<バックヤード>タイトルを考える

続投です。

今日は思い切って、勉強はオフの日にしようと思います。

そろそろ頭いっぱい。

ちょっとリフレッシュして、明日からいっぱい吸収できるようにしよう。

さて、もしこのブログの読者の方で、ご自身もSNSで発信されている方が

いらっしゃったら共感いただけると思うのですが、

一番悩まされるのは「タイトル付け」ではないですか?

本を読んだりすると、ブログは「タイトルが勝負」と書かれてあったりします。

まず、ん?何だろう?と思わず読みたくなるタイトルを考えた方がいいそうです。

私の場合は、これまではあまり気にしてこなかったのですが、

慣れてくるとやはりタイトルって大事だなと思うようになりました。

学生の頃論文を書いたときは、タイトルは一番最後に決めていたですが

それが本当に大変でした。

ブログはというと、タイトルは一番最初に決めています。

本を読み終わった後なので、読み終えて素直に自分の中に浮かんできた

言葉をタイトルにしています。

奇をてらうというわけではなく、なるべくナチュラルだなと思えるようには

しています。手を加えない方がいいと思えば、本のタイトルを

なるべくシンプルに書くこともあります。

ただ、ただ先ほど投稿した「テクノロジーは食を救えるか?」

というタイトルは、珍しく何度も書き直しました。

著者が一番伝えたかったことは何だろう?とか自分が

この本を読んで、どんなメッセージを受け取ったんだろう?

そんなことを考えながらタイトルを考えることもあります。

本紹介以外だと、そうですね、遊び心を入れてみたりも

しますし、メッセージ性を込めたいと思う時もあります。

そういう場合は、散歩中によくタイトルを考えたりしていますね。

偉そうなことを書きましたが、もちろんそんなにたいそうなタイトルを

つけているわけではありません。

一方、本を購入する時はどうか?

うちの子に公共の交通機関の中で突然

「どうやって本を選んでるの?」と聞かれたことがあって、

周りの乗客の視線を感じるし、その場ではごまかしたのですが

実は本の「顔」と「タイトル」を重視しています。

たくさん積まれているベストセラーの本も、もちろんチェックしますが

たいていぽつんと本棚に並んでいる本に目がいきます。

本のタイトルにピンとくるものを感じたり、

あとは表紙の色、フォント、イラストなど、

著者のセンスも反映されているんじゃないかと思っています。

センスのいい表紙の本は、当たりだったなと思うことが多いです。

いわゆる「いい顔してる本だな!」と思う本は手に取ってみますね。

こんな記事を書くと、ハードルを自分で上げてしまいますが

これからも自然体でタイトルを付けていこうと思います。

私はいわば生みの親であり、記事たちは、かわいい子どもたち

のようなものなので。

さあ、今日は書類の整理をしようかな。

本棚もいっぱいになったので、かなりの量を手放すことにしました。

もちろんブログでご紹介した本は、ほとんど残しておりますが。

それでは、また来週もよろしくお願いします。

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テクノロジーは食を救えるか?

みなさん、おはようございます。

休日にもかかわらず、早朝に目が覚めてようやく本を読み切りました。

今日ご紹介するのは

日経MOOK「食と農の進化-持続可能性と生産性の両立へ」(監修アクセンチュア)

(日本経済新聞出版, 2022, ¥1,980(税込))

この本(ムック)との出会いも、思い出深いです。

以前記事に書いたのですが、その日は書店に行くのが乗り気でなかったのですが、

相方に誘われて、それならば今回は相方の後を付け回して、普段行かない

理系コーナーに足を踏み入れてみようと企てたわけです。

なるほど、確かに普段お目にかからない本を目にしました。

そんな中でふと足を止めたのが「農業」関係のエリアだったと思います。

あ、いいよ、先に行っといて。

確か雑誌が置かれていたコーナーだっだかな。

この本が目に飛び込んできました。

すっと「農」と「社会課題」をテーマにした本が欲しいと

思っていたところでした。まさかこんなタイミングで見つかるとは!

