悟が世界を変える

ファーストリテイリング代表取締役会長兼社長 柳井 正

「服を変え、常識を変え、世界を変えていく」

ファーストリテイリングはこれまで、フリースやヒートテック、ウルトラライトダウンなど、

数々の大ヒット商品を生み出し、消費者が抱くファストファッションの価値観を幾度となく塗り替えてきた。(p.24)

これほどまでに巨大企業に成長しても、それに甘んじることなく、なお挑戦し続ける柳井氏の姿勢や理念に触れ、ユニクロがアパレル業界の革新的企業であり続ける理由がここにあると納得しました。

  • 消費者の見方を変える方法  

カルチュラル・イノベーション:機能ではなく物語で価値を提供する

  カルチュラル・ストラテジー・グループ創業者兼社長 ダグラス・ホルト(著)

    東方 雅美(訳)

イノベーションの創出に向けて、より優れた機能や利便性等の付加価値を追求する企業は多い。

しかし、このアプローチはテクノロジー製品市場では合理的であっても、消費者向け製品市場ではなかなか奏功しない。(p.35)

本稿では「カルチュラル・イノベーション」(商品カテゴリーを変え、何に価値があるか覆す手法)に着目し、これを実現する5つのステップと成功チャンスを逃さないために回避すべき3つの落とし穴を提示する。(p.35)

・「よりよいネズミ捕り」

・「カルチュラル・アントレプレナー」

  • 技術ありきで考えない 

人々の価値観や習慣を変える「概念シフト」のイノベーション

     法政大学准教授 永山 晋      

 

「未来の歴史の教科書は、21世紀を代表するイノベーションとしてiphoneを挙げるのではないだろうか。」(p.50)

「イノベーションとしてのiphone」には2つの重要な側面がある。

1つは、「新しい価値を創出したこと」、もう一つは「社会の概念を変えたこと」。

価値の創出だけではなく、物事のイメージや文化、社会概念など、社会で定着している

「概念」までも変えるイノベーションを、本稿では「概念シフトのイノベーション」と定義する。

では、社会で強固に共有されている概念をシフトさせるイノベーションを、どうすれば構想できるのか。(p.52)

本稿では、概念創造型のイノベーションを起こすための指針を論じる。

人々の概念がどのようにシフトするか、そのプロセスをわかりやすく解説している。

・概念とは何か

・概念シフトの類型

・概念創造の3つのプロセス

  • 【インタビュー】『「新しい現実」に目を向けよ 

イノベーションは顧客の問題発見から始まる

 ケイアンドカンパニー代表取締役 高岡浩三

元ネスレ日本代表取締役社長兼CEOの高岡氏は、「ネスカフェゴールブレンド バリスタ」や「ネスカフェ アンバサダー」など、数々のイノベーションを起こしてきた。(p.64)

ネスレ日本のイノベーションはどのように生まれたのか。

本インタビューでは、ネスレ日本での実例を交えながら、イノベーションの本質が語られる。

  • Siriの価値を見出したNABCモデル

  イノベーションの成功率を劇的に高める方法

プラクティス・オブ・イノベーションCEO カーティスR.カールソン(著)

友納 仁子(訳)

 カーティスR.カールソン氏は、こう語る。

イノベーションとは、複雑で動的な環境の中で起きるものだ。

「ノイズの海の中で、正しいシグナルをとらえた者が成功する」(p.79)

 カーティスR.カールソン氏は、数々の歴史的な発明によってイノベーションを先導してきたにもかかわらず、価値創出ができずに瀕死の状況にあったSRIインターナショナルを復活させた人物である。

そのカギとなったのは、インパクトのあるイノベーションを生み出すための、アクティブラーニングを基礎とした方法論(NABCの方法論)を適用したことにある。

  