それも、アクセンチュア監修とは、これはますます興味深い。

実は「社会課題」をテーマに本を紹介しようと思ったとき、

一番関心があったのは「農業」でした。

でも取り掛かりが難しいなと。

この本は、取り掛かりにちょうどいいと思います。

さて、私も農業に関して全く知識がありませんが、それでもなんとなく

「気候変動」「後継者不足」「燃料や飼料の高騰」「環境負荷」

「増大する世界の人口・食料需要」といった深刻な問題に直面しているということは

見聞きします。

本書は全体を通じて、こういった課題に今最新のテクノロジーが

どんなふうに貢献できるのか、幅広く紹介しています。

本書によると、「2017年、ダボス会議で共有されたレポート

「Better Buisiness Better World」では、食と農の分野の

課題解決は2.3兆ドルの新たな市場機会を生み出すと

試算されている」そうです。(p.68  内田悠介 文)

まさに大きなビジネスチャンスです。

本書でも、日本ハムさんをはじめ、「食」の社会課題に

取り組む日本企業を紹介しています。

KDDIさんのように、異業種から養殖事業をサポートされる

事例も紹介されていて、大変興味深いです。

また、「食の課題」を理解する上で大切なことは、

まず「食の歴史」を知ること。

そして私たちの「食需要と消費ニーズ(p.19)といった食生活の変化」

を知ることが重要だと思いました。

そして、「農業」というと、私たち消費者にとっては

どこか遠く感じるかもしれません。

みなさんもよくご存知の「アグリカルチャー」という英単語。

実は「アグリカルチャー=農業」ではないそうです。

「アグリカルチャー」は農的な営み全般を示す言葉で、元々日本人の

生活の中心にも位置していたもので、自分に必要な量の作物を育て、

大部分は自分たちで消費するが、コミュニティーにシェアする形で

営まれてきた」(p.34)

そう教えてくださるのは、プランティオCEOの芹澤孝悦さん。

芹澤さんは、ビルの屋上などに畑を設けて大都会の真ん中で

農を営む「アーバンファーミング」を運営されています。

家庭菜園を超えて、みんなで楽しく野菜を作る。しかも

テクノロジーを使って。

面白そうな取組みですね。

ところで、本書をご購入された皆さん。

よかったら蛍光ペンと定規を是非準備してみて下さい。

本書は、最新のテクノロジーに関するワードで溢れています。

例えば「細胞農業」(p.70)とか「サイバーフィジカル農業」(p.72)など。

こういう最新の用語を知っていたら、ちょっと自慢できそうではないですか?

本書は、農林水産業の方々から、様々な企業の方がた、地域産業を発掘する

プロデューサー、はたまた農業高校など、様々な立場の方々に取材されていて、

偏りなく広範囲な情報を得ることができて、着眼点も非常に面白いなというのが

感想です。

個人的には、農業高校に関心があります。

可能なら取材させていただきたいくらいです。

次世代の農業を担う若者たち。

農業の知識だけでなく、ビジネススキルを学ぶことも必要とのことですが、

SNSを使った発信力のある若者たちが、将来日本だけでなく海外に向けて

どんな事業を展開してくれるのだろう?

AIやIOTを活用した新しい農業にも期待が膨らみます。

本書を読み終えて思うことは、これまで幾多の困難を克服しながら

美味しい農産物を生産していただいた農家の方々と

新しいテクノロジーをどのように融合させることができるか?

ということ。

水と油であってはいけない。

うまく混じり合うにはどうすればよいのだろうか?

結局テクノロジーの進化よりも「ひと」とのつながりをどうするかが

一番難しい。

さて、次回は再びイノベーション編に戻りましょう。

テクノロジーの歴史。「科学史・技術史」を読もうと思います。

アニメ「スラムダンク」も、桜木花道の成長とともに私の応援に熱が

入ってきました。

「いけー!」「よし!」拍手!!

近くにいたうちの子が「感情移入しすぎ」「は?泣く?」

冷めたコメントをして、呆れています。

家族は一緒に見てくれないのが残念です。

さて、今日は夏野菜をたっぷり食べよう。

それでは、よい休日を!

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ライフスタイルって何だろう?

みなさん、おはようございます。

梅雨らしい天気になってきましたね。

さっきまで「意匠法」を勉強していたのですが、突然閃いたので

投稿します。

この数か月の間に、いろんな課題の本を読んだのですが、

そういう時はやっぱりどこか緊張感があって、時にはホッとする本が

読みたくなります。右脳を刺激してくれる本など。

すでにご紹介している本ですが、やっぱり

田村 昌紀(著)『本当に必要なものだけに囲まれる上質な暮らし』

はまた読みたい本ですし、今読んでいる

藤巻幸大(著)『目利き力』もとても刺激を受けています。

この二冊の本で語られる「ライフスタイル」という言葉が、今とても

気になっています。

話は変わりますが、私がまだ幼かったころ、父が家電メーカーに

務めていたこともあり、子どもながらに電気製品にあこがれを抱いていました。

自分でお小遣いを貯めて、パソコンやビデオデッキも買いました。

子どもだったこともあるかもしれませんが、それでも当時の日本製の

電気製品は高級品で憧れだったように思うのです。

時々、松下幸之助さんの講談を聞くのですが、確か企業を使命として

「貧をなくすこと」と言っておられたような気がします。

つまり、より安価で国民に広く行き渡るような良質の製品を

製造して、世に送り出すということだったのでしょうか。

ところが国が豊かになり、色々な物が安価で手に入るようになると、

かつて抱いていた日本製品へのあこがれが、薄れてしまったように

思うのです。

日本製と書かれていても、外国で製造されたものだということも

あるのかもしれませんが。

そうなると、私たちが次に憧れを抱くのは何だろう?

それが「ライフスタイル」なのかもしれませんね。

高級品に囲まれた生活を望む人もあれば、

値段に関係なく自分の気に入ったものに囲まれて、

気に入ったスタイルを実現したいと思う人もいらっしゃると

思います。

私の場合は、まだ理想のライフスタイルも決まってなくて

家のなかも統一感がありません。

しいて言えば、Youtubeで「建築家二人暮らしさん」の動画を見るときが

一番心が満たされます。

今晩の投稿が楽しみで仕方ありません。

これからはモノを売るのではなく、ライフスタイルを提案するのが

勝負所かもしれませんね。

私の場合は、今はモノを増やすというよりはモノを減らして

すっきりと片付けたいと思います。

それでは、よい週末を!

さあ、意匠法頑張るぞ!