  本稿は、私にはとても難解でした。

・アクティブラーニングの5つのプロセス

・NABCの価値提案

以上です。

参考になれば、幸いです。

それでは、また。

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【休日企画】思い出のとき修理します

みなさん、おはようございます。

忙しいといいながら、頻繁の投稿。「あるある」かもしれませんね。

忙しい時ほど時間を有効に使えるようになる、そんな感じです。

昨日、機械式の時計の本を紹介したのですが、実はそれにちなんだ小説を読んだ時期がありました。十年近く前ですが、調べたところまだ販売していました。残り少ないのですが、

また入荷されるみたいです。

谷 瑞恵 『思い出のとき修理します』(集英社文庫,¥660)

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ここ何年か、小説は読んでいません。最後に読んだのは『下町ロケット』『陸王』。

特許がらみの話だったので、読んでみました。

若いころからよく読んでいたのは、ジョン・グリッシャムの作品。

弁護士が描く、本格的法曹ミステリー。ジェットコースターのような展開に、読み終わったときに、やっと抜け出せた感があります。でも、また次の作品が読みたくなる。

なので、社会派の小説をよく読んでいた自分が、なぜか系統の違うこの本に、このタイトルと時計の絵にひかれて買って、はまりました。女性向けの本ですが、時計の修理の話が、その描写が細かに書かれていて、益々機械式時計に興味を持つようになったのを覚えています。

ラブストーリーでもあり、ファンタジーでもあり、ほっこりとするお話でした。

子どもがまだ小さくて、ストレスやら疲労がたまる中で、現実逃避できた時間だったと

思います。

ご参考までに。

それでは、みなさんもよい週末を!

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<憧れの機械式時計>

みなさん、こんばんは。

一段と冷え込みますね。いかがお過ごしでしょうか。

夕飯までのひと時、少しくつろいでおります。

今朝散歩をしていて、ふと私がインテリア以外で興味を持っていたものがあったなと、思い出しました。手に入れることはきっとできないだろうけど、憧れの機械式時計を。

私の祖父が割と粋な人で、私がまだ小さかったころ、よく機械式時計のねじを回して時刻を合わせていたのを覚えています。懐中時計も持っていました。

あの時計たちは、一体どこへ行ったのだろう?

本間誠二 監修 『機械式時計大全』(誠文堂新光社, 2014年, ¥2,000+税)

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スマートウォッチも気になりますが、私は機械式時計が、あんな小さな時計の中に精密機械が詰めこまれて正確に時刻を刻む仕組みに魅力を感じて、この本を買いました。

私がもっているのは日本のメーカーのクオーツ時計ですが、働いたお金を少しずつ貯めて

買いました。電波時計で、ソーラー電池?だったような。

今でも気に入って大切に使っています。

この本は、機械式時計の歴史や構造が詳しく説明されています。オールカラー写真です。

掘ればれします。OMEGAもTAG HEUERも、CARTIERも。

本当に美しいです!ため息が出ます。

よかったら、ご参考までに。

それでは、また。

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<メタバースビジネス>

みなさん、おはようございます。

ご訪問頂き、ありがとうございます。

サッカー日本代表、歴史的勝利!ですね。

すみません、日にち間違えてました。

朝起きたらテレビがついていて、もう終了間際でした。

「にわか」どころか全く見てもいない。結果しか知らない。

決勝トーナメント、録画してみようかな。機械、使えるかな。

まだまだ若かったころ、Jリーグ開幕で日本が沸いた時のことを思い出します。

あちこちで「オーレ―」と聞こえていたころ。

あれから30年くらい経つのかな。強くなりましたね!

子どもの友達も、小さいころから上手にボールをけっていたな。

私も一度だけサッカー観戦をしたことがありますが、外野席からは遠すぎて誰が誰だか

わからない。でもサポーターさんたちは、ちゃんと見分けがつくのに驚きました。

さて、今回ご紹介するのは

新 清士 著 『メタバースビジネス覇権戦争』(NHK出版新書, 2022年, ¥880+税)

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フェイスブック(現 メタ)は、2014年にVRデバイスのベンチャー企業オキュラスVRを買収し、2021年社名を「メタ(Meta)」に変更しました。

それによって、「メタバース」という単語が、全世界で急激にバズワードかしました。

メタ社のCEOザッカ―バーグ氏の狙いは何だったのでしょうか?