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【まったり投稿】和菓子

みなさん、こんにちは。

おやつタイムです。

今日は朝からずっと応用情報技術者試験の勉強をして、疲労困憊です。

最近、「応用技術情報試験ドットコム」さんの過去問解説に

取り組んでいます。

使っている問題集の解説が、初学者にはわかりにくいこともあるので

助かります。

さて、そんな疲れを癒してくれる、今日のおやつは

「あんこがたっぷり入った最中」でした。

あとは、冷たく冷えた緑茶。

そういえば学生の頃、夏休みに最中屋さんでバイトしたな。

バイト先の高級最中は、とっても上品で美味でした。

最近は、和菓子にハマっています。

先日は、餡が入ったくずもちを食べました。

ぷるんとして、冷たくて美味しかったです。

昨日テレビ番組で、東京のデパートだったかあんこフェアをされてるのを

見ました。いいですね。

いかんいかん、ついおやつを食べすぎて、思うようにダイエットが

はかどっていません。

基礎代謝も落ちていますしね。

最近お散歩の途中に、涼をとりながら、藤巻幸大さんの『目利き力』を

読むのが至福の時間です。

そうすると、ああ最近全然目を肥やしに出掛けていないなと気が付きました。

書店も最近行ってませんし、使っている脳の領域がまた狭くなっているな。

たまには脳もリフレッシュしなければ。

さあ、ちょっと体を動かそうかな。

それでは、また。

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フランスの農業イベント

みなさん、おはようございます。

以前に記事で書いたのですが、私は読書に関しては

少食のフードファイター。

前作「技術思想」を読み終えて、しばらくは満腹感で

食欲(読書欲)が湧かなかったのですが、ようやく

空腹感を感じ始めて、今日は少し多めに読書の時間を取ろうかなと

朝から勤しんでおります。

さて、先日から女優の杏さんのYoutubeチャンネルを拝見しています。

現在フランスと日本の二拠点生活を送られているとのことで、

フランスの生活が垣間見れて楽しいです。

その中で「動物 ! グルメ ! パリで開かれた農業イベントがたのしすぎました

という投稿に注目しました。

私も現在「食と農」をテーマにした本(ムック)を読み始めたばかり。

「農業大国」フランスで、どんなイベントが開かれているのだろう?

と興味津々で見ました。

来場者はあふれんばかりで、熱気が伝わってきます。

カルチャーショックですね。

活気があって、楽しそうです。いや、スケールがすごい。

日本でもこういうイベントが開かれたら、行ってみたいですね。

みなさんもよかったら、ご参考に。

それでは、今日もよい一日を!

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気になるもの

おはようございます。

今朝も明け方に目が覚めて、勉強と掃除をして一息ついています。

少し気分転換に、最近気になっているものベスト3をご紹介しますね。

お値段の比較的手ごろなものから、高額なものへと順番に。

欲しいけど買えないんですが、妄想が膨らみます。

発表します。

第3位 オーディオテクニカさんの「サウンドバーガーポータブル」

(ワイヤレスレコードプレイヤー)

懐かしのレコードを、持ち運びも出来て聞けてしまうという。

こんなにコンパクトになるなんて、びっくりです。

よく広告に表示されるのですが、ずっと気になっています。

でも、もうレコードは一枚も持っていませんが。

第2位 パナソニックさんの「NICOBO」(ロボット)

上の子が独り立ちして少しづつ慣れてきましたが、やっぱり寂しいです。

下の子も一人暮らしを始めたら、いよいよロボットとの暮らしも考えようかな。

ペットもいいのですが、もう正直お世話するのはいいかな。

アイボに比べて、お値段がそれほど高額ではないので夢が持てそうです。

第1位 Microsoftさんの〝Surface Laptop, Copilot+PC“

つい先日ニュースで見ました。ついにAI搭載のパソコンが登場しましたね。

「Copilot」副操縦士という意味だそうですね。

ネーミングが素敵だなと思いました。

ちゃんと仕事をして、収入を得たら相棒として迎えたいなという夢ができました。

あ、気が付けば電気製品ばかり・・・。

みなさんのベスト3は何ですか?

今日は暑くなるみたいですね。

それでは、よい一日を!

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ブラックボックス

備忘録です。

「技術思想」に関する本を読んで思ったのですが、

西洋の技術を輸入したとき、ベルツいわくそれは種から植え付けて

育てるべきものを、収穫された実だけを手にしたにすぎないと。

つまりは種の中身を知らない、肝心なものは例えるなら

ブラックボックスの中に取り残されたままだったのでないかと

思うのです。

ブラックボックスの中には何が入っているのか?

私の予想では、技術史・科学史・思想ではないかと

推測しています。

このブログは、まずは薄く幕を張るように色々なテーマで

本紹介を進める予定にしていますが、どこかのタイミングで

この「技術史・科学史・思想(特に西洋思想)」を

掘り下げてみた方がいいなと思いました。

もしピンとくるものがある方は、よかったら

先に文献を集めて見られてはいかがでしょうか?

哲学・思想の本は難しいですが、今は動画やブログで

解説されていると思います。

日本には優れた技術がある。足りないのは、弱点は

このブラックボックスの中にあるのではないかと、

今はそう予想しています。

次回は「食と農」をテーマに、その次は「科学史・技術史」を

テーマに読んでみようと思います。

それでは、また。

追記 

忘れていました。

アートも思想だと思います。

日本だと、やはり岡本太郎さんがいいな。

テレビで見たのですが、岡本太郎さんが好んだのは

「縄文土器」だと。

我が家にも写真がありますが、確かに言われると

あれは芸術作品ですね。

縄文土器を作った縄文人っていったい・・・。

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モチベーションをあげたい時は

みなさん、おはようございます。

心配な雨ですね。災害が起きなければいいのですが。

我が家も今朝はどんよりとした空気が漂っています。

みなさんは、仕事や勉強のモチベーションをあげたい時は

どうしていますか?