私個人の感想ですが、「ゲームチェンジ」を仕掛けたのではないかと。

「メタバース」は、スマートフォンの次の世代のハードウエア、もしくは次の世代のインターネットとなりうるのでは、と言われています。

メタをはじめとするGAFAMは、次々にゲーム会社を買収し、VR/ARデバイスを開発しています。しかし、デバイスの価格が現時点では大変高額で、一般家庭に普及しづらいといった課題もあるようです。

本書では、メタ社を先頭に、それを猛追するマイクロソフトとその他のGAFA、日本のSONYの「メタバースビジネス」を巡る覇権争いの勢力図を描きます。

また新興勢力として、「ポケモンGO」で知られるナイアンテック、ブロックチェーン技術を中核に据えて発展する、米ピクソールの「ザ・サンドボックス」、VRSNSとして登場した「VRチャット」の動向にも触れられています。

どうやらオンラインゲームが、「メタバース」の入り口になっているようですね。

ゲームにアニメーションといえば、日本の得意分野ではないでしょうか。

今後、日本がこの分野で、どのようなプラットフォームを構築していくのか、

また、メタバースやARを利用したものづくりの可能性にも(本書ではこれについては、詳しく触れられていませんが)、今後の動向に注目したいと思います。

本ブログでも、「メタバース」に関する新しい情報を入手次第取り上げていこうと思っています。

今回は以上です。お役に立てれば幸いです。

さて、本書を読みながら私自身にも気づきがあり、それはイノベーションの本を紹介するにあたって、旬なテーマ(すなわち優先順位の高いもの)と、根源的なテーマ(ゆえにゆっくりじっくりの方がよい)に分けて感が得た方がよいかなと思いました。

そこで当初自分が予定した、ゆっくりじっく外堀を固めていきながら進めようという方針はやめて、割と核心に近いところから進めていこうかなと思いなおしました。

年末年始が近づいてまいりましたので、皆さんが読書に充てられる時間も確保しやすくなると思いますので、前もって今後ご紹介する予定の本を以下3冊ご案内いたします。

私の方も読んでいきますが、なにぶん読書のペースが遅いので、1か月以上かかるように思います。よろしければ、ブログの方も参考にしていただけると幸いです。

<今後の予定>

  • Harvard Business Review“イノベーションの法則”(2021年4月号, ¥2100)
  • 佐宗邦威 著 『直感と理論をつなぐ思考法』(ダイヤモンド社, 2019年, \1600+税)
  • 半田純一 編著 『リアル企業内イノベーター -革新を成功につなげるエコシステム』

(日経BP, 2021年, ¥2000+税)

ブログで紹介する順番は、まだ決めていません。明日の朝目が覚めたときのインスピレーションで決めようと思います。

それでは、またのご訪問をお待ちしております。

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<イノベーションのジレンマ~最終回~>

みなさま、おはようございます。

立て続けの投稿になりました。

残りを一気に読み切りました。

ざっくりですが、まとめてご紹介します。

消化不良気味ですが、だいたい言わんとしていることはわかりました。

グラフや事例研究など、分析方法が非常に勉強になるので、もっとじっくり

読んでみたいなと思いました。目下余裕がないので、またいつか思い出して

じっくり勉強したいです。事例研究から説得力のある結論が導かれていて、

疑問の余地がなかったです。

<第8章 組織にできること、できないことを評価する方法>

経営者がイノベーションを成功させるためには、目的にあった人材の選定、訓練、動機づけ

だけでなく、目的に合った組織の選択、構築、準備にも手腕を発揮する必要がある。

本章では「コア・コンピタス(中核的な能力)」という概念を用いて、変化に直面したときに、自社の組織に目前の挑戦に取り組む能力があるかどうかを理解するための枠組みを提示する。(p.220)

・資源 / プロセス / 価値基準 / 文化 

<第9章 供給される性能、市場の需要・製品のライフサイクル>

性能の供給過剰は、破壊的技術の脅威や機会を生み出すため、その製品市場の競争基盤に

根本的な変化をもたらすきっかけになる。(p.247)