私は、集中力が長く続かないし気分にむらがあるタイプです。

最近見つけたのが、難関試験合格を目指している学生さんたちの

勉強風景を写しているvlog。

こういう動画を投稿されている方がたは、勉強する所作がきれいでいいですね。

お育ちがいいんだろうな。憧れますね。

見ていて、気持ちがすっきりしてやる気が出てきます。

BGMシリーズを投稿している方が、「一緒に勉強しよ」と書いてあるのを見ると

なんだか、キュンとします。

ああ、世代ギャップだなと思うのが、i-padかなタブレットを使って

勉強しているところを見ると、かっこいいなと思います。

私も講義を聞くときは、以前はタブレットを使っていましたが

壊れてしまったので、最近はパソコンで聞いています。

人様の勉強風景が見られるって、いいですね。

私の場合は、複数の教材を少しづつこなすので理想的な勉強法ではないようです。

でも、こういう思考だから変えられない。

頑張って同じ課題を長時間取り組むと、生産性が低下するのがわかるんですね。

長くて1時間。

モチベーションアップ。他には、やっぱり運動がいいんだろうなと思います。

マラソンをしている人は、疲れにくいとか、動画で流れてきました。

ダイエットに成功したら走りたいな。

受験勉強って、スポーツに似ている気がします。

試合(試験)当日に向けて、日ごろのトレーニングを積んで、

試合(試験)が近づくと、体のリズムやコンディションを整えないといけない。

もちろんメンタルも。

試験当日は、精神力と体力が試されます。あとは日ごろの成果。

最近ハマっているスラムダンクを見るのも、モチベーションアップに

繋がっていると思います。

文武両道と言いますが、それは本当に理にかなっているなと思います。

きのうのニュースで、最近は部活動に参加するお子さんが減少傾向だと

聞きました。少子化の影響もあるのでしょうが、確かにうちの子も

部活してません。

体育の授業で水泳が始まるのを楽しみにしているようですが、

部活まではする気がないようです。

さあ、モチベーションをあげるもう一つの方法。

朝の掃除からスタートしようと思います。

それでは、よい一日を!

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【まったり投稿】楽器演奏と脳の働き

みなさん、こんばんは。

ドクターイエロー、引退するんですね。

子どもが小さかったころ、ドクターイエローのくつを買ってあげたり

一緒にDVDを繰り返し何度も見ました。

先日新大阪に停車したとか。残念。

そういう情報って、どこで入手できるのでしょう?

ドクターイエローに会えたら幸運が訪れると聞きますが、

私は一度もお目にかかることができませんでした。

うちの相方は見たことがあるそうです。

さて、つい先日何かの動画で、楽器を演奏するひとは

脳の広範囲が活発になると言っていました。

以前も記事で書いたと思いますが、ネットで調べると

ピアノの演奏は右脳と左脳のバランスがよくなるとか。

私は子どもの頃、ピアノを習っていましたがド下手でした。

その動画を見て以来、以前購入した

大黒達也(著)『芸術的創造は脳のどこから生まれるか?』という本を

早く読みたくなりました。

これから読まなければいけない本が山済みなので、しばらくは眠っていてもらおうと

思いますが。

やっぱり人間の脳はすごいな。

目下スラムダンクのテレビ放送をU-NEXTで視聴するのが何よりの娯楽です。

今日は海南戦のクライマックスでした。

見始めると時間を忘れて、見続けてしまうので要注意ですね。

さあ、今日も宅トレ頑張ろうかな。

それでは、また。

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<イノベーション>技術思想

みなさん、おはようございます。

夜明け前です。外は真暗。

まだ頭の中できちんと整理ができていませんが、

なんとなくイメージができてきたので書きながら整理していこうと思います。

今回ご紹介するのは

飯田賢一(著)『技術思想の先駆者たち』

(東経選書, 1977年,¥1,300:古書にて購入)

まずは著者のプロフィールを抜粋します

飯田賢一氏

都立電気工業(現都立工業工業高専)卒業

東京大学航空研究所

鎌倉デミア等を経て東洋大学文学部卒業

東洋文化交流研究所員、八幡製鉄委託、

新日本製鉄鉄鋼調査部参事等を歴任

現在(当時)国際商科大学教養部教授

早大理工学部・武蔵野美大・東京工大各講師(技術史・思想史)

(本書より抜粋)

さて、私たちがこの本のタイトルを見てまず思うのは

「技術思想」とは何だろう?ということではないでしょうか。

著者は以下のように述べています。

「ほんらい人類が生きてゆくことのうえでの最も基本的な

営みである技術と思想、この二つはわかちがたく密接に

結びついている」(P.6)

またこのようにも書かれています

「思想とは、私たちがそれによって人間として生きる、いわば

人間生活の根底を貫いているものである。

技術とは、私たちがそれを通じないでは人間として社会的に

生きつづけてゆくことができないほどに、人間生活の基盤を

支えているものである。

私たちが生きてゆくことのうえでの最も基本的な営みである

技術と思想、この2つは本来わかちがたく結びついているに

ちがいない」(p.14)

以上のように、「技術」と「思想」はわかちがたく密接に

結びついているものであると理解できるのです。

私は、これを飛躍して考えるに、私が探していた

「根っこ」とはすなわちこの「思想」であり

ここでは特に「技術思想」であったと結論付けるのであります。

そこには「魂」が宿っているのだとも思います。

本書は、非常に入手困難な本だと思いますので、内容を詳しく

ご紹介したいところではありますが、著作権の保護の問題もありますので

簡略して、ざっくりと感想を書くにとどめたいと思います。

まず、本書は下記の第三期に分けて、日本の技術史をまとめています。

そして、本書のタイトルの通り、「技術思想の先駆者」たち計20名に

ついて紹介されています。

本書をもとに下記のようにまとめたいと思います。

第一期 古代から1850年代(科学なき技術の時代:知恵としての技術の時代)

 佐久間象山・江川担庵

(1853年にペリー来航 開国前後のころ)

第二期 1850年代から1910年代(第一次世界大戦期まで:

伝統技術から洋式技術への移り行きの時代)

 1.大島高任・本木昌造・福沢諭吉・広瀬宰平・田中正造

 2.エルウィン・ベルツ,  タルト・ネット―, ゴットフリート・ワグナー

 3.野呂景義・下村幸太郎・手島精一・古市公威・広井 勇

第三期 1910年代から現代(1980年代)まで(科学的技術の時代)

  小平浪平・小泉嘉一郎・本田光太郎・島津源蔵

(p.7~p.8,p.11より作成)