本章では、性能の供給が市場の需要を超えたときに何が起きるかを述べていく。

<第10章 破壊的イノベーションのマネジメント - 事例研究->

本章では、これまでの章で説明した力と原則を駆使して、破壊的イノベーションに直面したときに、マネージャーが成功する方法を事例研究を用いて示す。

<第11章 イノベーションのジレンマ ―まとめ―>

これまでの洞察を振り返る。

実績ある企業でも、イノベーターが直面するジレンマは解決できると説く。

以上です。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

それでは、次回は「メタバース」編をお送りします。

イノベーションのジレンマ増補改訂版 技術革新が巨大企業を滅ぼすとき (Harvard business school press) [ クレイトン・M.クリステンセン ]
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<イノベーションのジレンマ ~第6 / 7章~>

みなさん、こんばんは。

ご訪問頂き、ありがとうございます。

毎日同じ本の紹介になっており、心苦しい限りです。

最近ほとんどテレビも見なくなりました。ネットニュースで、ちらっとワールドカップ?

サッカーの大会が開かれていたんですね。ドイツに勝利したのかな?

すっかり取り残されております。スペイン戦はみたいのですが、深夜は寝ています。

今20時ですが、すでに眠いです.Oasisのwhateverがスマホから流れていて心地いいです。

明日の朝、投稿する分を今晩前倒しに投稿します。

<第6章 組織の規模を市場の規模に合わせる>

「イノベーションをマネジメントするうえで重要な戦略は、先頭に立つか、それとも追随者で行くかを決定することである。」(p.172)

持続的技術でリーダーシップをとることが、ディスク・ドライブ業界の先駆者に優位をもたらした事実はほとんどないが、破壊的イノベーションでリーダーシップを取れば、大きな見返りがあることは明らかである。

成功している企業の経営者は、破壊的変化に直面したとき、どのように対処したらよいか。

3つの事例研究から導き出す。

<第7章 新しい成長市場を見いだす>

「存在しない市場は分析できない」(p.197)

本章では、ディスク・ドライブ業界の専門家が、持続的技術の予測をしていながら、破壊的イノベーションの新しい市場の出現を予見し、その規模を予測することができなかった理由を見ていく。(p.198)

さらに、ホンダやインテルの事例を用いて、その時点では予測できなかった用途から、新しい市場が生まれたことを示す。

・不可知論的マーケティング

今回は以上です。

イノベーションのジレンマ増補改訂版 技術革新が巨大企業を滅ぼすとき (Harvard business school press) [ クレイトン・M.クリステンセン ]
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<イノベーションのジレンマ~第4章~>

みなさん、こんにちは。

ご訪問頂き、ありがとうございます。

もうすぐ12月ですね。私は半年に一度、目標を設定しているのですが、今年はまあまあ

目標を達成できたかなと思います。何よりブログを立ち上げたことが、大きかったように思います。

来年はというと、最近ウォーキングだけでは物足りなくなってきたので、ランニングを久々に始められたらいいなと思っています。一人で黙々と走っている方々が、眩しい。

でもその前にもっと体重を落とさなければ、足にも負担がかかるし。

受験は体力勝負です、年々体力の衰えを実感します。受験本番は長丁場なので、気力だけでなく体力も必要です。そういう点でも、若いうちに受験する方が有利だと思います。

受験が終わったら、息抜きに『スラムダンク』のマンガを1巻から読んでみたいな、などと企んでいます。勿論ブログの本を優先して、余った時間でちびちびと。

そういえば、もう何年もマンガを読んでいません。

一年間で全巻制覇なるか。無理そうだな。

あと、いつも説明不足で、もしかしたらたくさんの誤解が生じているかもしれません。

私のブログに影響力はないと思いますが、念には念を入れて訂正させてください。

まず私が「イノベーション」を勉強しているのは、個人的な興味と趣味でして、弁理士の仕事とは直接は関係ないです。

「産みの苦しみ」も知っておきたいな、という思いでやっております。

余計なお世話ですが、どういう環境で発明が起きやすいのか、など知っておくと、

もしかしたらお客様がお困りの時に、お役に立てることがあるかもしれないと。

勝手なイメージですが、弁理士の仕事は、生まれた「発明」を赤ちゃんに例えるなら、一人前になるよう育てて、その後も見守るという仕事なのかなと思っています。それなら、出産から立ち会う、そんな変わり者の弁理士がいてもいいかなと(余計なお世話だと思いますが)、勝手に思い込んで勉強しています。