日本はペリーの黒船来航を機に、国防の急務からおそらく世界に類を見ないほどの

スピードで近代化を達成することができました。

その過程で、どのようにして西洋の進んだ技術を取り入れ、

近代化を達成することができたのでしょうか。

本書を読むと、その道のりは決して平たんなものではなかったことが

伺えます。

先の投稿でも触れましたが、佐久間象山の残した言葉。

「和魂洋才」

もとは菅原道真の「和魂漢才」に由来する言葉だそうですが、

このように日本は古来からずっと外国の文化や技術を取り入れて

自国になじませるのが得意な気質です。

しかし、その一方で古来のものが廃れてしまうというのも

我が国の特徴なのかもしれません。

憶測ではありますが、そういった日本人の特性において

江戸時代の鎖国政策の時期は特異な時代だったのかもしれません。

本書には触れられていませんが、外国の技術が入ってくる以前に

「科学技術の知識」こそなかったものの、新しい知識や技術を

短期間に習得できるだけの下地が江戸時代にすでにあったのでは

ないでしょうか。

そして「武士道」という、日本に特有な精神論が生まれたのも

重要だったのではないかと思うのです。

本書を通じて、鉄鋼に関するお話が多く見受けられます。

「鉄は国家なり」という言葉もあるように、防衛上重要な産業であったということも

あるのかと思いますし、著者のプロフィールからしても、鉄鋼に関する知識が

あるが故かと思います。

製鉄技術に関するお話を通じて見えてくるのは、ただ単に外国の設備や技術を

移植しただけではうまくいかないということ。

それには、その地域に応じた改良が必要であったということ。

そのことに象徴されるように、ただ技術を丸のみしていただけでは、

今日の日本の繁栄はなかったということがわかります。

本書では、「土着思想」を貫いた島津源蔵氏(現島津製作所の創設者)、

現日立製作所の小平浪平氏は外国の資本を入れず自主技術開発の

推進を図った人物などの功績が紹介されています。

このように、「和魂」は確かにこの時代には残っていたのだと感じます。

さて、タイムスリップの旅から戻って現在を見直してみます。

すると、本書が書かれていた時代は「産業革命」を経て

日本に新しい技術が入ってきた時代。

現在は「デジタル革命」に突入しています。

明治維新の時代には、海外に派遣や留学に赴いた人々が

たくさんいたと思います。

そして、本書で紹介された3人の外国人講師のように

海外から技術支援や教育のために現在も招かれていたり、

今後たくさんの人々が海外でAIやDXの教育を学びに

行かれることでしょう。

本書を読み終えて学んだことは、技術は思想を伴わなければならないということ。

ただ単に、技術を習得するだけでは、真にこの国に根付くのは

難しいということ。

そして外国に頼り切るのではなく、自国で海外をしのぐ研究が

できないのだろうかと、努力することの大切さではないかと思います。

最後に我が国を愛し、愛するがゆえに批判したエルウィン・べルツ氏の言葉を

引用して終わりたいと思います。

「日本では性急に彼等から今日の科学の成果だけを受け取ろうとした。

彼等から最新の成果をもたらす精神を学ぼうとせず、

最新の成果そのものを受け継ぐことで満足していたのであります。」

(p.96)

つまりは、海外の技術にもやはり「技術思想」があり、

私たちはその思想を学ばずその成果だけを受け取ろうとしているのでしょう。

ベルツ氏について書かれた論文を教えてもらったので、共有します。

「ベルツの「遺言」 日本に「学術の樹」を」

黒川 清 氏 東京大学名誉教授

で検索してみて下さい。論文をダウンロードできます。

さて、次回は「食と農」について本を読んでみたいと思います。

あれ?順番はこれでよかったかな?

今回かなり読みごたえがあったので、少し頭の切り替えが

したくなりました。

それでは、今日もよい一日を!

追伸 

私のブログでの執筆活動は、自分の今興味のあることを

探求しつつ、みなさんにとって有益となると思われる

情報を提供できるように努めているとご理解ください。

ブログを続けて気が付いたのは、またいつか何かの研究をして

みたいという思いが心のどこかでくすぶっていたのだと。

また、資格取得のための学業を最優先しておりますし、

現在みなさまのお役に立てるような資格も持っておりませんので

今後も当面お問い合わせフォームの開設は考えておりません。

もし何かご質問がありましたら、質問フォームに送っていただければ

反映させていただきたいと思います。

一体どんな人がこのブログを書いているのだろう?と疑問に

思われるかもしれませんが、主役はこれまでご紹介してきた

本たちであり、これからご紹介するあるいはこれから出会う

本なので、よかったらどんな本を紹介しているのかに

着目していただければ幸いです。

<ブレイクスルー バックヤード>を検索していただくと

ブログの舞台裏で、私が何を感じてどんな視点で本を選んでいるのか

イメージしていただけるのではないかと思います。

このブログも、来月で早2年目に入ります。

長らくお付き合いいただけている読者の方々、最近ご訪問いただいた読者の方々にも

心よりお礼申し上げます。

このブログは私が読みたい、伝えたいと思う本がある限り、続けていきたいと

思っております。

今後とも末永くお付き合いいただければ幸いです。

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