正直、弁理士試験の勉強だけでは、だんだんマンネリ化してきてモチベーションの維持が難しいのです。

よろしければ、「弁理士の仕事」というような本も出版されていますし、現役の弁理士の先生方のブログもありますので、そちらを参考にしていただければと思います。

くれぐれも、私の不親切なブログに惑わされないように願っております。

次に、「独学」は決してお勧めしません。受験者のほとんどの方が予備校とか通信講座とか、あるいは一次試験免除者(対象者は特許庁ホームページをご覧ください)だと思います。

勉強に費やした時間は、その間得られる収入を犠牲にします。短期合格すれば、費用も短期間で回収できると思います。

予備校でも、最低1年は受講するはずです。一回で合格される方は、ほとんどいらっしゃらないのではないでしょうか。早くても2年くらいはかかるのかな?

私以外に、きちんと情報を紹介されているブログもあったと思いますし、予備校等の資料請求をされるといいかもしれないです。

やむを得ない事情で独学を選択される方、私のように、半ば余生の生き甲斐にとチャレンジされる方にも、チャンスはあると思いますので、私もいつか応援する側に回りたいと思っています。

いづれにしても若い方は、弁理士という職業の将来性についてよく吟味された方がいいかもしれません。AIにとって代わられる職業でないかなど。

誤解が解ければ幸いですし、全く関係ない情報でしたら、無視してくださいね。

このブログは、イノベーションを起こそうと頑張っていらっしゃる方々に、微力ながらお役に立てる情報を提供できることを願って投稿しております。

それでは、今週も<イノベーションのジレンマ>再開します。

<第4章 登れるが、降りられない>

この章では、有力企業がなぜいとも簡単に「ハイエンド市場」へと移行できるのはなぜか。

その一方で、「ローエンド市場」へ移動するのがこれほど難しいのはなぜか、という問題を

追求する。

上位のバリュー・ネットワークに移動すれば、業績向上の期待が高まるため、ディスク・ドライブや堀削機の軌跡グラフは右上に力がはたらく。

この章では、ディスク・ドライブ業界の歴史とミニミルと総合鉄鋼メーカーの競争における現象から、この「右上への力」を検証する。

・2つの「資源配分モデル」

第二部 破壊的イノベーションへの対応

多くの優良企業がつまずいた原因は、経営の良し悪しが原因ではなかろう。

破壊的イノベーションに直面したときに、優秀な経営者は判断を誤る。

実績ある企業の成功のカギとなる意思決定プロセスと資源配分プロセスこそが、

破壊的技術を拒絶するプロセスである。(P.144)

「子顧客の意見に注意深く耳を傾け、競争相手の行動に注意し、収益性を高める高性能、

高品質の製品の設計を開発に資源を投入する。これらのことが、破壊的イノベーションに直面したときに、優良企業がつまずき、失敗する理由である。(p.144)

・組織の性質に関する五つの基本原則

・成功した経営者は、これらの原則をどのように自分たちの優位に役立てたのか(p.145)

<第5章 破壊的技術はそれを求める顧客を持つ組織に任せる>

企業の進路を決めるのは、組織内の経営者でなく、組織の外部(顧客・投資家)の力である。

顧客が明らかに求めていない破壊的技術が出現したとき、経営者はどうすべきであろうか。

方法は2つある。

本章ではその成功事例が紹介されています。

毎日クリステンセン氏の名著を読むにつて、やっぱり彼の研究は面白いと心酔しています。

彼の元で研究できたら、わくわくするだろうなと思います。

今日はこのあたりで。

長々とした投稿になりましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございます。

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<イノベーションのジレンマ ~第3章~>

みなさん、おはようございます。

ご訪問頂き、ありがとうございます。

以前にもブログで触れたのですが、自宅のホワイトボードに、その日の気分で名言を

板書しております。中でも、この名言が一番私のモチベーションの支えになっています。

  何かに挑戦したら確実に報われるのであれば、誰でも必ず挑戦するだろう。

  報われないかもしれないところで、同じ情熱、気力、モチベーションをもって

継続しているのは非常に大変なことであり、私は、それこそが才能だと思っている。

                        羽生善治(『決断力』より)

羽生さんの本も、何冊か持っています。実家からまだ帰ってきていなかったり、私がまだ

途中までしか読んでいなかったりで、なかなかこのブログでご紹介できていないのですが、

また時間ができたらと思っています。しなやかで、それでいて鋭くて、こんな風になれたらいいなと(私は真逆ですが)憧れのひとです。

第3章 堀削機業界における破壊的イノベーション

堀削機業界は、変化の激しいハイテク業界とは異なるが、ディスク・ドライブ業界と共通点がある。

堀削機業界の歴史のなかで、大手企業は幾度となく抜本的な持続的イノベーションに成功してきたが、大手企業の顧客と経済構造の問題から、当初は無視されていた破壊的技術、

油圧式によって、ほとんどの機械式ショベルのメーカーが追い落とされたのである。

この章でも、ディスク・ドライブ同様「新しいバリュー・ネットワークの形成」に着目します。

「実績ある企業は、いつの新しい技術を確立された市場に押し込もうとするが、成功する新規参入企業は、新しい技術が評価される新しい市場を見つける。(p.112)」

改めて、著者クレイトン・クリステンセン氏の調査力・洞察力・俯瞰力には脱帽します。

本章の例から「一層の努力をすること、鋭敏であること、積極的に投資すること、顧客の意見に耳を傾けることは、新しい持続的技術によって生じる問題を解決するには有効である。

しかし、これらの安定貴意枻のパラダイムは、破壊的技術を扱うには役に立たないどころか、

逆効果であることが多い(P.115)」という結論に至ります。

今週は以上です。

それでは、みなさんもよい週末を!

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<イノベーションのジレンマ~第2章~>

みなさん、おはようございます。

ご訪問頂き、ありがとうございます。

みなさんは、年末年始のご旅行の予定はありますか?

私は、もう何年も家族旅行に行っていません。

コロナが流行してから、実家にも帰省することができません。

鉄道系Youtube の影響で、いつか青春18きっぷで旅行してみたいなと思っています。

(雑誌『大阪駅から行く青春18きっぷの旅』京阪神エルマガジン社, 1100円)

どこがいいかな?と現実逃避しております。瀬戸内海で海の幸を食べるのもいいな。

第2章 バリュー・ネットワークとイノベーションへの刺激

本章では、「技術革新にあたって企業がつまずく理由」に関する二つのアプローチを紹介したうえで、著者が提唱する「バリュー・ネットワーク」という概念にもとづく第三の理論で説明する。

・実績ある企業が持続的イノベーションに明らかに強く、破壊的イノベーションには

弱いこと、また新規参入企業がその反対であることは、業界内のさまざまなバリュー・ネットワークのなかでの位置による。(p.72)

・破壊的技術のSカーブ

・6つのステップからなる経営上の意思決定パターン

・バリュー・ネットワークがイノベーションに対して持つ意味

※バリュー・ネットワークとは

既存顧客と自社、サプライヤー、流通業者からなるネットワークであり、いわば企業にとっての生存環境、あるいは生態系である。

企業が生き残りをかけ、この環境に適合すべく、能力、組織、プロセス、コスト構造、

企業文化、価値基準を確立する。

(@IT情報マネジメント編集部 より)

今日は、以上です。

それでは、また。

イノベーションのジレンマ増補改訂版 技術革新が巨大企業を滅ぼすとき (Harvard business school press) [ クレイトン・M.クリステンセン ]
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